iMacは2019年版の最新モデルに新調しましたが、実はもう1台、古いMacを持っています。MacBook Pro(2009 Mid)。これまた10年前のモデルです。
この古いMacBook Proですが、仕事で使っているアプリケーションが最新のOSでは動かないため、リプレイスすることができません。動作的には不満がないので、まだまだ現役で活躍を期待する頼もしい相棒です。
ただしバッテリーは寿命がきてしまいました。どれだけ充電しても100%にはならず、2、3時間ほどでシャットダウンしてしまいます。基本的にはコンセントに繋ぎっぱなし。ノマドワーカーになりきれない理由の一つです。
すでにWindowsマシンのSSD換装は経験済み。腕には自信アリです。
というわけで、バッテリー交換に挑戦しました。
MacBook Pro(2009 Mid)の対応バッテリーを特定する
対応バッテリーを特定する
このMacBook Proについて、もう少し詳しい情報をまとめておきます。
- モデル名:MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)
- 機種ID:MacBookPro5,5
- バッテリーの型番:A1278
- 部品番号:MB991xx/A、MB990xx/A
- 最終対応のオペレーティングシステム:OS X El Capitan 10.11.6
- その他の仕様はアップル公式サイト参照
対応するバッテリーを特定するには、型番を知るのが確実。上記であれば「A1278」というやつです。
左上のアップルメニューをクリックして「このMacについて」を選択。そこに表れる「詳しい情報」や「システムレポート」から、各種ハードウェアの情報から調べることができます。
あるいは、モデル名や機種IDが分かっていれば、下記のサイトから判別することもできます。
対応バッテリーを購入
んでもって、購入したのがこのバッテリー。WorldPlusのもの。
評判が良く、値段も手頃。取扱説明書や1年間保証もついているので、とりあえず安心。
MacBook Pro(2009 Mid)のバッテリーを自分で交換する
バッテリー交換作業に必要なもの
MacBook Pro(2009 Mid)のバッテリーを交換するには、裏面全体を覆っているフタというか、カバーを外さなければいけません。ネジで留まっているので、対応するドライバーが必要です。
ひとつは一般的なプラスの精密ドライバー。100均でも入手可能です。もうひとつはY型の特殊精密ドライバー。少し気の利いたホームセンターあたりには置いているかな。
と言っても、WorldPlusのバッテリーにはセットされているので問題なし。別途、用意することなく、作業を始めることができます。
バッテリーの交換作業開始
作業を始める前、家の壁などを触って、体内の静電気を逃しておきましょう。故障リスクを減らすためです。
裏面のカバーを外します。
裏面のカバーを留めているのは、プラスのネジ。数は10本。ただし場所によって、長さは違います。
写真で言えば、左下の3本が長いネジ。あとは全て3mmほどの短いビス。間違うと、余計な力を加えて壊しかねないので、できれば記録しておいた方がいいでしょう。
裏面のカバーは、簡単に取り外せます。開けると、すぐそこにはパーツの数々が。左上に黒く横たわっているのが、バッテリーです。
しっかし見事なまでに美しく、びっちりとレイアウトされていますね。
コンピューターの内部には、ホコリやチリがいっぱい。ブロアーやブラシを使って、できる限り取り除いておきます。
バッテリーを留めているのは、Y型のネジ。2箇所のみ。でも、このタイプのネジをわざわざ使う意味って、何なんでしょうね?
バッテリーに付いている白い半透明のテープをつまんで、少し手前方向に引っ張り上げます。まだ基盤と接続されたままなので、軽く取り外す程度に。
基盤と接続しているコネクタを外して、バッテリーを完全に取り外します。
あとは逆の手順に作業を進めて、新しいバッテリーへの交換作業は完了となります。
かかった時間は、ほんの10分ほど。めちゃくちゃ簡単!ミニ四駆を作ったことがあれば、楽勝です。
何の問題もなく稼働しました。警告表示も消えています。35%というのは、換装直後の充電量です。やったー。
バッテリーを交換して、トラックパッドの動きが良くなった
バッテリーを交換して、トラックパッドの動きが良くなりました。押し込んでも反応しないエリアがあったのですが解消。新品のように、快適に反応します。
比べてみると、古いバッテリーには若干の膨張が見られます。トラックパッドの直下にレイアウトされているので、押し込みの妨げになっていたようです。嬉しいサプライズです。
あとがき
昔のMacBook Proは、メモリやHDDの交換についても、自分で簡単に行えるよう設計されています。必要に応じてバージョンアップできるので、どんどん愛着も湧いていきます。
次はSSDに換装しようかな。