突如出ました、新型「iMac」。2019年モデルということになります。
予想ではもっと遅い時期、6月〜9月に発売されるものだと思っていました。なので、少し嬉しいサプライズです。
というのも、現在使用しているiMacは、実働10年を超えるベテラン選手。昨年から、常々買い替えを検討しているのですが、新しく発売されたのは「Mac mini」で、見送った経緯があります。

待ちに待った新型iMac。即注文といきたいところですが、見た目同じのマイナーチェンジに飛びつくほど、予算は潤沢ではありません。デザインが一新されていれば、即買いだったんですけどね。
というわけで、「Mac mini(2018)」、旧型「iMac(2017)」と比較しながら検討したいと思います。
iMac(2019)Mac mini(2018)、一応iMac(2017)
比較のベースは、27インチモデル。僕にとって、画面のサイズアップは絶対に外せない条件です。
プロセッサ
iMac(2019) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
第8世代Intelプロセッサ
第9世代Intelプロセッサ
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第8世代Intelプロセッサ
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第7世代Intelプロセッサ
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iMac(2019)は、梅モデルにも第8世代のIntelプロセッサが採用されました。コア数も6コアで、マルチタスク処理への効果が期待できます。
Mac mini(2018)も、全モデルに第8世代プロセッサが採用されていますが、6コアを選択できるのは竹モデル以上。梅モデルは4コアのCore i3になります。
プロセッサ性能比較
ドスパラさんの「CPU比較」を参照にまとめたのが、次の表です。
名称 | コア数 | クロック数 | 性能目安 | 該当モデル |
第9世代 Intel Core i9 | 8 | 3.6GHz | 1828 | iMac(2019) |
第8世代 Intel Core i7 | 6 | 3.2GHz | 1372 | Mac mini(2018) |
第9世代 Intel Core i5 | 3.7GHz | 1202 | iMac(2019) | |
第8世代 Intel Core i5 | 3.1GHz | 1081以上 | iMac(2019) | |
第8世代 Intel Core i5 | 3.0GHz | 1081 | iMac(2019) Mac mini(2018) |
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第8世代 Intel Core i3 | 4 | 3.6GHz | 724 | Mac mini(2018) |
第7世代 Intel Core i7 | 4.2GHz | 1094 | iMac(2017) | |
第7世代 Intel Core i5 | 3.8GHz | 733以上 | iMac(2017) | |
3.5GHz | 733 | iMac(2017) | ||
3.4GHz | 679 | iMac(2017) |
正式な品番が分からないので、おおよその比較になります。
やっぱりコア数の影響は大きいようで、6コアCore i5 3.0GHzが4コアCore i7 4.2GHzとほぼ同じ性能を示しています。
つまりiMac(2019)は、梅モデルであっても、iMac(2017)の松モデルと同等の性能ということになります。
メモリ
iMac(2019) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
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メモリについては、iMac(2017)と比べると、クロック数が若干アップしています。けれども、速さを実感できるような差ではないかと。
Mac mini(2018)とは、クロック数も選択肢も同じ。ただしiMac(2019)は、メモリ交換が後から自分で簡単に行えるのがメリット。必要性を感じたタイミングや、メモリの値段が下がった時などに追加すれば、コストを抑えて、無駄なくスペックアップすることができます。
ストレージ
iMac(2019) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
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ストレージ的にも、あまり代わり映えしないですね。竹モデル以上で、3TBのFusion Driveが選択できるようになったことぐらいです。
SSDのメリットは経験として理解しているので、これ以外の選択肢は考えられません。

システム関連のデータはSSDに置き、写真や書類といった長期保存が必要なデータは、2台の外付けHDDで管理する。この運営方法が、一番自分には合っているようです。
安心、静音のロジテック製が稼働中。
グラフィックス
iMac(2019) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
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iMac(2017)と同じかよ!と思いきや、末尾に「X」が付いているので、少し性能は上がっているのかもしれません。でもまぁ、体感としては分からないでしょうね。
内蔵チップのMac mini(2018)よりかは、良いのかなぁ。
ディスプレイ
iMac(2017) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
Retina 5Kディスプレイ
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LG製 27UK850-W
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Retina 5Kディスプレイ
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キャッチコピーでは大々的に「美しいモンスター」と称し、
これまでのMacの中で最も明るく最も鮮やかなRetinaディスプレイ
としながらも、iMac(2017)と同じ仕様のディスプレイ。
まぁ、見た目同じの使い回し躯体なのですから、当然といえば当然。十分綺麗なので、別に良いんですけどね。
その他
iMac(2019) | Mac mini(2018) | iMac(2017) |
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Bluetoothの規格ぐらい、最新のものになっていても良さそうなのに。iMac(2017)からすれば現状維持、Mac mini(2018)からすれば、まさかのスペックダウンです。
価格
iMac(2019) | Mac mini(2018) |
【基本価格:198,000円】
【オプション:+33,000円】
合計:231,000円(税別) |
【基本価格:122.800円】
【オプション:+104,600円】
合計:227,400円(税別) |
iMac(2017)とは同額なので、比較の必要無し。Mac mini(2018)とは、プロセッサが同じになったことで、比較がしやすくなりました。
iMac(2019)の方が、若干高くなっていますが、SDカードリーダーを別途用意しなくて良いことやメモリ交換をDIYすることで、価格差は逆転します。
とは言え、Mac mini(2018)だって、キーボードやマウスをサードパーティ製品にすれば価格が下がります。
ディスプレイについても、スペックにこだわらなければ、もっと安い製品もあるわけです。
そう考えると、「デザインが一新されなかったことで最大のアドバンテージが失われた」と言っても過言ではなさそうです。
あとがき
というわけで、iMac(2019)は、少し処理速度がアップした”マイナーチェンジモデル”であることが判明しました。前触れもなく発表された理由は、これに尽きるのかもしれません。
ほぼ2年を経過しての新モデルにしては物足りない感が強めですが、コスパ的には優良モデルには違いないので、消費税が上がる前の買い替えを前向きに検討したいと思います。
[追記]その後、iMac(2019)を購入しました。10年ぶりの新調なので、色んな部分にびっくりさせられています。
