今回ヨーグルティアで培養するのは、バローの『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト』。
同じく生乳100%を使用した『小岩井生乳100%ヨーグルト(以下、小岩井)』が、もひとつ上手く固まらなかったので、メーカーを変えての再挑戦です。
それでは以下レポートです。
『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト(バロー)』とは
購入したのは東海地方を中心に展開する「バロー」というスーパーのPB商品。以前に培養したお気に入りのヨーグルト『信州あづみの発 はちみつヨーグルト』もバローのPB商品でした。
製造工場は群馬県にある「榛名(はるな)酪農業協同組合連合会」。『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト』という名前で検索すると、別パッケージのものがヒットしますが、工場と成分が全く同じなことから中身は同じものだと推測します。
工場は群馬県なのに商品名が「北軽井沢発」なのは、北軽井沢産の生乳を使用しているため。お隣同士ですが、北軽井沢の方がブランド力強しです。
オリジナルの状態は小岩井ほどゆるくないけど、一般的なヨーグルトよりかは液状に近い感じ。小岩井の場合、「前発酵」がなめらかさを生む秘訣でしたが、こちらは製法については何も記されていないので分かりません。
はてさてこのゆるさ、上手く固まるかな。
『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト(バロー)』を培養
準備&設定
それでは、いつもの通り「ヨーグルティア(タニカ)」を使って培養します。
電子レンジで殺菌(500Wで1分30秒)した容器に、『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト』を種菌として100gほど入れます。もはや目分量。
牛乳を3回ぐらいに分け入れ、ぐるぐるかき混ぜる。オリジナルがゆるい状態なので、手応えがあるのは最初だけです。
ヨーグルティアの設定は、小岩井の時と合わせます。
- 温度:41度
- 時間:10時間
といっても、いつもこの設定ですが。
完成
パッと見、固まっているような。ホエイがたっぷり充満していて、ボソボソ感は否めませんが。
器に入れると、ドロっとゆっくり広がります。オリジナルと同程度の粘度に仕上がりました。いわゆる“なめらか”という状態です。良い感じ!
味については、オリジナルには感じられなかった酸味が出てしまっていますが、概ねマイルドで美味しい!なめらかな舌触りも含め、ヨーグルトが苦手な人でも食べられるやつです。
培養成功!と言って良いでしょう。
あとがき
同じ生乳100%でも固まり方に違いが生まれるのは、発酵タイミングが原因だと推測します。容器内で発酵を続ける「後発酵」で作った方が、ヨーグルトを固める力を保持しているんじゃないかと思うんです。勝手なイメージですが。
どうやら固まるか否かに、生乳100%であるかどうかは関係なさそうです。
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