食パン専門店の食べ比べ。今回は「わたし入籍します」に行ってきました。
何のお店か分からないユニークな名前に一瞬とまどいますが、京都の高級食パン専門店「別格」と同じプロデューサーと聞くと期待が高まります。
では、早速レポートといきます。
高級食パン専門店「わたし入籍します」
店舗外観とか
行ってきたのは大阪枚方市の店舗。京阪枚方市駅からは徒歩6分ほどで、隣には枚方警察署という立地。
目の前の道路は交通量が多いので、車の場合はすぐ横にあるコインパーキング(100円/30分)が便利です。
店名に負けず劣らず、外壁に描かれたイラストも奇抜。子供人気が無さそうな、リアルしょくぱんまん。果たして、やなせ先生はどういった感想を持たれるのか。
食パンにもキャッチーな名前が付いています。
プレーンタイプは「ねぇ一緒に食べよっか♡」で、レーズン入りが「胸キュンな午後♡」。それぞれコンセプトが反映されているようですが、逆に名前からだと全く味が想像できませんね。
ねぇ一緒に食べよっか♡
購入したのは、プレーンタイプの「ねぁ一緒に食べよっか♡」。名前とはうって変わって、食パン自体は王道そのもの。妙な安心感を覚えます。
表面の焼色は濃い目で、油分がペトつくタイプ。
デニッシュみたいにクラスト(皮)が薄くピロピロなのは、「別格」の食パンと通じるものがあります。
1本は2斤分で、重さは約800gと標準よりも少し軽め。これも「別格」と同じです。
じゃあ「別格」と違うのはどこかというと、まず生地の柔らかさが挙げられます。
自重で潰れるほど柔らかい「別格」に対して、こちらは一般的な固さで、形状はキープします。
パン切り包丁は生地の湿り気を感じながら、スヌゥーッと進んでいきます。柔らかいけど形が崩れないので、切りにくさはありません。切りカスもほぼ無しでした。
それでは、まずは焼かずに食べてみます。
「別格」ほどの粘りはないものの、十分ふんわりもっちりしています。
小麦の匂いや甘みも、どちらかといえば控えめ。美味しいには違いないですが、ネーミングが強烈だっただけに、なんだか肩透かしをくらった印象です。
続いてトーストしたものを。
周囲表面はうすーくサクッとした仕上がりに、中はしっとりのまま。はちみつの甘さは主張こそ少ないですが、自然で食べやすい。全体的に優しい味の食パンです。
あとがき
「別格」の食パンが、また食べたいと思うほどの美味しさだっただけに、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
こだわり素材を比べてみると、
- 別格「たなびき」:国産クリーム、国産バター、名水百選瓜割の水
- わたし入籍します「ねぇ一緒に食べよっか♡」:ローズソルト、北海道蜂蜜、国産バター
といった違いが。
生地の粘りは国産クリームに依るところが大きいと思います。あと、に志かわの食パンもそうですが、水が良いと食パン全体のレベルがアップするように思うのですが、実際どうなんでしょうね。引き続き着目したいと思います。
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