Xシリーズ初のレンズ交換式カメラである「X-Pro1(FUJIFILM)」。
X-Pro2が現行機として販売されているわけですが、初代「X-Trans CMOSセンサー」の描写が好みで使い続けているユーザーは一定数おられるようです。
各種動作がもっさりしていることは否めませんが、画質は今でも一級品。ゆったりと撮影を楽しむなら、良き相棒として活躍してくれるでしょう。
というわけで、X-Pro1の魅力についての過去記事をまとめてみました。
【まとめ】X-Pro1(FUJIFILM)の魅力
唯一無二のハイブリッドマルチビューファインダー
「ハイブリッドマルチビューファインダー」は、FUJIFILM以外、どこのメーカーも手を付けないデバイス。X-Pro系のアイデンティティと言っても過言ではありません。
機能的に疑問符を投げかけるような意見も多く見受けられますが、それらは楽しさを感じぬまま述べた偏見混じりのものと理解しています。「XF18mmF2」との相性はバッチリなんですから。
このファインダーを無くせばユーザーは半分以下になることが予測できます。さらなる進化を遂げて、これからもワクワクさせて欲しいと思います。
余計な表記のないデザイン
Xシリーズは全般、文字や記号が少ないデザインを採用しています。
けれども正面に機種名が無いのはX-Pro系だけ。ミニマルデザインを大々的に打ち出したX-E3ですら、肩部分に機種名が刻印されています。
今の時代、そんなデザインのカメラは、他にライカぐらいじゃないでしょうか。
程よい大きさ
どちらかといえば、カメラは小さい方が好みです。けれども手の大きさは変えられないので、ある程度のサイズが確保されていないと、逆に操作性が犠牲になってしまいます。僕にとって、X-Pro系はちょうど良い大きさなのです。
最も好きなレンズである「XF35mmF1.4」とのバランスが最適なのも良いですね。X-E3だと、ほんの少しですがフロントヘビーになってしまいます。
神対応のファームアップ
X-Pro系に限らず、Xシリーズはファームアップでどんどん機能が追加されるのが嬉しい。X-Pro1なんて、最後は全くの別物カメラに進化していましたから。
AppleやGoogleなど、最先端を走る企業の多くは「環境への負荷を最小限にする」ことをミッションに掲げています。再生可能材料の使用や、端末を長持ちさせることへの取り組みなどが具体的な施策。
そういった視点で眺めると、Xシリーズのファームアップ戦略には非常に意義を感じます。
プリント画質が素晴らしい
写真撮影のゴールをどこに設定するかは、人それぞれだと思います。
けれどもX-Pro1を使うなら、ぜひとも印画紙に出力し、モノとして鑑賞するまでを楽しむことをオススメします。背面液晶やPCのモニターでは感じることのなかったリアリティが、そこには存在するので!
あとがき
だだだっと、X-Pro1もといX-Pro系の魅力のご紹介でした。
僕は「X-Trans CMOS Ⅲ」が描く画も好きなので、基本的にはX-Pro2をオススメします。操作がキビキビしていて、快適さには雲泥の差があるので。
でも過去の写真を見返すと、X-Pro1で撮影したものでも同じぐらいの感動が得られます。今風に言うと、あのちょっとアンバー寄りの画がエモいんですよね。
マウントアダプターをかませて、マニュアルレンズ専用機として買い戻すのもアリかな。