食パン専門店の食べ比べ。今回はJR大阪駅構内にある「高匠 」に行ってきました。
かなり前から気になっていたんですが、なかなか機会が無くて行けずじまい。知り合いの写真展を見に行った帰りに、ようやく寄ることができました。
早速レポートしたいと思います。
食パン専門店「高匠」の湯種食パン
店舗外観とか
都心の食パン専門店の多くは駐車場がないので、ふらっと立ち寄るのには不向きですが、こうして駅構内に出店されていると、仕事帰りなんかに気軽に買って帰れるので便利です。
ただファサード的には、駅のフォーマットが決まっているため、お店の世界観は出しにくいですね。キーアイテムである大きな暖簾とのぼりが奥に引っ込んでしまっています。もったいない!
と、そんなことをボヤボヤ考えながら、お持ち帰りしたのでした。
食パン専門店「高匠」の「湯種食パン」
購入したのは1本800円(税込)の「湯種食パン」。税込み価格で良心的。
ずしり重いのは他の専門店の食パンと同じですが、若干小ぶりな気がします。
重さを測ってみると、なんと949g!平均的な2斤分の重さよりも、はるかに重い。小ぶりであることを踏まえると、かなり密度が高い食パンと言えます。
焼き色は、標準よりやや濃い目。クラスト(皮)は少しシワがあるけど、全体的には端正な表情をしている印象です。
パン切り包丁を当てると、最初に”ぬっ”とした手応えがあって、そのあとは”すぅーっ”と抜けていくように切れていきます。切って気持ち良いやつ。
断面が荒れがちにも関わらず、切りカスは少なめ。生地に粘りがあるのかも。
クラスト(皮)部分は薄めに仕上がってますね。高級食パンの多くがこうした仕上がりなのは、「耳まで柔らかく、食べやすいを」目指しているのでしょう。
それでは、まず生のまま食べてみます。
どちらかと言えば、ふんわり系の食感。よく噛むことで、もっちり感を味わうことができます。
生地の粘りが強く出てくるかと思いきや、想像よりも軽快な食べ心地。甘みも小麦本来のもので、バターや砂糖、生クリーム由来のものは微かに感じる程度。おかげでくどさがありません。
漂う香りも弱めなことも含めて、あっさりした食パンという印象です。
続いて、軽くトーストしたものを。
焼くと表面がサクッとなるのはこれまで通りですが、ふんわりを挟んで、最後はもちっと食感を楽しめるこの三重奏は、今までになかったかも。
お米のように、噛むほどに甘みが増すタイプです。高密度になるぐらいたっぷり小麦を使用しているからこその、自然な美味しさ。
製法は「Bakery 暦」や「明日の食パン」と同じ「湯種製法」が用いられています。やっぱ好みなんだなー。
あとがき
「高匠 」の湯種食パンは、悪く言えば特徴が無い食パン。でも妻も子供たちも、口にするなり思わず「美味しいぃぃ」とつぶやいていました。じわじわくる確かな美味しさ、という表現が正しいかな。
最近は、バターや生クリームが主張するスイーツ寄りの食パンを多く食べていたので、こうした主食系の食パンがやけに美味しく感じられたのかもしれません。
公式サイト や楽天市場「食パン専門店 高匠」からも購入することができるので、気になっていたけどチャンスがね、と思っていた方は一度お試しください。
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