ハイエースかキャラバンか。セレナC25からの乗り換えを検討【カタログ比較編】

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まもなく走行距離が15万kmに到達する我が家のセレナ(C25)。いろんな箇所に不具合が発生してきたので、乗り換えを検討しています。

乗り換えの候補車はハイエース(トヨタ)かキャラバン(日産)。プライベートでも仕事でも荷物を積んで移動することが多いので、こうした箱バンタイプの方が良いかな、と。

王道ではハイエースを選択するところですが、どっこい直近のマイナーチェンジでキャラバンも捨てがたい存在に魅力がアップしています。

現ミニバン乗り&車に詳しくない素人目線で、この2台を比較検討してみたいと思います。

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比較するグレード

両車とも、エンジンや駆動方式、ボディの長さや高さなどを組み合わせると、選べるグレードは20種類以上になります。あえて安いグレードを選んで、カスタム用のベース車にする方もいるそうな。

我が家の場合、おそらくカスタムはしないでしょうね。したとしても、DIY程度のことをちょこっとするぐらい。なので見た目や使用感などは、ノーマルのままでもある程度乗用車ライクな方が望ましいです。

というわけで、比較するグレードは、ハイエースを「スーパーGL ダークプライムⅡ」、キャラバンを「グランドプレミアムGX」に絞ります。両車とも日常使いしてもおかしくないぐらいに上質なグレードです。

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外装(エクステリア)の比較

まずは外装の比較。

サイド/リアアンダーミラー

ぱっと見で気付く両者の大きな違いは、サイドアンダーミラーリヤアンダーミラーの存在です。

これらアンダーミラーは、死角を確認して各種巻き込み事故を防ぐ役割があります。ハイエースにはあって、キャラバン(当該グレード)にはありません。

保安基準を満たせばハイエースもミラーレスにすることができるそうですが、費用と手間がかかります。

ちなみにハイエースのサイドアンダーミラーは、ガッツポーズの腕のような見た目から「ガッツミラー」とも呼ばれていますね。

ある方がバンらしくて良いかなと思っていましたが、よくよく考えてみると、無い方がスッキリしていて洗車もラクそうというのが、今のところの結論。

ボディカラー

選択できるボディカラーは、ハイエースが7色、キャラバンが8色。色系統でざっくり分類してみました。

ハイエースキャラバン
白系ホワイト
ホワイトパールクリスタルシャイン
ホワイト
ピュアホワイトパール
黒系ブラックマイカ
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
ミッドナイトブラック
グレー系グレーメタリックステルスグレー
ダークメタルグレー
シルバー系シルバーマイカメタリックブリリアントシルバー
紫系ボルドーマイカメタリック
茶系インペリアルアンバー
青系ダークブルーマイカメタリックダークブルー

白、黒、グレー、シルバー、青など主要なボディカラーについては両者とも選択可能です。

一方、紫や茶色など、ちょっと特徴的なカラーを好みの方は、それぞれの車種で一択になります。

キャラバンについては、ステルスグレーをはじめとする特別色にスクラッチシールドというクリアー塗装が塗布されています。細かな傷を自己修復する塗装で、ハイエースには無い選択肢です。

電動スライドドア

スライドドアについては、両車ともオプションで電動スライドドアに変更が可能です。

ただし1つ注意点があります。

ハイエース(デュアルパワースライドドア)は両側とも電動スライドドアに変更できますが、キャラバン(ワンタッチオートスライドドア)については助手席側のみの設定です。

電動スライドドアは便利な反面、以下のようなデメリットがあります。

  • 開閉に時間がかかる
  • 開閉時の音が気になる
  • オプション費用が高価
  • 故障リスクがある
  • 小窓(スライドガラス)が無くなる

なかでも小窓の有る無しは大きいかな。換気がしやすく、後部座席の閉塞感も和らぐ小窓のメリットは、なかなか捨てがたいかなと思います。

見た目については、ハイエースは道具感が強く、キャラバンはキリッとしたマスクの印象。ボディーカラーと同じく好みの問題。実用面では、アンダーミラーと電動スライドドアで選択が分かれそうですね。

個人的には、電動スライドドアは開閉にかかる時間がイラッとするので不要派です。それよりも換気用に小窓が設置できることの方が重要だと考えます。

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内装(インテリア)の比較

お次は内装。

内装色

ハイエースは”ダーク“プライムというだけあって、内装色はダークグレーで統一されています。

シートは合成皮革にダークゲレー色のステッチ。インパネ周りのパーツも随所にダークシルバー加飾が採用されています。普通のスーパーGLよりもトーンが低く、シックな雰囲気でまとめられています。

またハンドルやインパネなど、随所に施されている黒木目マホガニー調の加飾は高級感があって素敵です。

一方、キャラバンは下半分がブラック基調で上半分はグレーのツートンカラー。シートもジャカード織物と合成皮革の組み合わせ。エアコンの吹出口周りのリングに施されているカッパー加飾に遊び心を感じます。

