今回ヨーグルティアで培養するのは、バローの『プロバイオティクスヨーグルト』。
バローのPB商品のヨーグルトの中では、最も安い99円(税込)。プロバイオティクスとは、やたらカッコいい名前ですが、果たして培養できるのか。
早速、レポートしたいと思います。
『プロバイオティクスヨーグルト(バロー)』とは
プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌など「体に良い働きをする生きた微生物」の総称。
”生きた”というのが重要で、使用されているビフィズス菌「Bb-12」は胃酸に耐える力が強く、菌数を保ったまま腸に届くという特長があります。
しかも酢酸臭が弱くて食べやすい。生乳50%以上使用ということで、舌触りもなめらか。
ただし美味しさを優先したヨーグルトではないので、スイーツのような満足感を得るなら別の選択をおすすめします。
製造しているのは群馬県にある「榛名(はるな)酪農業協同組合連合会」。『北軽井沢発 生乳100%ヨーグルト』と同じですね。
オリジナルの状態は結構固め。いわゆる普通のヨーグルトといった感じです。
『プロバイオティクスヨーグルト(バロー)』を培養
準備&設定
それでは、いつもの通り「ヨーグルティア(タニカ)」を使って培養します。
いつもの通り、電子レンジで殺菌(500Wで1分30秒)した容器に、『プロバイオティクスヨーグルト』を種菌として入れます。で、牛乳を丸々1パック注いで、混ぜ混ぜ。
今回は元が固形だったので、よくよく混ぜながら馴染ませていきます。久しぶり、この感覚。
ヨーグルティアの設定は、もはや定番。
- 温度:41度
- 時間:10時間
それでは後ほど。
完成
しっかり固まりました。完成です。
味はオリジナルよりも酸味が強くなって、明らかに酸っぱい。砂糖やはちみつをかけて食べましょう。でも、なめらかな舌触りはそのまま。ちょっぴりねっとしていてクリーミー。食感は好みの感じに仕上がりました。
あとがき
調べてみると、ビフィズス菌は酸素を極端に嫌うため、特殊な環境下じゃないと増殖は難しいそうです。なので今回、培養に成功したと言っても、それは牛乳が発酵して固まっただけで、ビフィズス菌が増えたわけではないそうです。
ただし酸味がアップしたのは、 乳酸菌の力によるものかもしれません。乳酸菌は酸を発生するからです。全くお腹に良い成分が引き継がれていない、ということではなさそうなので、免疫アップのためにせっせと増やして、毎日食べようと思います。
(参考)『酪農ジャーナル』質問コーナー「ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトの成分は、元のヨーグルトと同じですか?」より。
その他のヨーグルトを培養した記事はコチラをお読みください。