食パン専門店の食パン食べ比べ。今回は大阪狭山市にある「デアイ・ザ・ベーカリー」に行ってきました。
事前にWEBサイトを見たところ、最高級小麦、北海道産生クリーム、100%バターを使用しているなど、素材へのこだわりを強く感じる。こりゃ楽しみ!
というわけで、早速レポートしたいと思います。
食パン専門店「デアイ・ザ・ベーカリー」
店舗外観とか
建物まるっと「デアイ・ザ・ベーカリー」。
販売スペースはそれほど広くなく、半分以上は工房になっています。そのおかげなのか、お店の外まで焼きたての食パンの良い香りが漂っています。
座席は間引かれてはいるものの、なんとかイートインスペースも確保されています。
駐車スペースもゆったり。5、6台は停められたかな。どーんと看板が置いてあっても邪魔じゃない。
駅からは徒歩10分とそれなりの時間がかかりますが、遠方から車で行くには気軽に立ち寄りやすい店構えに安心します。
シンプルなロゴマーク。
一昔前は、食パンといえばトップがこんもりした「しょくぱんまん」の形が定番でしたが、もうこれだけ単純な四角形で伝えることができるようになったのですね。
紙袋にもしっかりと記されています。「上質な素材を使った、最高級の食パンとの出逢いを」と。だから「デアイ」なんですね。
デアイ・ザ・ベーカリーの食パン
袋から取り出すと、見た目の美しさにちょっと感動してしまいました。
ほんのり淡い焼き目。整ったフォルム。表面のシワも最小限。
肌理も細かい。
サイズはちょっと小ぶりですが、それもあってかキュートな印象。京都の「別格」なんかとは真逆の見た目です。
重さを測ってみると646g。1斤より重く、2斤より軽い。
じゃあ1.5斤かと言えば、やや重めになるので微妙なところ。でも値段(税込626円)的なことを考えると、1.5斤に落ち着くのかな。
パン切り包丁でカットしてみると、もろっとあやうい手応えがあったものの、切りカスはわずか。全般、ぬぅっと進んでいきました。
それでは、まずは焼かずにそのまま食べてみます。
ふんわりした裂き心地ですが、食べてみて感じるのは”もちっ!”。とっても肌理が細かくて、”絹のような〜”な表現が似合います。またクラスト(皮)部分も薄い仕上がりで、ふんわり食べやすい。
100%バター使用という前情報だったのでクドさを感じるかと思いきや、後味が絶妙。優しい甘みの余韻が残り、またパクつきたいという衝動にかられます。美味しい!
続いてトーストしたものを。
薄いサクッとゾーンに包まれ、中はもちっ!香り、甘みともに素敵にパワーアップする好きなタイプ。
脳みそが揺さぶられるような官能的な美味しさではありませんが、毎日飽きずに食べられる良質な味に納得しました。
と言いながらも、手土産としてもアリだと思います。
あとがき
「食パンってこうあるべきなのかもしれない」と思わせるような食パン。原点回帰。
方向性としては、バローの「北欧ミルク食パン」と似ています。そう考えれば「北欧ミルク食パン」のコスパは、やっぱり抜群です。
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