シート

フロントシート

キャラバンに採用されている「スパイナルサポート機能付きシート」は、積極的に体を支えることで、長距離運転時も疲れにくい構造になっています。

また2層ウレタン構造のシートクッションが採用されていて、乗用車並みのクッション性能、振動吸収性能を実現しています。しかも抗菌仕様。

このシートの評判が巷ではすごく良いようで、シートに限っては圧倒的にハイエースよりも上という声を見かけます。

リアシート

キャラバンのリアシートは2分割で折り畳むことができます。長尺物を積みながら3人乗りスペースを確保できるなど、シートアレンジは多彩。

ベッドキットを組み込んで車中泊をする時など、片方のシートを倒し、空いたスペースを玄関に見立てることができます。屋根のある土間。ちょっとした濡れないスペースがあるのは、かなり使い勝手が良いはずです。

ハイエースのリアシートは前後に120mmスライドすることができます。シートを倒すことなく積載量を調節できるので、使用目的によっては便利かもしれません。

ラゲッジユーティリティナット

キャラバンの荷室には標準装備でラゲッジユーティリティナットが埋め込まれています。

ナット規格はM6。純正オプションパーツはもちろん、DIYでも簡単に色んなパーツの取付けができます。サードパーティ製のベッドキットなんかも、このナットを利用して取付ける仕様です。

ハイエースにはこうしたナットは装備されていないので、何かを取付けするのに、ボディへの穴あけが必要になる場面が出てきます。DIYではぐっとハードルが上がるので、ロッドホルダーなど気軽に付けたいなと考えているなら注目ポイントです。

自分だけが運転するならハイエースのダーク色統一は魅力的(黒木目マホガニー調もかっこいい!)なのですが、ファミリーカーとしては、キャラバンの配色の方が明るくて良いかなという感想を持ちました。

リアシートについては、キャラバンの2分割機構の方が断然使いやすそうです。

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運転席周りの装備品等の比較

サイドブレーキ

キャラバンのサイドブレーキは、一般的な乗用車と同じフット式が採用されています。セレナ乗りの僕でも操作に戸惑うことはありません。

一方、ハイエースにはステッキ式のサイドブレーキが採用されています。普段ほとんど操作するrことのない方式なので、慣れるまでにある程度の期間が必要になるでしょうね。

たとえ慣れたと思っても、セカンドカーと違いがある場合、小さな戸惑いは常に抱えて過ごすことになりそうです。

エアコンのコントロールパネル

エアコンのコントロールパネルのデザインも両車で大きく異なります。

ハイエースは直線的なデザインで無骨。キャラバンは円形状のデザインでポップな印象を受けます。僕はハイエースの道具感あふれるデザインの方が好みです。

しかもハイエースのエアコンは0.5℃単位で調整できます。キャラバンは1℃単位の調整幅なんで、快適さに差が出るんじゃないかと予想します。

コンソールボックス

両車とも運転席と助手席の間にコンソールボックスが据えられていますが、形状・機能とも異なります。

キャラバンのコンソールボックスは大容量の収納空間。上蓋がパカッと開き、中の仕切りを使って細々したものを整理するような使い方が想定されています。

上蓋は広くテーブルのように使え、アームレスト兼用にもなっています。後部座席からも使えるカップホルダーや引き出し式のテーブルも備わっていて、使い勝手は良さそうです。

一方、ハイエースのコンソールボックスは収納部分が小さめで、アームレストも備わっていません。標準仕様だと、使い勝手はキャラバンのものより劣るかな。

社外品でカスタムパーツがたくさん販売されているので、自分好みにアレンジするのが定番のようです。

インストロアトレイ

キャラバンに設けられているインストロアトレイは、普段は小物入れとして使える他、エアコンの冷風を利用して500mlのペットボトル2本を冷やしながら収納することができる優れもの。

このトレイの有る無しで車種を決めるものではないけど、おそらく地味に便利で嬉しい装備だと思います。

※現行モデルのキャラバンには搭載されていない装備でした。

その他、キャラバンのハンドルは下端部がフラットになったD型形状が採用されています。

「足がぶつかりにくく、乗り降りがしやすい」とありますが、円型ハンドルのセレナで不都合に感じたことも無かっただけに、隠れたストレスが軽減されるのか期待はあります。

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走行性能の比較

トランスミッション

キャラバンのトランスミッションは、これまでの5速ATから7速ATに多段化&ワイドレンジ化されました。ギアの変速間隔が細かくなったおかげで、高速走行時の騒音は軽減され、燃費性能の向上が図られています。ちなみにハイエースはというと、はるか昔に6速ATが採用されています。

CVT(無段変速機)の乗り心地が染み付いている者としては、少しでも多段化されたATの方が、違和感少なく乗れるのかもしれません。

燃費

両車の燃費性能は以下の通りです。

ガソリンエンジンの燃費はこんな感じ。

ハイエースキャラバン
WLTCモード(km/L)9.28.5
市街地モード(km/L)6.86.4
郊外モード(km/L)9.48.9
高速道路モード(km/L)10.79.6
JC08モード(km/L)10.610.4

続いてディーゼルエンジン。

ハイエースキャラバン
WLTCモード(km/L)12.411.3
市街地モード(km/L)9.69.0
郊外モード(km/L)12.511.3
高速道路モード(km/L)14.112.7
JC08モード(km/L)13.813.6

