東京スカイツリーの高低差にやられた!片頭痛体質の方は気を付けて。

東京スカイツリー|ソラカラポイント
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行ってきました、世界一高い電波塔「東京スカイツリー」。

年明け早々、ひょんなことから東京へと家族旅行に行くことに。子供たちに「何をしたい?」と聞くと、返ってきた答えの1つが「スカイツリーに登ってみたい!」だったのです。

地上からの高さ634m、高い方の展望デッキで450mもあります。

どうやら人間の身体というものは、そんな高低差のある場所へと、一瞬で移動するためにはできていないようです。あやうく高山病になりかけたことで、身をもって知ることができました。

というわけで、アラフォーおじさんの東京スカイツリー体験記です。

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はじめての東京スカイツリー

「押上(スカイツリー)駅」か「とうきょうスカイツリー駅」か

東京スカイツリーを見上げた

降り立った駅は、東京メトロ半蔵門線の「押上(スカイツリー前)駅」。

昔はただの「押上駅」だったと記憶していますが、今ではあたかもミドルネームのごとく「スカイツリー」の文字が埋め込まれています。

東武スカイツリーラインに「とうきょうスカイツリー駅」があるので、アピールはしっかりしておく必要があるのでしょう。

事前予約で待ち時間ゼロ。朝割がお得。

東京スカイツリー|事前予約

オープンはAM8時から。すでに修学旅行の学生や、外国人観光客の団体の姿が見受けられます。

チケットを購入する列が生まれ始めていましたが、事前予約をしていたのでスルー。直接、受け取り専用の窓口に行って、待ち時間ゼロで入場することができました。

しかも事前予約には、AM8時〜9時半までの入場限定ですが、「朝割」というチケットがあります。通常よりも500円以上安くなるので、かなりお得です。

天望デッキと天望回廊へ

東京スカイツリー|エレベーターの中のモニター

まずは高さ350mに位置する「天望デッキ」に向かいます。

エレベーターは、約50秒で到着するとアナウンスがありました。速度にすると分速600mです。収納人数が40人という、大容量タイプのエレベーターとしては世界最高速だそうです(建設時)。

モニターに表示される速度を見て、エレベーター内はうっすらと盛り上がりを見せました。子供はもちろん、大人もワクワクします。「吊り橋効果」ならぬ「吊り箱効果」。知らない同士ですが、心が通い合ったように思えた50秒です。

東京スカイツリー|眼下の景色

地上350mから見下ろす世界は、ジオラマセットのよう。現実に違いありませんが、作り物のような嘘っぽさを感じてしまいます。意外にも、恐怖からくるドキドキ感はありませんでした。

東京スカイツリー|天望デッキのガラス床

ガラス床を覗いても、全くドキドキしません。

僕たち家族にとっては、「東京」という大都会自体が非日常な体験。どこかしら麻痺してしまい、どっぷりとエンターテイメント化されてしまっていたためもしれません。

東京スカイツリー|天望回廊

さらなるワクワク、ドキドキを求めて、150m上の「天望回廊」へと進みます。

東京スカイツリー|天望回廊から眼下の景色

ジオラマは、さらに小さくなりました。その分、ますます現実味は遠のいていきます。

東京スカイツリー|天望回廊からの景色

この日の天気は、あいにくの曇り。パキッと晴れた青空の向こうに、富士山が見えることを期待していたので、とても残念です。

東京スカイツリー|最高到達点とソラカラポイント

最高到達点(451.2m)を示す「ソラカラポイント」にも気付かず、通り過ぎてしまいました。うつむいて歩いていたのかもしれません。

最初のワクワクが一転、ひどいローテンションっぷりです。

東京スカイツリー|窓掃除

徐々にマイナス思考へと堕していく我が心。そんな中、一筋の光を照らすような光景が目に飛び込んできました。窓を掃除する清掃員さんの姿です。

真冬の朝、地上450mの高さという状況で、外側から窓を1枚1枚、綺麗に拭き上げていく。

パッと見ただけでは、体に安全ロープなどが結ばれているのか確認できません。ゴンドラなどに乗っているわけでもなく、足場があるのかどうかも分かりません(実際は、しっかりした足場があります)。

「すげぇ」、「かっこいいぃ」。

その場に居合わせた、ほとんどのお客さんが一様に驚いていました。景色やソラカラちゃんなんかは、そっちのけで。

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東京スカイツリーは、高低差で体調が悪くなる

東京スカイツリー|ソラマチのフラッグ

その後、じんわりと気分が悪くなるのを感じ、そそくさと下界へ。

外の空気を肺いっぱいに吸い込み、ペットボトル1本分のジャスミン茶を飲み干しました。それでも体はどんよりと重く、頭の周りを邪気が取り巻いている状態が続きました。

数十分ほど経ち、落ち着いたところで、スタッフの方に事情を説明。話を聞くと、どうやらこの体の変調は、気圧の急激な変化が原因とのことでした。

  • 上空:気圧が下がって血管が膨張。脳の神経を刺激し、片頭痛を引き起こす。
  • 地上:気圧が上がって血管が収縮。気持ちが悪くなる。

という仕組み。その方も、よく体調不良に見舞われる、と言っておられました。

片頭痛への対処方法は、患部(こめかみなど)を冷やすこと。屋外の冷たい風を欲したのは、体の正直な反応だったのかもしれません。

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あとがき

体調が悪くなったのは、僕だけではありません。

4年生の息子も軽度に感じていたようですし、ソラカラポイントの付近では、シニアのジェントルマンが倒れ込み、スタッフの方々が対応している現場も目撃しました。頭痛持ちの方は、くれぐれもお気をつけください。冷たい飲み物は必需品です。

たかだか450mで、この体たらく。やはり僕は宇宙飛行士にはなれないようです。