2018年3月にオープンしたばかりの『宝塚北サービスエリア』。春キャンプの目的地が香川県だったので、トイレ休憩がてら立ち寄ってきました。
できたてのサービスエリアに行く機会なんてめったにないことなので、事前の期待度はちょい高め。”最新”というだけで、ワクワクしてしまいます。
宝塚北サービスエリア(上下線)
広い駐車場とオシャレな建物
オープン直近は、頻繁に関西ローカルで特集が組まれていました。
- 西日本最大の店舗棟面積
- 西日本最大級の駐車場台数
- 建物外観は「宝塚モダン」という南欧風デザイン
とにかく「広い、綺麗、お洒落」という感じで。
駐車場
(参照:NEXCO西日本)
確かに駐車場は広いですね。画像の右下側が下り線用、左上側が上り線用。それぞれ約200台、合計約400台が駐車可能となっています。
この日、宝塚北サービスエリアに到着したのは午前8時。すでに小型車用スペースと兼用スペースは満車でした。時間帯によるものなのか、大型車とバスの姿が全くなかったことと、トイレ休憩ということで、大型車用スペースを拝借しました。
内装
できたてなので綺麗なことに違いありませんが、アンティークな内装が他のサービスエリアには見られないポイントです。
建物内は明るく、やわらかな雰囲気に包まれています。自然光の取り込み方や、間接照明の使い方が巧いんでしょうね。曲線を多用した装飾なんかも、いい味出してます。
おかげで混雑しているにもかかわらず、息苦しく感じることは少なかったように思います。
コレジャナイ感のあるテナント、ゴージャスなトイレ
フードコート
朝の8時にもかかわらず、フードコートは満席状態に賑わっていました。
- どうとんぼり神座(ラーメン)
- 道の港(海鮮丼・天丼等)
- めん処つる庵(うどん・そば等)
- 西谷食堂花ぐるま(定食・丼等)
- タカラヅカキッチン(オムライス・カレー等)
いずれも朝食向きのお店ではない気がしますが。。。
森のパン
ベーカリーショップ『森のパン』。こちらの方が混雑していました。パンなら移動中に食べられるしね。
商品のラインナップを見てみたかったのですが、そんな理由で店内に入るには、ぼくの心臓は弱すぎました。外から眺めるだけ。それほど賑わっていましたよ。
ショッピング
お土産エリアで特筆すべきは『Tezuka Pockets』でしょうね。宝塚市にゆかりのある漫画家、手塚治虫の作品に出てくるキャラクターグッズが販売されています。
代表的な作品といえば、やっぱり『鉄腕アトム』。堂々たるフィギュアがお出迎え。足元に陳列されているのは、”こけし”です。お茶の水博士やレオ(ジャングル大帝)、ひょうたんつぎバージョンもあります。しっかし、いずれも高い(4,000円オーバー)!
ガラスケースの中には、『リボンの騎士』の主人公サファイアが。懐かしいなぁ。高さ約175cmだそうで、これは格好良いです!
トイレ
サービスエリアに限らず、最近の施設はトイレが綺麗。大げさに言ってしまえば、ここで住めるぐらいのレベル(いや、住まないですよ)。清掃が行き届いていることは前提として、造りはちょっとしたホテルのようです。
宝塚北サービスエリアのトイレも評判が良く、女子トイレなんてシャンデリアが吊り下げられているなど、かなりゴージャスな内装に仕上がっています(妻談)。
男子トイレはそこまでの仕上げではありませんが、それでもモデルルームのオープンキッチンのような美しさでした。
特に、洗髪用のシャワーコーナーが2台備わっているのには驚きましたよ。車中泊に向いているサービスエリアかもしれません。
アトムと火の鳥のトピアリー
こうした庭木で作った彫像的作品のことを「トピアリー」と呼ぶようです。
下り側には「鉄腕アトム」、
上り側には「火の鳥」が設置されています。
けれども、まだまだ枝葉が生え揃っておらず、寂し気な佇まいでした。そのためなのか、記念撮影する人がほとんどいない状態。もう少し季節が進めば、良い感じになってくるのかもしれません。
あとがき
正直なところ、かなりがっかりな印象を受けました。
宝塚ということで、手塚治虫と歌劇団なのでしょうけど、そこから展開するコンテンツが弱いんですよね。
例えば、
- アトム型のペッパー君が、コンシェルジュとして施設内を練り歩いている。
- 「きのこの山」ならぬ「ピノコの山」の販売。
なんておもしろくないですか??
現代のサービスエリアに「地域性」は外せない要素だと思います。
「吉備サービスエリア」や「津田の松原サービスエリア」なんて、グルメからお土産まで、地域色全開でプッシュしてきますから。もう一度行きたい!と強く思います。建物や設備が綺麗なだけのサービスエリアは、すぐに飽きてしまうんですよね


今後どんどん宝塚色が濃くなっていくことを望みます。