土鍋(土釜おこげ)でご飯を炊く、良いところとイマイチなところ。

土釜おこげ(無印良品)|粒立ちもっちりご飯
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土鍋で炊いたご飯の美味しさにハマったこの2ヶ月間。とにもかくにも『土釜おこげ(無印良品)』でご飯を炊き続けました。

あーだこーだと炊いているうちに、土鍋炊飯の「こりゃ良いぞ!」という発見と、「うーん、イマイチ」という残念ポイントが分かってきたので、お伝えしようと思います。

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土鍋でご飯を炊く、良いところ

格別に美味しい

土鍋で炊いたご飯の味は格別です。そのために土鍋を導入しているわけですから、当然のことではありますが。でも、書かないわけにはいかないので、書かせていただきます。

特に、我が家の平凡IH炊飯器と比べると、雲泥の差です。甘み、弾力、もっちり感、全てにおいて土鍋の方が上。それぞれのパラメータは炊き加減によって変わってはきますが、下限値が上回っているので、多少炊き方にブレがあっても土鍋の方が美味しく仕上がります。

「白米なら何でも美味しい」という僕のゆるゆる舌でも、もう平凡IH炊飯器で炊いたご飯は美味しく感じなくなってしまいました。

冷ご飯が、また美味しい

冷めれば、味の差はもっと拡がります。

土鍋で炊いたご飯は冷めても美味しい、と言うか、冷めたご飯がものすごく美味しい!昔読んだ『美味しんぼ(60巻)』の中で、冷ご飯に水をかけただけの料理(?)を”究極のメニュー”として描かれていたことを思い出します。

炊きたてよりも、甘みともっちり感がパワーアップします。熱が邪魔して味わえなかった、お米の真の甘さを感じることができます。さすがに弾力感は失われちゃってますけど。

平凡IH炊飯器で炊いたご飯は、冷えてくると劣化に向かってまっしぐらに突き進んでいきます。水分が飛んで固くなってしまい、風味は損なわれていくばかり。

あっ、でもこの話は、土鍋炊飯の水分量を「普通(米1合に対して水200ml)〜多め」にした場合に限ります。以前紹介したおすすめの炊き方では、水分量が少な過ぎて、冷めた時には食べづらいほどの固さになってしまいます。そこんところは要注意。

お弁当、おにぎりに最適

冷めても美味しいご飯は、お弁当用にもってこい。特に、おにぎりがオススメ。お昼になってもパサつかず、もっちり感がキープされていて、お米の甘みを存分に堪能できます。

やっぱり、少し多めの水分量で炊くようにしてください。

子供たちが、もりもり食べる

美味しい云々というのは個人の感想になってしまう部分が大きく、客観的な情報としては伝えにくかったりするわけで。どんなに僕が美味しいと思っていても、別の人にしてみればそうでもない、ということがよくあります。けれども「事実が真実を語る」ということも、同じようによくあるわけです。

何が言いたいのかというと、「土鍋で上手にご飯を炊けるようになってから、子供たちの食べる量が明らかに増えた」という事実が、美味しさを伝える客観的情報になり得てやしないかということです。

特に下の子が顕著で、しゃもじのさきっぽ分ほどのご飯しか食べなかったのが、多いときでは2回、おかわりをするようになりました。上の子も、白米だけでパクパクいっちゃいます。

子供の食が細いとお悩みでしたら、土鍋炊飯に変えると、良い変化が生まれるかもしれませんよ。

酢飯作りに向いている

『土釜おこげ(無印良品)』にご飯を入れたまま酢飯を作るのが、とってもやりやすいです。

土鍋が余計な水分を吸収してくれるおかげなのか、ご飯がベチャつかず、さっくり混ぜ合わせることができます。本来なら木桶に移してする作業がそのままできちゃうので、余計なスペースが不要で、洗い物が減り、なによりもお手軽なところがイイと思います。

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土鍋でご飯を炊く、イマイチなところ

ガス代>>>電気代

炊飯にかかるコストは、圧倒的に土鍋炊飯の負け。

『土釜おこげ(無印良品)』の場合、説明書通りに炊くとなると、「中火で20分間」がガスを使う時間になります。この時にかかるガス代は、およそ12円。一方、炊飯器にかかる電気代は、約2.5円。両者の差は、およそ5倍。一般的な土鍋の場合、弱火で炊き上げる時間も必要になるので、その差はもっと拡がります。

コストの分だけ美味しくなった、という普通の話になるのも悔しいですが、否定できません。

ちなみに、計算はエネチェンジさんのサイトを参考にしました。

吹きこぼれ後の掃除が手間

『土釜おこげ(無印良品)』は吹きこぼれしにくい構造になっている、とは言いながらも、やっぱり吹きこぼれます

扱いに慣れてきたおかげで、派手に吹きこぼることはなくなりましたが、細かなハネを完全に無くすことはできなさそうです。

冷めて固まったでんぷんって、拭き取りにくいんですよね。油汚れよりは頑固じゃありませんが、ノンクリーニングな炊飯器と比べると、余計な手間であることには違いありません。

太る!

単純に、美味しいので食べるご飯の量が増え、その結果、体重は増加します。詳細な数字は書きませんが(と言うか、恐くて体重計に乗れない)、明らかに体が丸みを帯びてきています。

土鍋炊飯を始める前は、晩ご飯の白米をできるかぎり抜くようにしていました。平均して、2日に1度ぐらいだったと思います。それが毎晩1.5〜2膳ほど食べるようになってしまいました。明らかな糖質過多。そりゃ太りますね。

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あとがき

よく言われているような長所短所については、以下のような意見を持っています。

  • 炊飯器よりも早く炊ける→吸水時間を含めると、差は無し!
  • 土鍋は重い→扱いに困るような重さではない!
  • こびりつく→上手に炊けるようになると、そうでもない。

1日2回炊いたとして、コスト的には1ヶ月で500円ぐらいの差。ワンコイン払って、あの美味しいご飯を毎食食べられるのなら、安いもんだと思います。