【Fujifilm X70】ミニミニレビュー|超えられぬライバルGRの壁

X70
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先日、X-Pro2を触りに富士フィルムサービスステーションに行ってきたのですが、同時に発表されたX70が隣に展示されていたので、こちらもチェックしてきました。

ほんの少しですが、レポートしたいと思います。

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アルミニウムボディでとても軽い。優しい持ち心地。

軽い!

手に取って最初の印象が、「軽い!」でした。

重量は340g(バッテリー+メモリーカード含)なので、ミニサイズのペットボトルほど。普段使っているX30が423g(バッテリー+メモリーカード含)なので、約2割ほど軽い。ボディやダイヤルにアルミニウムを使うことによって、軽量化を実現しているそうです。

ちなみにX30のボディはマグネシウムでできており、ダイヤルやボタンは金属素材で構成されています。ガッチリ、ズッシリしていて、造り込まれているなぁという印象を受けます。

けれどもX70が安っぽいということはなく、負けず劣らず質感は高く感じます。

優しい!

またX70は、持った感じが「優しい」印象なんです。

「軽さ」も要因の一つだと思いますが、エッジがアール(曲面)処理されていることが大きいのでしょう。ゴツゴツした感じは一切ありません。逆に、X30はエッジが角に仕上げられているので、固く、ソリッドな持ち心地です。

X100シリーズが丸みを帯びたエッジなので、単焦点レンズであることも合わせて考えると、メーカーはこの機種をX100シリーズと同じカテゴリーだと考えている、と想像できます。

まぁ軽快かな

レスポンスは概ね良好です。良くも悪くも最近のXシリーズという印象。

シリーズ初搭載となったタッチフォーカスも、まぁ普通に動作します。ですがオリンパスやパナソニックのそれと比べて考えると、まだまだ磨きをかけて欲しい部分はありますね。あちらは先駆者だけあって、本当にキビキビ動きますから。

X-Pro2を触った後だったことも、厳し目の評価に繋がっているのかも。それほどPro2の動きは軽快だった。プロセッサーの違いは大きいですね。

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タッチフォーカス&チルト液晶&デジタルテレコンは現代のスナップ機には必須

究極のスナップシューター「FUJIFILM X70」

画角、サイズ、画質、レスポンス、スタイル。
FUJIFILM X70 は、スナップシューターに求められる全てを備えている。
超広角でも望遠でもない、広角18.5mmの画角が写し撮るドラマチックな日常。日々の写真が、FUJIFILM X70で変わる。(富士フィルム公式HPより)

X70は、スナップを目的としたカメラだと、メーカーは位置付けています。

  • タッチフォーカス
  • チルト液晶
  • デジタルテレコン

これら3つの機能は、僕もかねてからスナップシューター機には必須だと考えていたので、大きくうなずけますね。

詳しい理由なんかについては、お時間あるときにでも過去記事をお読みいただければと思います。

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残念!レンズバリアにして欲しかった。

スナップシューター機として「究極」を名乗るのならば、レンズバリアにして欲しかった。

残念ながら、X70はレンズキャップ方式なんですよ。これでは機動性が半減します。GRをライバル機だとするならば、レンズバリアは必須だったと思います。こちらも詳しいことは過去記事にて。

別売りでレンズフードが用意されていますが、定価で10,600円(税込)。むむむ。

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あとがき

レンズバリアではないからなのか、ファインダーがないからなのか、はたまたX-Pro2のことで頭がいっぱいだからなのか、特に琴線に触れる機種ではありませんでした。

X30と置き換えて、という感じでもないんですよね。僕にとっては、どこか中途半端なX70でした。

GRを超えるには、もう一つ、スナップ撮影に有効な抜きん出たアイデアが欲しかったなぁ。これならXF18mmF2を付けたX-A2でもいいじゃないって思ってしまいます。F値も1段分明るいし。

次機種に期待ですね。