[旅行記]大井川鉄道(静岡)にゆられてトーマスフェアに行ってきた。SLにも乗れるおすすめスケジュールをご紹介。

大井川鉄道|切符

今年の夏のキャンプ地に、「くのわき親水公園キャンプ場」を選んだのは大井川鉄道に乗るため。しかもSL。

本当は実物大のトーマスに乗りたかったのだけど、キャンプを計画したのが7月半ばだったもので時すでに遅し。乗車チケットの申込期間は終了してしまってました。

チケットの申込受付は、乗車月の2、3ヶ月前に行われます。トーマス号やジェームス号に乗りたいなぁと考えている方は、早い段階から下記公式サイトをチェックしておくことをおすすめします。

http://oigawa-railway.co.jp/archives/event/2016thomas_event

トーマス号のチケットは取れなかったものの、SLのチケットは予約できたので、いざ大井川鉄道へと向かいました。

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トーマスフェアに行けば、トーマスや仲間たちに会える

塩郷(しおごう)駅からSLに乗るには、下りは下泉駅か千頭駅、上りは川根温泉笠間渡駅、家山駅、新金谷駅のいずれかに行かなければなりません。

大井川鉄道|SLの停車駅

千頭(せんず)駅では、トーマス号(ジェームス号)の運行期間中、機関車トーマスの世界観たっぷりな『トーマスフェア』が催されているということで、千頭駅を目指すことにしました。

塩郷駅〜千頭駅[下り]

僕たちが乗るSLは、千頭駅14時53分発。時間に余裕をもって千頭駅に到着し、出発までの時間を使ってトーマスフェアを楽しむことにしました。

塩郷駅の時刻表は以下の通り(2016年8月時点)。

塩郷駅(下り)
659
836
945
1150
1303
1556

1時間に1本どころか、ほぼ2時間に1本しかありませんね。

千頭駅までの道のりは30分。13時3分の電車で向かっても、1時間以上は遊ぶことができるので、この便に決定。

塩郷の吊り橋|県道側から

キャンプ場から塩郷の吊り橋(恋金橋)までは歩いて5分ほど。手に汗握りながら渡り終え、

大井川鉄道|塩郷駅

塩郷駅に到着。吊り橋から県道沿いに南へ徒歩3分の場所にあります。完全なる無人駅。券売機はありません。電車に乗り込み、整理券を取るのをお忘れなく。

大井川鉄道|千頭駅

千頭駅に到着すると、そこはもうTHE・トーマス・ワールド。いきなりパーシー(緑の機関車)が目に飛び込んできました。

トーマスフェアはこんな感じ

fair_map

改めまして、『トーマスフェア』とは大井川鉄道・千頭駅で開催されるイベントで、実物大のトーマスやその仲間たちに出会えるなど、機関車トーマスのファンには夢のようなイベントです。

実物大のトーマスたち

ぼくたちが千頭駅のホームに降り立ったとき、そこには出発前のジェームス(赤色)が停車していました。

トーマスフェア|ジェームスの後ろ姿

残念ながらジェームス自体はホームの先に位置していたので、正面から撮影することはできませんでした。でも”後ろ姿のジェームス”というのも、そうそう見ることができないので、これはこれで良いショットです。

作業服を着ているのは駅作業員の方です。この作業服も世界観を合わせていて、とってもかわいらしい。

トーマスフェア|ジェームスの車内

かわいいと言えば車内です。レトロな客車の中は、客席シートにトーマスたちがあしらわれています。

トーマスフェア|トーマスと同じ高さのプラレール

切符売り場の近くに置かれているプラレールでできたタワーは、トーマスの煙突部分までと同じ高さだそうです。

トーマスフェア|ヒロとパーシー

入場門をくぐると、ヒロ(黒)とパーシー(緑)がいました。写真を撮ったり、中に入ったりもできるので、少々混雑気味でした。

トーマスフェア|ラスティーの遊覧貨車

ラスティー(オレンジ)はお客さんをいっぱい乗せて、一生懸命働いていました。

トーマスフェア|トーマス

そうこうしているうちに、大きな汽笛の音を鳴らしながら、運行を終えたトーマス(青)が到着しました。キャンプ場の川辺から見えていたあのトーマスです。やはり主役ですね。多くのお客さんが駆けつけていました。

