これまで色んな食パンを食べてきましたが、焼き方は感覚頼み。オーブントースターとにらめっこしながら、だいたい同じぐらいの焼き加減になったタイミングで出来上がり!としていました。
なにせ我が家のオーブントースターは15年前のもの。2,000円ぐらいの安価なモデル。当然、昨今の高級トースターのようなハイテク機能や便利モードは搭載していません。
予熱に時間がかかるし、同時に2枚しか焼けないし。あーだこーだで家族4人分のトーストを仕上げるのに、15分ぐらいかかってしまう。朝の15分は結構痛い。
というわけで、買い替えを検討することにしました。
食パンが美味しく、早く焼ける高級オーブントースター選び
BALMUDA The Toaster|バルミューダ
まずは高級トースターの火付け役。バルミューダの「BALMUDA The Toaster」。
最大の特徴はスチーム(蒸気)を使って焼く点。
水は空気よりも速く加熱される性質を持っていて、蒸気でトースター庫内を充満させてパンの表面を覆うことで、真っ先にパンの表面を焼き上げます。
そのためパンの中の水分や油脂成分、香りをしっかりと閉じ込めることができ、外はサクッ、中はフワッ、モチッ、な美味しいトースターを作ることができます。
この「表面を素速く焼き上げて、中の水分や旨味を閉じ込める」というコンセプトは、後に続く高級トースターも基本的には同じ路線をたどっていきました。その点で発明と言っても過言ではない、とは個人的に思います。
ただしネガな意見も色々あるようで。
- 焼き上げまでに時間がかかる(2.5分~3.5分)。
- 水を入れるひと手間が面倒。
- お手入れが面倒
- 値段が高い
などなど。
水を入れる手間やメンテナンスについては、スチームを使う以上、避けては通れない部分。美味しさとのトレードオフです。
けれども焼き上がりに時間がかかってしまうのはマイナスポイント。と言っても3分/ターンぐらいなんで、全くもって許容できる範囲ではありますが。
というわけで一旦保留。
グラファイト グリル&トースター|アラジン
お次は、アラジンの「グラファイト グリル&トースター」。
わずか0.2秒で発熱する「遠赤グラファイトヒーター」が搭載されていて、庫内の温度を一気に高め、食パンの表面を素速く焼き上げることで、中がモチッとした美味しい食パンを作ることができます。
現在、トースターに使われているヒーターを大別すると以下の通り。
- 石英管ヒーター:昔ながらのヒーターで、安価な製品に搭載。発熱までに時間がかかり、最高温度も低め(約800℃)。
- 遠赤外線ヒーター:遠赤外線を使って、素材の中まで熱を通すことが可能。
- カーボンヒーター:遠赤外線効果を持つ。発熱までの時間も短く(約2秒)、最高温度も高い(約1300℃)。
- 遠赤グラファイトヒーター:カーボンヒーターの特性を持ち、さらに発熱までの時間が短い(約0.2秒)。
表で言えば、下にいくほど高性能&高額になるわけで、遠赤グラファイトヒーターを全てに採用すると、びっくり価格になってしまうわけです。まぁ、それで美味しい食パンが焼けるのか、という問題もありますが。
ヒーターは上下に配置されているのが一般的。上下で同じヒーターが搭載されていたり、異なるものが搭載されていたり。価格と性能に応じて使い分けられています。
アラジンの「グラファイト グリル&トースター」は遠赤グラファイトヒーターを全面的に売り出しています。ですが、遠赤グラファイトヒーターが使用されているのは上側のみ。下側は、安価な石英管ヒーターが使われています。この点、ちょっと「ん?」となりました。
他にもネガな意見がチラホラ。
- 白カラーは、本体がうっすら焦げて目立つ。
- 操作が昔ながらのダイヤル式で、細かな設定には向かない。
- デザインがあっち側の方向。
ただし値段は1万円前後と手が出しやすく、ふるなびの返礼品にもラインナップされています。
4枚焼きモデルもあるので、朝食の準備が爆速になるのは魅力的ではあります。
オーブントースター ビストロ|パナソニック
パナソニックの「オーブントースター ビストロ」も候補に上がりました。
搭載されているヒーターは、上側に遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターを1本づつ、下側に遠赤外線ヒーターを1本のトリプル仕様。7200通りの温度管理システムと合わせて、表面は焦がさずに中はしっかりと熱を通して、美味しい食パンを作ることができます。
オートメニューが充実していて色々な料理が手軽に出来る他、操作性&デザインもドンピシャ。高級食パン専門店「乃が美」も推奨とのことで、かなり心が傾きました。
でも、ちょっと高さが大きい(26.9cm)ので設置場所を選ぶことと、約3万円の値段がネックになりました。
すばやきトースター|シロカ
で、最終的に購入を決めたのが、シロカの「すばやきトースター」です。
まず搭載されているヒーターですが、上側1本、下側2本、計3本ともカーボンヒーターを採用。約2秒で発熱し、90秒でトーストを焼き上げます。
実はこの焼き上げ時間、遠赤グラファイトヒーターを搭載しているアラジンと同じ。立ち上がり時間こそ違いはあるけど1.8秒なんで、味への影響はわずかだと推測。
すばやきトースターはコンベクションファン搭載で焼きムラ対策もバッチリ。
クルクルピッ!のダイヤル操作とデジタル表示で操作性も良さそう。
冷凍トーストやチーズトースト、フレンチトーストや焼き芋など、オートメニューも実用的なものが揃っていて過不足無し。
デザインもシュッとしていて、値段もアラジンとバルミューダの中間ぐらいでイイ線突いてます。
あとがき
というわけで、シロカの「すばやきトースター」を購入しました。焼いたトースターは絶品。大満足。次回、レビューしたいと思います。
ちなみにAmazonプライムデーだったので、デフォルトの10%+9.5%ポイント還元でかなり安く買えました。
[追記]「すばやきトースター」のレビュー記事を書きました。