お上の再三にわたる命を受け、ようやく携帯各社が重い腰を上げ始めました。今まではコレジャナイ感満載の小手先プランばっかりで、消費者を愚弄してましたしね。ホントようやくです。
僕は去年の夏頃にauからUQモバイルに乗り換えました。通信品質はほぼ変わらず、料金だけが大幅ダウンの良いことづくし。
そんなUQモバイルも、親ブランドのauとともに新プランを発表。これがニッコニコな内容で、切り替えない手はないぐらいナイスプラン!
というわけで、各社新プランを整理しつつ、UQモバイルの優位点とか8ヶ月ほど使ってみた感想とかをタラタラ書きたいと思います。
UQモバイルの新プラン
新プラン「くりこしプラン」は1台目(親回線)が安くなる
UQモバイルの新プランの名前は「くりこしプラン」。基本データ容量に応じてS、M、Lの3プランが設定されています。
【新】 | くりこしプラン S |
くりこしプラン M |
くりこしプラン L |
月額料金 | 1,480円 (税込1,628円) |
2,480円 (税込2,728円) |
3,480円 (税込3,828円) |
基本データ容量 | 3GB | 10GB | 15GB |
基本データ容量超過時 or 節約モード時 |
最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
で、旧プランの「スマホプラン」は以下の通り。
【旧】 | スマホプラン S |
スマホプラン R |
月額料金 | 1,980円 (税込2,178円) |
2,980円 (税込3,278円) |
UQ家族割適用時 (2台目以降) |
1,480円 (税込1,628円) |
2,480円 (税込2,728円) |
基本データ容量 | 3GB | 10GB |
基本データ容量超過時 or 節約モード時 |
最大300Kbps | 最大1Mbps |
ちなみに僕は今「スマホプランS」に入っています。「くりこしプランS」に変更すれば、単純に月額500円(税込550円)安くなります。25%のコストカットです。
「単純に」と書いたのは、携帯プランにありがちな「〇〇割」や「2台目以降」などの諸条件が一切ないからです。もちろんデータ量増量なんかの実質減額でもなく。これこれ!これですよね、みんなが待ってたのは。
旧プランでも「家族割」を適用すれば500円安くなりますが、対象は2台目以降(子回線)のみ。1台目の親回線は安くならないんです。
新プランに家族割はありません。その代わり1台目から500円安。2台目以降も500円安。つまりUQモバイルの新プランのメリットを享受できるのは、1台目(親回線)の方ということになります。
ワイモバイルの新プラン
単独契約ならUQモバイルの方が安い
一方、ワイモバイルの新プラン「シンプルS/M/L」は以下の通り。
【新】 | シンプル S |
シンプル M |
シンプル L |
月額料金 | 1,980円 (税込2,178円) |
2,980円 (税込3,278円) |
3,780円 (税込4,158円) |
家族割適用時 | 1,480円 (税込1,628円) |
2,480円 (税込2,728円) |
3,280円 (税込3,608円) |
基本データ容量 | 3GB | 10GB | 20GB |
基本データ容量超過時 or 節約モード時 |
最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
こちらは家族割を適用した場合に500円安となり、UQモバイルと同等になります。言い換えれば、単独契約ならUQモバイルより高くなってしまいます。
ただし、これは両プランS/Mの話であって、最大容量のプランLの場合は事情が少し異なります。
両プランLを比べると、ワイモバイルの方が5GB多く設定されています。家族割適用前の値段こそ300円高いですが、容量の分と考えれば納得できます。
しかも家族割を適用すれば、UQモバイルより安くなる、という逆転現象が起こります。
家族割適用が前提条件にはなりますが、プランLに限っては、ワイモバイルの方が安く運用できます。
3大キャリアの新プラン
ところで世の中を賑わせている3大キャリアの新プランはどんなものか。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
名称 | ahamo | povo | SoftBank on LINE |
月額料金 | 2,980円 (税込3,278円) |
2,480円 (税込2,728円) |
2,980円 (税込3,278円) |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
通話 | 5分以内の通話無料 | – | 5分以内の通話無料 |
オプション | 5分以内の通話無料(500円)
通話かけ放題(1,500円) 24時間データ使い放題 |
LINEギガノーカウント
通話かけ放題(1,000円) |
明らかに先出しのドコモを睨みながらのauとソフトバンクという構図。
なかでもauは最後発にもかかわらずセコい戦法で世間の耳目を集めました。2,480円という設定は他社より安く見えますが、5分以内の通話無料(500円)を付けると横並びになります。
ただし、ユーザーの選択制にしたことは良いことだと思います。LINE通話で済ませてしまう方も多くいる時代なので。ただ見せ方がね。
あと通話かけ放題がソフトバンクよりも500円高いのも気になります。オプションを比較すると。LINEにかかるデータ消費を無料にできるソフトバンクは実質使い勝手が良いのかもしれません。
UQモバイルの優位点。一押しの理由。
で、全プランを比べた時に、僕のようなライトユーザーはUQモバイルの「くりこしプランS」がぴったりです。
余ったデータは翌月にくりこせる
旧プランでも同様、使わなかった分のデータは翌月に上乗せされます。たいていの場合、毎月3GB以上(最大6GB)からのスタートになります。
出張がバンバンあって、Googleマップやニュースアプリを多用して、まあままの量の資料を送受信して、ようやく3GBを消費するぐらいの感じ。それが翌月には回復。今まで容量不足で困ったことはありません。
通話10分かけ放題
別途700円(税抜)で「通話10分かけ放題」が使えます。
auの時に思ったのは、「5分かけ放題」はちょい短いということ。仕事が絡むと、5分では足が出ることの方が多く、毎月超過分の通話料がかかっていました。
それがUQモバイルに変えて10分まで通話できるようになってからは、超過しない月が半分以上になりました。1,000円を超すこともあったので侮れません。
このオプションはワイモバイルにもあります。3大キャリアに対する大きなアドバンテージです。
安くなるための条件が一切無い
言わずもがな、UQモバイルの場合は割引条件がありません。単独契約の場合、誰でも安くなる。ややこしいことを考えなくて良い。超シンプル。
シンプルプランという名のワイモバイルよりも、料金体系がシンプルなのは滑稽です。
スマホアプリの使い勝手が良い
UQモバイルのスマホアプリ「UQポータルアプリ」は、これまで使ってきたどのキャリアのものよりも使い勝手が良くて気に入っています。
毎月の残りデータ量がひと目で確認できたり、通信量がかからない低速モードへの切り替えもすぐに行えます。
料金確認こそブラウザで飛ばされますが、日常的にはデータ量さえアプリ上で確認できれば問題ありません。
速い
よく言われていることですが、やっぱりUQモバイルの通信速度は速いです。お昼でも平気で50Mbps以上出ます。3大キャリアと何ら差を感じません。周りの話では、楽天モバイル は散々のようなので。
あとがき
というわけで、Wi-Fiベースでスマホを使う方にはUQモバイルがオススメです。迷うポイントが見当たりません。公式サイトでからのオンライン契約なら、キャッシュバックもあったりします。
ワイモバイルや他のMVNOにはもう少し頑張ってもらって、さらなる優良プランが展開されることを切に願います。