大人も感動!千頭駅の転車台は人力で動かすのさ。

大人のぼくが特に興味をそそられたのが、この転車台です。

トーマスフェア|転車台

転車台(てんしゃだい)とは、ターンテーブルともよばれ、車両の方向を変えるための機械。一般に地上におかれる。

運転台が1箇所に設けてある鉄道車両(特に蒸気機関車およびEF55形などの片運転台型機関車)や自動車の場合、運転台を進行方向に向ける際に必要な設備である。(Wikipedia「転車台」より)

SLを含めトーマスおよびジェームスは、この転車台を使って進行方向を変更します。今回はSLが転車する様子を見ることができました。

トーマスフェア|転車台01

客車を切り離したSLが転車台に入ってきます。

トーマスフェア|転車台02

運転士さんや作業員さんの人力で転車台を回します。

トーマスフェア|転車台03

子どもたちから、かけ声が飛び交います。

トーマスフェア|転車台04

トーマスフェア|転車台05

半分回りました。もう半分です。

トーマスフェア|転車台06

うしろは2人。合計5人だけの力で回しています。

トーマスフェア|転車台07

完全に回転し終えるまで、およそ1分。なかなかの迫力でしたよ!

新金谷駅にも転車台はあるそうなのですが、あちらは電気(モーター)の力でも動かすことができるハイブリッド仕様。人力のみのこの千頭駅の転車台は、国の登録有形文化財に指定されています。「機械遺産」だそうです。

『千頭駅転車台』

明治30年イギリス製、国内の同国製転車台で製造所が判明している現存最古のもの。 昭和55年に新潟から大井川鐵道へ移設され現在もほぼ毎日使用されています。 こちらは新金谷駅転車台とは異なり人力のみで回します。(一社)日本機械学会認定「機械遺産」。(大井川鉄道公式サイトより)

千頭駅の転車台は有形文化財

トーマスフェアに限らず、ほぼ毎日使われているそうなので、興味ある方はぜひ。

【千頭駅転車台 転向開始時間の目安】
かわね路11号運転日 千頭11:13着11:25頃〜
かわね路13号運転日 千頭11:52着12:20頃〜
かわね路1号運転日 千頭13:09着13:40頃〜または14:10頃〜

千頭駅〜川根温泉笹間渡(かわねおんせんささまど)駅[上り]

SL発車の時刻になり、これまたレトロな客車に乗り込みました。

大井川鉄道}SL席番

座席はボックス席。A〜Dの記号が振られています。

我が家は、大人2人+小学生1人+幼児1人の構成。幼児は無料なので、在来線とかなら膝の上に座らせることになります。けれどもありがたいことにA、C、Dの席を設定いただき、他のお客さんで埋まることのないよう配慮されているようでした。

新金谷駅までなら1時間半、川根温泉笠間渡駅でも40分ほどの乗車時間になるので、このような配慮は嬉しいかぎりです。おかげでのんびりSLを楽しむことができました。

大井川鉄道|SLの内観

客車の中はこんな様子。床や壁など、多くの部分に木材が使われていて、時間が経過した分だけの味わいを見せています。座席に貼られたベルベットもいい感じ。

大井川鉄道|車内の扇風機

天井に取り付けられた扇風機にも、昭和の趣きを感じます。今でもちゃんと動きますよ。

大井川鉄道|車掌さんのハーモニカ

車掌さんがそれぞれの客車を訪ねてきてくれ、小話やハーモニカの演奏で楽しませてくれます。この日は『線路はつづくよどこまでも』を中心に、3,4曲を弾いてくれました。

「何かリクエストはありますか?」の声に『アンパンマンのテーマ』が返ってきたのですが、「ただいま練習中で弾けません」というコミカルなやり取りもあったり、終始あたたかな雰囲気の車内でした。

大井川鉄道|ハーモニカ

ちなみに、このハーモニカは車内販売がされていて、首からぶら下げられるようになっています。おみやげにいかがでしょうか。

大井川鉄道|川根温泉笹間渡駅舎

40分ほどSLに揺られ、「川根温泉笹間渡(かわねおんせんささまど)駅」で下車。終点の「新金谷(しんかなや)駅」まで行くと、さらに40分ほどかかり、帰りが遅くなってしまうので途中下車することに。それでもSLの旅はたっぷりと楽しむことができました。