燃費については、ほぼ全てのモードでハイエースの方が勝っています。およそ6〜11%の差があります。

ガソリン、ディーゼルエンジンとも、高速道路モードで最も大きな約11%の燃費差が生まれるようで。新しいキャラバンの7速AT&新ディーゼルエンジンをもってしても追い越せないとは。これまでのハイエース人気が理解できます。

最大出力・最大トルク

ハイエースキャラバンセレナC25
ガソリン2.0L最高出力:100kW
最大トルク:182N・m
最高出力:96kW
最大トルク:178N・m
最高出力:101kW
最大トルク:200N・m
ガソリン2.5L最高出力:108kW
最大トルク:213N・m
ガソリン2.7L最高出力:118kW
最大トルク:243N・m
ディーゼル2.4L最高出力:97kW
最大トルク:370N・m
ディーゼル2.8L最高出力:111kW
最大トルク:300N・m

最大出力と最大トルクを比較すると、排気量に違いがあるものの、ガソリン車についてはハイエースの方が高い性能を示しています。

一方、ディーゼル車では、キャラバンが最大トルクで約20%ほど勝っている状況です。排気量が小さいのにパワーは上。さすが新しく設計されたエンジンだけあります。

ちなみに出力とトルクの詳細については、以下のサイトが参考になります。

最高出力と最大トルクはなにが違うのですか?
カタログなどで見かけることの多い「最高出力」と「最大トルク」。「最高出力」とは、エンジンが発生する最高の出力を示し単位には馬力やPSを使用。一方の「最大トルク」とは、エンジンが発生する最大の回転力を示すもので、単位にはkgf・mを使用。

最小回転半径

キャラバンの最小回転半径が約5.2mに対して、ハイエースは約5.0m

ホイールベースはハイエースの方が長いのに(ハイエース:2570mm、キャラバン:2555mm)、小回りが効くのはハイエースの方という不思議。

いずれにしてもセレナ(最小回転半径:約5.5m)よりかは取り回しが良くなります。

4WD

両車種とも4WDを選択できますが、内容は全くの別物。

ハイエースは「センターデフ式フルタイム4WD」と呼ばれるもので、常時4つのタイヤが駆動する方式。

一方、キャラバンの「パートタイム4WD」は、通常は2WDで走行し、悪路など必要な場面に応じて手動で切替を行う方式です。

素人としては、キャラバンのパートタイム4WDが良さそうに思いますが、色々とデメリットも大きいようで。使用環境等をよくよく考えて選択する必要があります。

フルタイム4WDとパートタイム4WDの違いとは|カーリースをもっと詳しく コラム|最低価格保証の新車リース「クルカ」
雨の日や雪道のドライブでも、優れた駆動力で安定した走りが可能とされているのが4WD、いわゆる四輪駆動です。 4WDは、エンジンからの動力を4つのタイヤに伝えることで、滑りやすい路面でも、優れた走破性を

7速ATに多段化されたキャラバン。新設計のディーゼルエンジンとの組み合わせは、かなり魅力的です。心配な燃費も、ディーゼルならセレナC25よりも負担を少なくできそうです。

大きく見える車体も、ミニバンと同等か、それよりも小さいという現実。最小回転半径も小さくて、逆に取り回しに勝るのは運転が楽しくなりそう。

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安全性能の比較

ハイエースキャラバン
衝突被害軽減ブレーキプリクラッシュセーフティインテリジェントエマージェンシーブレーキ
周囲の安全確認パノラミックビューモニターインテリジェントアラウンドビューモニター
前後方ブレーキ制御パーキングサポートブレーキ踏み間違い衝突防止アシスト
車線のはみ出し注意喚起レーンディパーチャーアラートLDW(車線逸脱警報)
ハイ/ロービーム自動切替オートマチックハイビームハイビームアシスト
デジタルインナーミラーデジタルインナーミラーインテリジェントルームミラー
標識検知機能
(進入禁止・一時停止・最高速度標識検知)
車線が無い道路での
ふらつき検知・警告
インテリジェントDA
坂道発進補助ヒルスタートアシスト
横滑り防止
(VSC+TRC)

(VDC+TCS)
ABS
SRSエアバッグ
(運転席+助手席)

(運転席+助手席)

ほとんどの安全装備については、名称が違うだけで両車とも同等に装備されています。

違いをあげるなら、「標識検知機能」と「車線が無い道路でのふらつきを検知警告する機能」。キャラバンにはあって、ハイエースには無い機能です。

車検の時、代車として標識検知機能を搭載した車に乗ったことがあるのですが、地味だけど便利な機能だと感心したもんです。

どちらの車種でも、安全性能に不満はありません。なにせ10年以上前のセレナC25乗りなもんで。

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まとめ

ライバル関係にあるハイエースとキャラバンですが、比べてみると結構たくさん違いがありますね。印象としては、

  • 仕事の道具の香りが色濃く残るハイエース
  • 乗用車を意識した作りのキャラバン

といった感じです。

次回は、実際に試乗した際の感想を交えた記事をアップしたいと思います。