キャンプ好きのみなさま、「Qualtz(クオルツ)」というブランドをご存知ですか?
最近、雑誌でこの名前をちょこちょこ見かけるようになり、気になっていたのでWEBサイトをのぞいてみたら、あらまぁ素敵!
いい感じのキャンプ用品がラインナップされているので、ご紹介したいと思います。
Qualtz(クオルツ)とは、どんなブランド?
「Qualtz」ブランドを展開しているのは、アウトドア用品専門店のWILD-1。いわゆるPB(プライベートブランド)商品です。
WILD-1では、昔からPBアイテムを販売していましたが、今年(2016年)から新ブランドとして立ち上げたようです。
以前は「WILD-1」表記だったロゴマークも、「Qualtz」のものに一新されています。
WILD-1ブランド時代から、しっかりとしたものづくりを感じさせる仕上がりで、店頭で手にするたびに、思わず衝動買いしそうになっていました。
しかも丁度良い価格設定なんです。「この品質なら、これが適正」と、説得力のある値付けが行われている印象。スノーピークとかの商品には、びっくりするものがありますからね。
かといって、あまりに安いものは不具合に悩まされることも多いので要注意。この辺りのさじ加減こそ、そのブランドのファンになるかどうかの分かれ道だと思います。
気になるアイテム4選+1
アルミコンパクトベンチ|本体価格 ¥3,300+税
こういった複数人掛けのベンチって、1つあると便利なんですよね。イスとしてはもちろん、地面に直接置きたくないものを乗せる台としても使えます。
例えば、クーラーボックス。
クーラーボックスって、地面に直置きすると保冷力がグンと下がるんです。地熱による影響ですね。だから”クーラーボックススタンド”と呼ばれる専用の台が売られています。
でも結構なお値段。上記のような有名メーカーのものなら3,000円はくだりません。
これら専用品は、サイズと構造の点で本当に”クーラーボックス専用”になってしまう。だったらイスにも使えるベンチの方が、汎用性が高くていいんじゃないかと。しかも値段はこっちの方が安い。
ベンチぐらいの広さ(W109cm×D34cm)があれば、クーラーボックスを置いてもまだスペースがあるので、トレーにまとめた食器を置いたり、脱いだ上着を置いたりなんかもできます。
土・砂・結露からアイテムを守るのに活躍します。
【追記】現在、実際に購入して使っています。やっぱ良いですよ。
キッチンテーブル|本体価格 ¥12,800円+税
土・砂・結露から守りたいものといえば、キッチン用品。こまごましたものが多く、管理が結構大変です。
昨年まで、うちはRV BOXにひとまとめにしていました。
使うときに出し、出したものは別のRV BOXやテーブルの上に出しっぱなし、というスタイル。これだとどんどんモノがあふれ出し、ふたの上にも置くわで、収拾がつかなくなってしまいます。
そこで昨年のシーズンオフに、コールマンのキッチンテーブルを購入しました。
写真のものは新しいモデルで、うちのは一つ前のもの。基本性能は同じ。在庫処分20%OFFだったので、チャンスとばかりに購入しました。
2度ほど使いましたが、良いものですよ。
キッチン用品に定位置があると、あちこち探し回らずに済むので作業効率がアップします。何よりキャンプサイトが綺麗に見えるし、片付けもスムーズです。年に3回以上キャンプに行くようなら、キッチンテーブルは揃えてもおかしくないアイテムだと思います。
使ってみたからこそ、このQuoltzのキッチンテーブルが気になってしまいます。
シンクが付属
シンクが付いているキッチンテーブルって、この商品だけじゃないかな。他に見たことがありません。
これがあれば、汚れ物をまとめておいて、洗い場までひょいっと持っていけます。水を溜めて、漬け置きもできるので、食器洗いがラクになりますね。
フックや棚が充実している
お玉やフライ返しなどをを引っ掛けておく”フック”や、調味料を置いておく”棚”が付いています。これは便利だと思いますよ。
料理中、お玉やフライ返しをちょっと置いておきたい場面って、少なからずあるものです。このようにフックがあれば、難なく解決。色々なところを無駄に汚さずに済みます。
また”ランタンポール&ハンガー”も付属しているので、キッチン用に別途購入する必要がありません。料理中の手元は、明るく照らしておいた方が絶対にいいです。
タオル掛けやメッシュポケットまで付いている
もう至れり尽くせりですね。
これだけ装備が充実していて、12,800円。コールマンのキッチンテーブルと3,000円の差しかありません。もちろんケース付き。
今だったら、こっちを選ぶだろうなぁ。
火消しつぼ
火消し壷があると、使い終わった炭の処理が早く終わるので、食事後の時間を有意義に過ごすことができます。燃え尽きるまで、火の番をする必要はありません。
また火消し壺に入れた炭は、再び使用することができるので経済的。着火しやすいという利点もあり、炭火を使った料理をするなら必須のアイテムだと思います。
うちの火消し壺は、キャプテンスタッグのものです。
使用上、これといった不満は見当たりません。値段も安くて、良い商品だと思います。
でもね、若干チープな感じが、なんとも。火消し壺なんで、別に高級感を求めているわけではないんですけどね。使っていくうちに、どんどんと古ぼけたアルミの鍋みたいになってきてしまっていて、Qualtzの火消し壺が神々しく見えたもので。
材質がALLステンレスということで、錆に強く、みすぼらしくはなりにくいかな。
フォールディングソファー|本体価格¥7,800+税
キャンプに行って、こんなソファーでのんびり過ごすには、まだまだ時間がかかりそう。
子どもたちは目が離せませんし、遊びや食事の用意やらで、時間、体力ともに消耗し尽くして一日が終わってしまっています。余裕のあるキャンプライフには、あと一歩というのが現状ですね。
まずは自宅用に購入し、折を見てキャンプに投入、というのもいいなぁ。
【追記】取り急ぎベンチではなく、「アジャストチェア」と「ミニトライポッドチェア」という一人用チェアを買いました。従来使ってきたチェアよりもコンパクトで、積載・運搬が楽になりました。
あとがき
キャンプ用品のなかで比較的安価なものは、カラーリングが原色傾向でPOPなものが多いように感じます。ファミリーをターゲットにしているからなのか、明るく、楽しくという方向に演出しようとしているのかもしれません。
スノーピークのように多少金額に目をつぶれば、シックな色合いでコーディネートすることも可能です。けれども全てを揃えようと思うと、つぶった目が開けられなくなる可能性が高い。特に我が家の場合は。
そんななかQualtzのような、シンプルで落ち着いた色合いのアイテムをリーズナブルに提供してくれるブランドが誕生したことは、非常に喜ばしいことです。
新ブランドとしてスタートしたばかりなので、まだまだアイテム数は多くありませんが、ご紹介したもの以外にも、キラリと光るアイテムがあります。アウトドア用品専門店が企画している強みが発揮されているのでしょう。
今後も大きな期待をもって、注目していきたいと思います。