土鍋でご飯を炊くのは意外に簡単!炊き方と飯盒で炊いたものと比較。

土鍋で炊いたご飯
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白ご飯が美味しいと、幸せを感じます。

けれども我が家の炊飯器は、圧力機能すらない平凡な炊飯器。とてもじゃないけど、「炭火+飯盒」で炊いたような美味しさは再現できません。

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別に炊飯器が壊れているわけではないので、買い直すのはさすがにもったいない。なので前から気になっていた「ガス+土鍋炊き」に挑戦しました。そしたらこれがなかなか美味しい!しかも意外に簡単!

今回はそんなお話です。

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「ガス+土鍋」でご飯を炊く

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|

我が家の土鍋は『黒釉あかつち土鍋(萬古焼/ばんこやき)』。

10号サイズは、4人家族が鍋をつつくのに十分な大きさです。

萬古焼の土鍋は、国産土鍋の80%〜90%の生産高を占めているらしく、とってもポピュラーな土鍋です。

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|洗米

【洗米】まずはお米を洗います。本来なら、ボウルなど何か別の容器を用意すべきなのでしょうけど、土鍋に入れたまま洗米します。

炊飯器の場合でも、内釜を使って洗米するので、普段と違ったことをせずとも炊けることを実証するために、というのは言い訳。ただ面倒くさいだけ。土鍋的には、良くないようですが。

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|水気を切る

【水切り】2、3回水を変え、白濁具合が薄れてきた頃合いで、めいっぱい水気を切ります。これもザルを使ってしばらくの間放置、というのが王道のようですが、洗米と同じく土鍋のまま進めます。

この土鍋はフチに出っ張りがあるおかげでお米がこぼれにくく、炊飯器の内釜で行うよりも、はるかに水気を切りやすい。重量物にも関わらず、取り回しは良好です。

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|浸漬

【浸漬(しんし)】お米の分量に適した水を注いで、30分〜1時間、たっぷりと水を吸わせます。水の量は《お米の合数×200ml》なので覚えやすい!

お米の量 水の量
1合 200ml
2合 400ml
3合 600ml

今回は3合炊きなので600ml(3カップ)のところですが、例のズボラ水切り分を考慮して、気持ち少なめに調整しました。

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|最初は強火

【昇温】浸漬後、強火にかけます。時間にして約10分。

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|蒸気が出始めたら、沸騰の合図。

沸騰すると、フタの穴から蒸気が吹き出してきます。1〜2分のあいだ、この状態をキープ。あまりに鍋から吹きこぼれてくるようなら、火力を少し落として様子をみます。

沸騰してからの2分って結構長いものなので、焦げてしまわないか不安になりますが、意外に大丈夫だったりします。

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黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|弱火

【一定温度〜蒸らし】その後、弱火で15〜20分。土鍋の中から水分がなくなり、パチパチという音が聞こえだしたら、火を止めます。あとはフタをしたまま10分ほど蒸らせば完成です!

黒釉あかつち土鍋(萬古焼)|炊きあがり

炊き上がったご飯は艶があり、ふっくらしていて、一粒一粒がたっています。我が家の炊飯器では絶対に再現できない「甘み」と「食感」と「匂い」。旅館なんかのコース料理のシメに出てくる、”漬物だけで何杯もイケちゃう系”の方向性を持った味で、かなりの満足度です!

ちなみに飯盒で炊いたご飯とは方向性が違うように思います。米の種類、熱源、水、ロケーションが違うので正確なことは言えませんが、

  • 土鍋で炊いたご飯→米に含まれる水分量が多い。悪く言えば、少々ベチャつく
  • 飯盒で炊いたご飯→米に含まれる水分量が少ない。良く言えば、弾力がある

な感じ。

ベチャつきと弾力加減だけなら火力の調整で何とかなりそうなものですが、両者には筆舌にし難い世界観の違いが存在するように思うのです。

この違いは、恐らく埋めることはできないでしょう。口の中に入れた時、脳裏に広がる情景が全くの別物なのですから。もちろん、どちらが良い悪いの話ではなく、好みと気分の問題です。

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あとがき

土鍋でご飯を炊くのは火加減の調整が難しい、と思われがちですが、実際のところ、それほど複雑ではありません。

強火 沸騰まで 10分+1〜2分
弱火 水分が無くなるまで 15〜20分
消火後 蒸らしタイム 10分

途中、火加減を変更するのは「弱火にする時」と「消す時」の2回だけ。それぞれ蒸気や音、時間を目安に行うわけなので、気を抜くことはできませんが、結構すぐに慣れちゃいます

それでも手間はかかることに違いはないので、予算があれば、噂の炊飯器が欲しいところですけどね。