FUJIFILM XF10とX70。重箱の隅をつつくように比較。

XF10はX70の後継機ではない(仮)

富士フィルムから、もうすぐ発売されますね、XF10

僕はX70の後継機(仮称X80)を、ずっと楽しみにしてきた富士フィルムユーザーの一人です。

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残念ながら、XF10はX70の後継機ではありません(勝手に断言)

APS-Cセンサーを積んではいますが、X-Transではなくベイヤーセンサーですし、プロセッサーもX-Processorじゃない普通のものだからです。名前を見ても、Xの後にFが付いちゃってますしね。

さらに、アナログライクな操作体系(絞りリング、シャッタースピードダイヤル、ISO感度ダイヤル)ではないことが決定打であり、逆に、X70の後継機を名乗ってはならないと強く思う次第です。

レンズユニットは(おそらく)同じものなだけに、画素数がアップした(2424万画素)センサーとの組み合わせによる描写への期待は、少なからずあります。

ですが、それと同時に、X70の在庫ユニットをここで使いまわしてきたか!といった邪推が頭をもたげてしまうのです。

そんなわけで、新製品発表にもかかわらず、救援陣が打ち込まれて勝ち投手の権利を失った先発投手のような気分に浸っている今日このごろ。こうなりゃ重箱の隅をつつくがごとく、XF10のがっかりポイントをピックアップして、自分をなぐさめたいと思います。

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FUJIFILM XF10のがっかりポイント

電子シャッターは1/16000秒まで

XF10の電子シャッターは、最速1/16000秒。X70が1/32000秒なので、1段分遅い仕様になります。

日常使いにおいて、この差が問題になる場面は少ないとは思いますが、よく晴れた日の海岸や雪原で撮影することが多い方なら、がっかりしてしまうかもしれません。ボケを活かした撮影をしたくても、露出オーバーで開放F値が使えず、仕方なしに絞らざるを得なくなるので。

せっかくAPS-Cサイズという大きめのセンサーを積んでいるのですから、たとえスナップシューター機といっても、ボケはひとつの表現手段として保持しておきたいところ。台頭するスマホカメラとの差別化を図るのなら、いわずもがなです。

オートフラッシュの撮影範囲が7.5m

両機種ともフラッシュを内蔵していますが、届く範囲に微妙な差があります。

X70のフラッシュが7.9m先まで届くのに対し、XF10のフラッシュは7.5m先までしか届きません。その差はわずか40cmで、ほぼ誤差の範囲。

これぞ重箱の隅をつつく。こんなの誰も損しないところですよね。

スプリング式レンズキャップ

僕はレンズキャップ否定派なので、正直どーでもいいポイントではありますが、XF10のような「スプリング式レンズキャップ」は傍から見ても使いにくそうに思います。

「撮影前にキャップを外す」という行為自体がわずらわしいのに、「微力ながらも指先に力を入れてつままなければ外れない」という仕組みが、さらにわずらわしく感じます。

それが理由で、TG-5には開閉式のレンズキャップを、

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仮にレンズキャップしか存在しない世の中なら、X70のような「かぶせ式」の方が、まだ見た目も良く、使い勝手もマシ、ということで選択していただろうと思います。

レンズ保護フィルターが装着できない

レンズキャップと関係するところですが、(おそらく)レンズ保護フィルターは装着できない仕様です。

X70のレンズ周りにはネジが切ってあるので、レンズ保護フィルターやレンズフードを取り付けることができます。このおかげで、レンズキャップ無しで鞄に放り込むことができるわけです。というか、放り込むシーンを何度も妄想してきました。

「ライバルはGR!」と、スナップシューター機としての期待を背負う覚悟があるのなら、レンズバリア非搭載で突き進むのなら、レンズ保護フィルターは装着できる仕様であって欲しかったなと思います。

液晶モニターが固定式

ファインダーレス同様、あえての液晶モニター固定式ということでしょうから、あーだこーだ言うのはお門違いだと承知しています。

けれども、何かポリシーあってのことなのでしょうか?

ただ単に軽さのために省いたのだとしたら、あるいはGRも固定式だから、というあたりが理由だとしたら、非常に残念に思います。現代におけるスナップシューター機には必須のギミックだと思うんですけどね。

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それこそスマホカメラと差別化を図るのなら、ローアングルで撮影できることや、ウェストレベルで撮影できることは、ポイントが高いと思うのですが、どうなのでしょう。

あとがき

執筆時点では発売前ということで、実機を触れば評価が変わるかもしれません。あしからず。

というか、重箱の隅をつつく覚悟で書き連ねてみましたが、これぐらいしか見当たりませんでした。つまりXF10は、おおむね良しということです。

APS-Cセンサーにしてはバーゲンプライスのような初値なので、スマホよりも綺麗な写真が撮りたくなったというような方には、おすすめできるカメラだと思います。

けれどもXF10の売り上げが伸びた結果、メーカーが「X70ノ後継機?何ソレ?」みたいなことにならないか心配。アドバルーン的役割で、後継機を発売する足がかりになるのなら良いのですが。

XF10が登場したことにより間違いなく言えることは、X70の後継機はしばらくの間あり得ない、ということですね。残念!

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