新車で購入してから5年目となったN-ONEですが、昨年の夏ごろから、車内が変な臭いで充満するようになっていました。
乗り始めが異常に臭くて、エアコンを付けたり、窓を開けたりするうちに、息ができるぐらいには回復します。けれども、ドアを閉め、再び乗車するときには、また同じ症状のくり返し。消臭剤や芳香剤、フロアマットの洗浄など、自分でできることは試してみましたが、改善はされませんでした。
そこで、半年前の定期点検のとき、ディーラーに相談。エアコンのフィルターがかなり汚れていることが発覚し、新しいものに交換して様子をみることに。ですが、それでも状況は良くなりませんでした。
リコールの知らせ
そんなこんなで半年が過ぎ、再び定期点検を迎えた7月。点検の案内とともに、ディーラーからリコールの知らせがありました。なにやら雨漏れの恐れがあるようで、対策部品に交換するとのこと。少し遅れて、メーカーからもDMが届きました。もちろん無償修理です。
対象車の製造年月日から考えると、よくある「初期ロットの不良」というやつですね。足元がびちゃびちゃになるほどの醜い症状が発生したユーザーもおられるようです。
うちのN-ONEは、目に見えるほどの被害はありませんでしたが、
雨漏れ→カビ発生→異臭
の流れが思い付くので、早速、修理してもらいました。
異臭よ、さらば!
修理後、2週間ほど経過しました。臭いはわずかに残っていますが、明らかに減少傾向にあります。消臭&芳香剤が効くようになってきたので、このままいけば完全になくなりそうです。まさかの雨漏りが原因だったとは。
交換した部品は、
- インテークダクト
- インシュレータ
だそうです。
「インテークダクト」とは、車内へ空気を取り込むための開口部のことです。エンジンやその他の機器を冷やすために設けられています。
それとボディーとの合わせ目に取付けられるのが「インシュレーター」で、緩衝材としての役割を担います。それらが上手く密閉構造を形成できておらず、そこから雨が侵入してしまっていたようです。
あとがき
1年以上にわたって悩まされ続けてきた異臭とも、ようやくおさらばすることができました。
どのような臭いなのかと言うと、「腐りかけの草や苔」をイメージすると、かなり近いと思います。いやイメージしにくいか。
もしもそんな臭いに悩まされる方は、一刻も早く、ディーラーにN-ONEを持ち込みましょう。修理に2時間ほど掛かりますが、きっと改善されるはずです。