屋外用レーザー距離計と一緒に使うと作業効率アップなアイテム紹介

GLM150C Professional(ボッシュ)|50mで計測
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1人で距離を測定する時に、めちゃくちゃ便利なレーザー距離計

なかでもデジタルファインダー搭載モデルは、液晶画面でターゲットポイントを拡大・確認できるので、屋外で長距離を測距する時に絶大な威力を発揮します。

ボッシュのデジタルファインダー付レーザー距離計で屋外でも測距が簡単!

ただし、レーザー距離計だけで全てを完結するのは、ちょっと難しいのが現実。

他に、これを揃えておけば測距がラクになる!的なアイテムがあるので、今回はそれらをご紹介します。

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レーザー距離計以外の屋外で1人で測距するのに役立つアイテム

三脚(クイックシュー付き)

三脚(スリック)

屋外で安定した測量を行うには「三脚」は必須。特に高低(レベル)差観測など、基準点を中心に数カ所分を観測する時なんかは絶対です。

まずはレーザー距離計に設けられたネジ穴に適合するもの、となるわけですが、たいていのモデルが1/4インチネジ穴に対応しているので、一般的なカメラ三脚で問題ありません

ただし微妙な角度調整をする必要があるので、上下、左右、回転など個別に調整できる3Way雲台は外せない機能です。

また三角測量(なんちゃって)を行うとなると、三脚は2本あると効率的かつスピーディ。クイックシューのタイプを揃えておくと、三脚同士をスムーズに行き来できます。

液晶モニタールーペ

液晶モニタールーペ(ハクバ)

晴天下や西日など、太陽光がディスプレイを照らすような状況では、見にくくて作業が捗らない。しかも、1日中作業をすると、めちゃくちゃ目が疲れます。

そんな時に役立つのが「液晶モニタールーペ」。余分な光を遮ってくれるので、上記のような厳しい環境下でも、はっきり鮮明に画像を確認することができます。

僕が使っているハクバの液晶モニタールーペは、拡大倍率が3倍。ドットが見えるぐらいで、ターゲットポイントがどこに当たっているかは余裕で確認できます。

標尺(スタッフ)

アルミスタッフ(シンワ)

測定したい位置に、レーザー光を照射するモノがないと測距できません。あったとしても、反射率が低い色(黒、緑、青)や素材(ガラス、水面)、形状(球体)などによって、正確な測定ができない場合があります。

いつでも安定した条件下で測定するには「標尺(スタッフ)」を用いるのがベター。たいていの標尺は反射率が高い色(白、黄、茶)が採用されているし、素材や形状も安定しています。

目盛り付きなので、高低(レベル)差を観測するなら、これまた必須アイテムです。

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ポストレベル(2軸型水準器)

ポストレベル(エビス)

距離を正確に測るためには、レーザー距離計は水平に据え、標尺は垂直に立てなければいけません。レーザー距離計は内蔵の水準器を使い調整。標尺は別途「水準器」を用意する必要があります。

水準器には色んなタイプがありますが、僕は標尺に固定できる2軸型を使っています。いわゆる「ポストレベル」というやつ。丸形を選ぶかは好みの問題ですね。

初めはiPhoneの標準アプリを使っていましたが、1軸づつ調整するのは非効率。両手もふさがるので、標尺の垂直出しとしての使い勝手は良くありませんでした。

ポストレベルなら、標尺を片手で持ってグリグリするだけ。めちゃくちゃ早く調整ができてしまいます。

標尺を固定するスタンド

標尺を固定するスタンド

垂直に立てた標尺をずっと持っておくわけにはいかないので、「固定するスタンド」も必要です。

標尺をがっちり挟むことができ、フレキシブルに可変する機構が備わっていると、立てた標尺に合わせて固定しやすくなります。

高低差によっては、標尺を2m以上に伸ばして使うことになるので、固定スタンドも状況に応じて脚が伸ばせるものの方が安定します。

ロングテープとコンベックス

サンエックスミリオン(ヤマヨ)

レーザー距離計というデジタル機器を使いながらも、「ロングテープ」や「コンベックス」といったアナログツールの出番がないわけではありません。

細かい部分を測る場合や、障害物でレーザー光が届かない場合など、こうしたアナログツールに頼ることになります。

測っている状況写真を撮影しておけば、後から見直すことができるのも強みです。

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探検バッグ(クリップボード)

探検バッグ(レイメイ藤井)

僕のやり方では、

  1. まず敷地の輪郭を描く。
  2. 基準点Aにレーザー距離計を据え、輪郭を形成する各頂点までを測距する。
  3. 基準点Bにレーザー距離計を据え、輪郭を形成する各頂点までを測距する。
  4. 細かな部分をコンベックスなどで測距する。

というのが大まかな流れ。記録自体は紙とペンで行っています。なので下敷きになるクリップボードは必須です。

中でもレイメイ藤井の「探検バッグ」は、小学生用とあなどるなかれ。現場で必要な機能が網羅されていて、非常に使い勝手が良い。

  • 長い紐付きで、首下げ、肩掛けにて使用可能。両手がフリーになる。
  • 手提げ紐付きで、三脚などに引っ掛けておくことができる。
  • A4サイズのマチ型大き目ポケットに、資料や予備方眼紙を収納できる。
  • ポケットの蓋がペンケースになっている。
  • 縦横どちらの向きでも使える。
  • 用紙角がバタつかないためのゴム製固定具。
  • しっかりした固定式クリップ。
  • ペンホルダー付き。

初めはコクヨのクリップボードを使っていたのですが、徐々に欲しい機能が明確になり買い替えました。

大人用のシックなデザインの探検バッグが発売されることに期待。

レイメイ藤井の『探検バッグ』は、大人でも欲しくなる機能満載!

予備電池

BQ-CC87(Panasonic)|単3形電池を充電

測定作業中は、基本的に電源をOFFにすることはありません。自動でバックライトを切る設定(デフォルトの約30秒)にはしていますが、自動シャットダウンはOFFにしています。

理由は、電源を切ってしまうと、その時に使っていた設定が解除されてしまうからです。手間と時間がもったいない。

特に、高低(レベル)差を測る時は、レーザー光を連続照射し続けるモードが必須。標尺との間を往復している内にOFFになってしまうと測定できないので。

というわけで、バッテリーの消費ペースはかなり早くなります。同梱されていたアルカリ電池は、1日で使い切りました。

今はエネループ(ニッケル水素充電池)を使っています。容量1950mAhのものをフル充電して、なんとか丸3日の作業を耐えました。

バッテリー残量が残りわずかになると、レーザーの出力も下がるようで、計測が不安定になります。

現場で電池残量が無くて作業が出来ないなんてことにならないために、予備電池は必須です。泊を伴う出張では、充電器もあると心強いです。

エネループもスマホも充電できるUSB急速充電器。しかもLEDライト付き!
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あとがき

試行錯誤の末、ようやくこれらのアイテムに落ち着きました。精度はさておき、とりあえず三角測量と水準測量は1人で行なえます。

他にこんなんあったら便利!的なものが見つかったら、随時追加します。