最近めっきり耳が遠くなった母のために「手元スピーカー」を購入しました。テレビの音を電波で飛ばすやつ。
色々検討した結果、エレコムの2.4GHzワイヤレス手元スピーカー(SP-TVWT01C)を選択。
スピーカー本体は充電式でコード無し。ダイヤル式の音量つまみと大きなボタンで操作が簡単。おまけに充電はドック式など良いトコづくし。年寄りだけでなく、万人に使いやすい!
というわけで以下、レビューしたいと思います。
エレコムの2.4GHzワイヤレス手元スピーカー(SP-TVWT01C)
老眼が進んでいる僕ですが、まだまだ耳の方は健在。そんな僕が音量25ぐらいで十分なところ、母の設定はミニマム音量35。
それでもまだ聞こえづらい時があるようで、一緒にテレビを見る場合、お互いがストレス過多という悲劇が起こります。
そんな家族の問題を解決してくれたのが「ワイヤレス手元スピーカー」。送信機をテレビに繋ぐ(有線)だけで、簡単に音をスピーカーまで飛ばしてくれます。
接続は2.4GHzワイヤレス方式。Bluetooth接続に比べて、お手頃コストでシステムを構築できます。
パッケージ内容は、本体の他に送信機とACアダプター、そして諸々のケーブル。
2本あるUSBケーブル(Type-C)のうち、絶対に使うのはACアダプターと接続する1本だけ。もう1本はスピーカーを給電しながら使う場合に必要になりますが、あまり出番はありません。
送信機とテレビの音声出力とを繋ぐ方法は2種類あります。
- RCAケーブル(付属)
- 光デジタルケーブル(別途)
光デジタルケーブルの方が、音質が良い、ノイズが入りにくい、といったメリットがあるそうですが、正直どっちでも良いかな。
でも最近のテレビにはアナログ音声出力端子が無いものがあるみたいなので要確認です。
ACアダプターをコンセントに繋いで、送信機のランプが青色に点灯すればOK。
あとはスピーカー本体の電源をONにして、音量を調節すれば良し。
ペアリングなど、自分で行う設定は一切不要。3分もあれば使い始められます。
スピーカーは横置き、
縦置き、の両方に対応。設置スペースによって、使い分けができますね。
それぞれ底面に滑り止めが付いているので安定感は良好です。
Φ40mmの大口径ダイナミックドライバーが左右に2機、バスレフポートを真ん中に搭載(実用最大出力1.3W+1.3W)。
テレビの音を流す専用機なので、音質については特に期待していませんでしたが、良い意味で裏切られました。予想外にクリアで迫力あるサウンドを鳴らします。
人の声がこもりがちに聴こえる時は「声聴くモード」が有効。体感的に2割増しでクリアに聴こえます。深夜、音量を絞って使うような場面なんかにも使える。
深夜なんかだと、イヤホンやヘッドフォンを背面端子に接続して、完全プライベートで楽しむのもアリです。
同時にテレビのスピーカーから音を出すことも、逆にミュートして手元スピーカーのみ音を出すことも可能なんで、家族の誰かがストレスを抱えることもなくなりました。
充電は送信機(充電ドック付)に置くだけ。USBケーブルを接続して充電することもできるけど、結構わずらしいもんですから、この置くだけ充電は大歓迎です。
ちなみに満充電(約3.5時間)で約16時間の連続使用が可能です。
伝送距離は見通しの良い直線距離で約30m。
もちろん我が家はそんな豪邸ではないので壁やら何やらがあるわけですが、それでも玄関の外まで(約10m)は問題なく電波が届きました。
庭先にも届くので、草抜きの時にも活躍。今のところ、途切れやノイズもなく安定した接続をキープしています。
あとがき
防滴性能はIPX2に準拠。多少の水しぶきがかかっても大丈夫な設計。お風呂はNGですが、日常的に使用頻度が高いキッチンで使う分には問題ありません。
なので母はよく料理をしながら使っています。メッシュ部分は金属なので、濡れた手で持っても壊れないのは気兼ねなくて快適だそうです。