帰りの電車が到着するまでおよそ20分。駅舎横に「ひぐらし」という雰囲気の良いカフェがあり、写真を撮って時間を過ごしました。

川根温泉笹間渡駅|CAFEひぐらし

川根温泉笹間渡駅|CAFEひぐらし

川根温泉笹間渡駅|CAFEひぐらし

川根温泉笹間渡駅

トーマスフェアとSL乗車を絡めたおすすめプラン

旅をコンパクトにするのなら、途中下車もあり

トーマスフェアとSLに乗るのが目当てなら、今回、僕たちが選択したプランは、時間的にもお財布的にもコンパクトなのでおすすめします。

表の、[乗]は普通乗車券、[急]はSL急行券、( )内の金額は小人料金を表します。合計金額は、大人2人+小人1人+幼児1人で計算しています。

【塩郷〜千頭〜川根温泉笠間渡〜塩郷】
塩郷千頭千頭川根温泉笹間渡川根温泉笹間渡塩郷
13:0313:3814:5315:3115:4815:56
[乗]730円(370円)[乗]910円(460円)
[急]800円(400円)
[乗]230円(120円)
1,830円4,280円580円
(合計)6,690円

午前中は川で遊んで、お昼ごはんを食べてから出発、という流れです。16時に塩郷駅に戻って来れるので、夕飯の準備も明るいうちに済ませることができます

もし仮に、新金谷駅まで行ってしまうと、

【塩郷〜千頭〜新金谷〜塩郷】
塩郷千頭千頭新金谷新金谷塩郷
13:0313:3814:5316:0917:0517:45
[乗]730円(370円)[乗]1,720円(860円)
[急]800円(400円)
[乗]1,050円(530円)
1,830円6,300円2,630円
(合計)10,760円

となり金額が倍、帰りの時間も遅くなってしまいます。キャンプにおいて、夕食を18時から準備するのはちょっと遅いかな。あとあとしんどくなってしまいます。

それじゃあ、車を使って千頭駅まで行くのはどうでしょうか。

【塩郷〜千頭〜川根温泉笠間渡〜千頭〜塩郷】
塩郷千頭千頭川根温泉笹間渡川根温泉笹間渡千頭千頭塩郷
約30分14:5315:3115:4816:24 16:5117:18
無料駐車場[乗]910円(460円)
[急]800円(400円)
[乗]910円(460円)[乗]730円(370円)
0円4,280円2,280円 1,830円
(合計)8,390円

千頭駅にはいくつか無料で駐車できる場所が用意されているようですが、それでも合計金額はアップします。帰りの時間も18時前にはなるでしょうし、混雑時には駐車できないというリスクも考えられます。

降車駅は当日、窓口で変更してもらえる

SLチケットをインターネットで申し込んだときは、千頭〜新金谷の区間分で予約していました。ですが当日、駅員さんに「降車駅はどうされますか?」と改めて尋ねられ、途中下車することを思いつき変更していただきました。

塩郷から千頭駅まで行くのにも電車を使い、その時点で大井川鉄道の車窓風景は十分楽しむことができていました。正直なところ、子供は少し飽き気味になっていたんです。下の子(4歳)なんて、SLの中では寝ていたほどなので。ご参考までに。

トーマス号(ジェームス号)に乗った場合

ちなみにトーマス号(ジェームス号)では途中下車はできませんので、駅弁や飲み物など準備を整えて乗車されることをおすすめします。

【[トーマスver]塩郷〜千頭〜新金谷〜塩郷】
塩郷千頭千頭新金谷新金谷塩郷
13:0313:3814:1015:2717:0517:45
[乗]730円(370円)[乗+急]2,720円(1,360円)[乗]1,050円(530円)
1,830円6,800円2,630円
(合計)11,260円

あとがき

SLといえば、ゴールデンウィークに滋賀県の北びわこ号に乗りました。

予約困難!乗れる蒸気機関車|SL北びわこ号の切符を取るコツと楽しみ方を教えます。
全席指定で、ほぼ毎回、予約開始と同時に完売するという蒸気機関車SL北びわこ号。春、夏、秋と季節ごと、大型連休に合わせて運行される極め...

ロケーションは圧倒的に大井川鉄道に軍配があがります。なにせほぼ全区間、山間を通っていくのですから。鉄橋の上から見える大井川は雄大です。

あと客車の雰囲気も大井川鉄道の方が良いですね。北びわこ号の客車は、まだまだ新しい。大井川鉄道の方は、冷房なんてありませんので窓は全開が基本です。風向きによっては、すすが入り込んでくるので、白っぽい服装はやめておいた方がいいでしょう。

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