食パン専門店の食パン食べ比べ。今回はうさぎのマークが可愛い「LA・PAN(ラ・パン)」に行ってきました。
ラ・パンの食パンは「高級クリーミー生食パン」という名前。そういや乃が美の食パンも「”生”食パン」でしたが、”クリーミー”が加っているので違いが気になります。
というわけで、以下レポートです。
食パン専門店「LA・PAN(ラ・パン)」
店舗外観とか
お邪魔したのは京都の出町柳店。景観条例が厳しい京都の中心地でも、ラ・パンのようなナチュラルなデザインだと問題ありません。欲を言えば、も少しアンダーな色味の木材だったら、より溶け込んでいただろうとは思いますが。
数件隣には、豆餅で有名な「出町ふたば」があります。そして近くには鴨川。川のほとりに腰を下ろし、高級食パンと和菓子で休憩なんて乙です。
「みんなのしあわせ ふくらむ LA・PAN」。パンだけにね、ふくらむ。なんか素敵。
ちなみにラパンとはフランス語で「うさぎ」の意味。スペルは「LAPIN」が正解。こちらはLAPAN。パンだけにね。
食パンの種類は「高級クリーミー生食パン」1つだけど、大きさはS、M、Lが用意されているので買いやすい。しかも値段は正比例と、これまたありがたい。
高級クリーミー生食パン
こちらが「高級クリーミー生食パン」。色白で、とってもキレイな顔立ちの食パンです。銀座に志かわの食パンと似ているかな。
購入したのはLサイズ(2斤分)。値段は税込880円なので、ほぼ乃が美と同じ。これぐらいの値段だと、もう高級に思えない自分がいるのが恐ろしい。
そう思うと、アトリエグーテのプレミアムプラス(1,100円+税)って、ものすごく高いですね。
焼き色は標準〜淡い寄り。受ける印象は、とってもおだやかです。
やわらかいので、持つと一瞬折れそうになりますが、かろうじて形状を保つだけの強度は備えています。それはこのビシッと決まったエッジの感じからも伝わるかな。
パン切り包丁は抵抗を感じることなくスッと入ります。耳を含む全体がふんわり、やわらかい。ふわふわ過ぎて、少々切りにくさを感じるほど。
もらった説明書きには、こうあります。
[カット方法]:「パンナイフ」又はお持ちの「包丁」を少しお湯で温めますと綺麗にカットできます。
ふむふむ。
切りカスは多めですが、パサつきはありません。湿り気を帯び、まとまった形状をしています。水分が多く含まれているのでしょうね。
耳は非常に薄くて、生地部分と見分けがつきません。耳までパクつけるやつですね。
いつもの通り、まずは焼かずにそのまま食べてみます。
持つと、自重でグニャリと曲がるやわらかさ。
糸を引くような粘り気はありません。”ふんわり”強め。それでいて口当たりはなめらかなのは、キメが細かいおかげでしょうか。”しっとり&もっちり”とのバランスが上手い具合に取れています。
味については、甘みを強く感じます。後に残るようなきつさはなく、優しい感じ。ハチミツ?牛乳?バター?小麦?とにかく自然な甘さです。
続いてトーストしたものを。
いわゆる「外はサクッ、中はふんわり」という焼き上がり。ですが、そのコントラストは他よりもレベルが上。焼いて生まれるサクサクゾーンは非常に薄く、歯応えを感じるのは一瞬の出来事。すぐにふんわりゾーンに突入し。綿菓子のような口溶け感に心を奪われます。
また、焼くことで小麦とバターの香り&甘みが明らかにアップするので、お店の説明には反しますが、僕はトーストに1票を投じたいです。
あとがき
クリーミーには”口溶け感”は含まれているのでしょうか?そうじゃなければ、ぜひとも商品名に口溶け感を表す言葉を含めて欲しい。あの口の中で消えていく感じは特別な体験です。リピ買い確定です。
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