「つるやパン」は滋賀県長浜市にある老舗のパン屋さん。コッペパンの中に、マヨネーズで和えた”たくわん”を挟んだ「サラダパン」がご当地グルメとして有名です。
そんなつるやパンには「まるい食パン」というのがありまして。JR長浜駅近くの「まるい食パン専門店」では焼きたてを買うことができるらしい。こりゃ一度食べてみたい。
ということで、以下レポートです。
つるやパン「まるい食パン」
まるい食パン専門店の外観とか
まるい食パン専門店は、JR長浜駅から徒歩5分ぐらいの場所にあります。古い家屋がポツポツと立ち並ぶ、風情ある街道沿い。
白さだけでも映える壁に加えて、どーん!と「まるい食パン」のオブジェ的看板。遠目からでも伝わるインパクト。見過ごす確率は0%です。
店先で出迎えてくれるのは、信楽焼のたぬきの置物。そういや「Bakery 暦」にもありました。
でもこちらのたぬきは、まるい食パンを持っている。しかも淡いピンク色。可愛い過ぎです。
焼きたての食パンを購入できる以外に、その場で色々な具材をトッピングしたサンドイッチを注文することもできます。「焼さ鯖」や「みたらし」なんて興味津々。イートインスペース有り。
でもこの日はお昼に親子丼を食べた後だったので、食パン購入オンリーで帰りました。
まるい食パン
まるい食パン。でーん!と一本分。パッケージに描かれた「MARUISHOKUPAN」のやたら長い文字列が、なぜだか気にならないほど馴染んでいる。
過大広告がしばしば問題になる昨今、まるい食パンに限っては看板に偽りなしの姿。
この丸い形は、当然ながら焼く時に使う”型”が丸いわけです。丸いと熱の伝わる時間が短く済み、耳は薄く、中をふんわり仕上げることができるそうです。
1本分の重さを量ってみると366gでした。一般的な角食1斤分の重さですね。サイズ感よりも軽い。これで値段が380円なので、重さベースで考えると、実は高級食パンの部類に入ることになります。
切った感触もソフトかつライト。この時点で、耳が薄いことも、中がふんわりしていることも理解。また切りカスが多めなことから、パサ感ありを予想。
切り口は非常に綺麗。THE食パンって感じ。最近は水分多めのもちもち食パンばかり相手にしてきたので、なんだか新鮮。
まずは焼かずに食べてみます。
ふんわり軽い食感も相まって、かなりあっさりした味。小麦の風味が楽しめるわけではなく、甘さを堪能するものでもなし。美味しくないわけではないけど、これ単体でどうこう言うものでもない感じ。あと予想通り、ちょっとパサ感あります。
お次はトースト。焼き目がものすごく均等で綺麗。
ライトな食感は、トーストでその良さが発揮されます。ふんわりサクッと気持ち良い。主張が少ないベーシックな味なので、トッピングが無いとちょっと寂しいかな。サンドイッチに使うのも納得です。
「サラダパン」と「サンドウィッチ」
サラダパン
せっかくなので、その他のパンも買って帰りました。といっても、まるい食パン専門店にはまるい食パンしか売っていないので、近くのスーパーにて。
まずは「サラダパン」。
見た目は普通のコッペパン。大きさも昔からよくあるサイズ。
中には、噂のたくあんがどっさり。味は想像の範疇を超えない感じ。一度は食べてみるのも良いかも。ボリュームはそこそこあるので、お腹は満たされます。
サンドウィッチ
今回、もう一度食べたいと思ったのが「サンドウィッチ」です。
珍しい?まるいサンドウィッチ。使われているパンはもちろん、まるい食パンですね。
中に挟んであるメインの具材はハム。ハムはハムでも魚肉のハム。これが何とも言えない素朴な味わい。
マヨネーズと塩、砂糖のバランスが妙にマッチする。まるい食パンも活きてます。こんなB級なサンドウィッチ、他ではなかななお目にかかれないんじゃないかな。トーストすればもっと美味しかったかな。
あとがき
つるやパン、いろいろと話題が先行している感がありますね。でもサンドウィッチは美味しい、オススメ。今度はイートインで、焼き鯖サンドとみたらしサンドを食べたいと思います。