【初心者キャンプ】我が家のキャンプ道具|ランタン選び(導入編)

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我が家のキャンプに決定的に足りないもの。それは”明かり”です。

これまでのキャンプでは、2家族以上(しかも同行家族はベテラン)で行くことがほとんどだったので、手持ちの照明器具がどれほど能力不足なものなのか、気付いていませんでした。

けれども1度だけ自分たちだけでキャンプを行った結果、あまりの暗さ&不便さに閉口した経験があります。「来シーズンはランタンを買おう」と決心し、幕を閉じた2015年でした。

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ランタン選びが意外に難しい、3つの理由

そのようなわけで、年末にちょこちょこと調べ始めたのですが、これがなかなか購入まで至らない。それほど複雑なアイテムでないにもかかわらず。その理由は3つあります。

理由1: 店頭では明るさなどの実用具合は判らない

アウトドアショップに実物を見に行きました。

お店では、デザインやサイズなどは確認できるのですが、ガソリンやガス式、いわゆる燃料系のランタンは実際に点灯させるわけにもいかないので、”明るさ”や”使用感”といった一番知りたい情報を確認することができません。

一部、電池式LEDのもので点灯可能なお店がありましたが、光の眩しさを確認することはできるのですが、どれだけの範囲を照らすことができるのか、などの実用的な部分は、やはり判断つきませんでした。

理由2: 明るさの単位がメーカー間で統一されていない

これに関しては、何とかメーカー間で協議して、統一して欲しいところです。

lx(ルクス)やlm(ルーメン)がどれぐらいの明るさかなんて、数字からは想像つきません。w(ワット)に換算できても、果たして自分に必要なワット数が60Wなのか100Wなのか、やはりよく判らないのです。

こちらが欲しい情報は、「どれだけの範囲がどれだけの明るさになるか」なので、例えば、「6畳程のスペースのどこでも文庫本が読める明るさ」なんて説明書きがあれば、ある程度納得して選ぶことができるのになぁ。

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理由3: 理想のキャンプ像が明確でない

僕の中に、”理想のキャンプ”のイメージがなかったのが最大の敗因でした。

例えば、燃料方式を選択する場合、”扱い易さ”を優先すれば「電池式」が正解ということになります。けれども、”手間暇をかける”ことこそキャンプの楽しさだと考えるならば、「ガソリン式」が正解ということになります。

まずは自分がどのようなキャンプをしたいのかをよくよく考え、それを実現するためには、どのランタンを使うのが最良なのかを考える。この順番で検討をしなければ、堂々巡りになるのも当たり前のことです。なぜならゴールがないのですから。

(余談)ランタンを野球で例えると2番(あるいは6番)打者みたいなもの

余談になりますが、上述のcを補強する考えを、もう少ししつこく書きます。

ランタンを野球に例えると(野球に興味ない方ゴメンナサイ)、2番か6番あたりを打つ打者なんじゃないかと思うんです。

「テント」が4番というのは大抵の方が納得されるのではないかと。そしてその前後を打つ3番や5番が、「テーブル&イス」などのファニチャー系、あるいは「BBQグリル」などの調理器具になりましょうか。

ここまではいわゆる”主軸”で、キャンプ用品の中でも大型アイテムであり、これらを揃え終わると「趣味はキャンプです」と答えても差し支えない感じになります。

2番(6番)打者はチームの考え方が反映される打順

では、ランタンが2番(あるいは6番)打者だという理由は何か?

昔の野球では、2番打者はバントが得意な選手、6番打者はそこそこの打率とホームランを残せる選手といったように、この打順にはこういうタイプの選手、と相場がおおかた決まっていました。

それが近年の野球では、2番にホームランを量産できる選手を置いたり、6番に打率は低いけどチャンスにはめっぽう強い選手を置くなど、通り一辺倒ではない選手起用法が多くみられるようになってきています。

例えば、初回からボコボコ点を取りにいく野球を目指すチームは、2番に打力の高い選手をもってくるでしょうし、逆に1点を守りぬく野球をモットーとするチームでは、バントなど小技に長けている、俊足、選球眼の良い選手を配置するでしょう。

このように2番(あるいは6番)という打順には、チームの戦術や考え方が色濃く反映されるので、いわばゲームを作り出す打順と言うことができます。

ランタンもキャンプスタイルが反映されるアイテムである

ランタンに話を戻します。

世の中には様々なランタンが売られています。形やデザイン、サイズはもちろん、使用する燃料の種類や放つ光の色にも、それぞれに特長があります。

電池式LEDのランタンとオイル式のランタンとでは、演出する夜の雰囲気に大きな差が生まれます。オイル式ランタンが放つやわらかな光は、情緒に語りかける力があり、キャンプサイトを優しい空気で満たしてくれます。

一方、電池式LEDランタンは利便性や経済性に優れるので、お手軽にキャンプを楽しみたい方向きのランタンだと言えるでしょう。

このように、キャンプをどのように楽しむかによって最適なランタンは変わってきます。使うランタンによって、キャンプのテイストが変わる。つまりランタンにはその人がイメージするキャンプのスタイルが反映される。

他のキャンプ用品にも、多かれ少なかれそういう面はあるかと思うのですが、ことランタンに関しは、その傾向が色濃く出ているように思います。

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まとめ

テントやテーブルなら、ある程度のものを買いさえすれば、それほどの差を感じることなく使うことが可能です。

けれどもランタンは、たとえ価格帯が同じであっても、デザインや光の質など数値化できない部分に明らかな差があるので、購入には慎重にならざるを得ません。

できることならば実際に使用している姿を見て検討するのが良いのですが、先述の通り、お店ではそうすることはほぼ不可能です。

なのでオススメは、実際のキャンプで周りのキャンパーが使っているのを確認することです。昼間の明るいうちにメーカー・機種をチェックし、夜になったらサイトの雰囲気を眺める。

初回のキャンプでは、とりあえず安くて評判の良いGENTOS EX-777XP辺りで乗り切りましょう。

電池式LEDということで、テントの中で使うことができる(ガソリンやガス式のランタンはテント内使用はNG。一酸化中毒になります)ので、サブランタンやサブサブランタンとして活躍の場が無くなることはありません。

僕の場合は、一緒に行った友達が持って来ていたランタンが、燃料・メーカー・光量において偶然にも重複することがなかった(TOP画像)ので、おかげさまで展示会のように吟味することができました。

次回は、実際に購入したランタンをご紹介しがてら、購入のポイントを書きつづっていきます。

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