ここ数年、お正月には家族で山登りをするのが恒例行事となっています。
今年は比叡山。日吉大社の入り口にある鳥居の横手から、2時間ほどかけて延暦寺を目指しました。
国宝の「根本中堂」は大改修の真っ只中で、外観を拝見することはできませんでしたが(中には入れる)、「開運の鐘」の響きを堪能し、良い一年のスタートを切ることができました。
そんな中、お土産に購入したお香「叡山香」の香りが素晴らしく、お香にハマりそうな自分がいます。
というわけで、以下レポートしたいと思います。
比叡山延暦寺「名香 叡山香」で気分スッキリ!邪気を払う。
外箱とか、しおりとか、値段とか
生まれて初めて、自分の意志でお香を購入しました。パッケージを見た瞬間、これ欲しい!ってなったんです。
ロゴと呼べば良いのか。商品名の筆文字が格好良い!本物の体はさておき、身が引き締まるような思いになります。
中には、もひとつ達筆な筆文字で書かれたしおりが一枚入っていました。正直、本文には何が書いてあるのか分かりません。かろうじて、最も左の一列に「優良薫香本舗謹製」と書かれているのだけ認識。
外箱裏面の注意書きには「線香の目的以外には使用しないで下さい」とあります。お線香をそれ以外の目的で使うことってあるのかな。
お値段は1箱800円(税込)。これが高いのかどうかすら、初心者の僕には分かりません。
お香
お線香の長さは約13cm。短い部類になるのかな。
一束およそ70本ぐらい入っています。毎週1本楽しむペースで来年につながる。初めてのお香なので、こんな感じで良いかな。
お香の断面は四角くて、お蕎麦みたいな様相です。エッジも不揃いで、機械を使った大量生産品ではない感じが素敵。
お香に火を付け、香皿に入れて楽しみます。
そうそう、お寺の良い香りはこれこれ。ちょっと甘さを含んだ、癒やし系の香り。深呼吸をして肺の隅々で送り込めば、頭の中がスッキリします。
香りは一瞬にして家中に広がり、我が家の格式が一段上がったかのような錯覚さえ覚えます。こんな清々しい気持ちにさせてくれるとは。本当にあらゆる邪気を取り払ってくれたんじゃなないでしょうか。
たゆたう煙を眺めていても、気分が落ち着きますね。
一刻として同じ形を留めない様子は、「諸行無常」や「万物流転」といった哲学的概念を一生懸命引っ張り出してきて、崇高な気分に浸らせてもくれます。
1本燃え尽きるのにかかる時間は約30分。最後の最後、ほんの一瞬だけ香りが強まったのは、気のせいでしょうか。
よし!これで自宅がパワースポットになりました。
香皿
初めてのお香なので「香皿」を新調しました。陶器製で、蓋付きのタイプ。
木製にするか、はたまた香立てタイプにするか悩みましたが、我が家のテイスト的にこれぐらいのポップさがある方が馴染むんじゃない?という妻の意見を採用。
透かし彫りのデザインも、あえて言うなら北欧風。お香だけに、スモーキーな青色が似合っていると自画自賛。
裏面にアルミが貼られた不燃綿がセットされています。おかげで最後まで燃え残るはありません。残った灰もサッと処分できるので便利。
少々造りが雑な部分もありますが、精密機器じゃないので許すとしんぜよう。叡山香のおかげで、なんだか心が広くなったようです。
あとがき
ちょっと前までは、こうしたスピリチュアルなカテゴリのものには全く興味ありませんでしたが、40歳を超えてからは自然と生活に取り入れるようになってきています。うーん、良いのだろうか?
まぁでも、これまでにもアロマは普通に焚いていたので、その一環として考えれば良かとですね。