「うどん県の食べ納めは、『津田の松原サービスエリア(上り)』で!」というキャッチコピーに乗せられて、旅のフィナーレを飾るべく、最後のうどんを食べてきました。
と言っても、B級感たっぷりの「さぬきうどんバーガー」ですが。
津田の松原サービスエリア(上り)
「津田の松原サービスエリア(下り)」は、高松自動車道の上り線で最後のサービスエリア。
トイレは次のパーキングエリアである「鳴門西PA」(約30km)、食事はその次の「淡路島南PA」(約55km)で済ますことができますが、ガソリンスタンドは「淡路SA」(約110km)までありません。なので残り燃料が怪しいときは、必ず立ち寄るようにしましょう。
この日は建物の前で、四国の特産品が販売されていました。小夏(高知)、土佐文旦(高知)、カラマンダリ(愛媛)、河内晩柑(愛媛)など、季節的に柑橘系が多く並んでいる様子。
中に入ると、ずらりと並ぶうどんのお土産。さすがうどん県最後のサービスエリア。
吉備サービスエリアに感じた、”ここに来たらお土産は何とかなるぜぃ”的な安心感は強くありませんが、
そこそこの種類は揃っているので、買い忘れた時の保険には丁度良いと思います。
お目当ての「さぬきうどんバーガー」は、フードコートにあります。おなじみの食券方式。お大きく掲げられたメニューの中には、「ブリの漬け丼」や「釜揚げしらす丼」など、他にも美味しそうなものが並んでいます。
食に関する冒険がめっぽう嫌いな妻は「ブリの漬け丼」を注文。あつあつのご飯の上に、ぷりっぷりのブリの切身が5枚。ねぎ、わさびと一緒にいただきます。
「津田の松原サービスエリア」から、少し東へ行ったところに「引田」という町があります。実はその引田、ハマチ養殖の発祥の地だそうで。もちろん今でも行われていて、「ひけた鰤」としてブランド化されています。
上の子は「釜揚げシラス丼」を注文。
これまた近くの漁港「津田港」で水揚げされた鮮度抜群のシラスが、ご飯が隠れるぐらい、たっぷりとのせられています。
シラス丼好きなら、車で10分の「大塩水産」でたらふく食べることができるそうですよ。季節限定(6月〜7月初旬)、数量限定、予約必須(0879-42-5105)ですが、ワンコインで生シラス丼が食べ放題!タイミングが合っていたら、絶対行ってたなぁ。
下の子は「徳島ラーメン」を注文。今回の旅で唯一、徳島の風を感じることができた瞬間です。気に入ったようで、牛肉もりもり、ボリューム満点でしたが完食してました。
そして、僕はもちろん、
「さぬきうどんバーガー」!
香川県産のレタスの上に、ショウガ風味のしょうゆダレを絡めて揚げた讃岐うどんをパティとして使用し、鶏肉ハンバーグとかつおぶし、それに目玉焼きを載せて、バンズ(パン)で挟んでバーガーとしている。(Wikipediaより)
ただのご当地B級グルメと侮るなかれ、これ絶妙な美味しさなんです。
ハンバーガーといえばアメリカの食べ物。肉・ソース・ボリュームこそが正義であり、ガツン!とくるインパクトな味が求められるわけです。
けれども「さぬきうどんバーガー」は真逆。控えめであることを美徳とし、調和を重んじる、きわめて日本的な味に仕上げられています。
小麦を小麦で挟むという、あまりにも”非コントラスト”で”のっぺり”した組み合わせ。にも関わらず、噛むと感じるうどんの旨味は、十分主役で通用することを証明してくれています。
それもこれもコシの強い「讃岐うどん」だからこそ。他のうどんでは、こうはいかないんじゃないでしょうか。
食後の満腹感も合わせて、是非とも食べてみて欲しい一品です。
あとがき
「さぬきうどんバーガー」は上下線どちらでも食べることができます。ですが土日祝、個数も限定(各線20個づつという噂)という、じつはレア商品。
今回はAM11時30分に到着して、運良く食べることができました。でも、もうちょっと遅かったら駄目だったかも。
販売開始はAM9時からだそうなので、10時のおやつ、もしくは遅い朝食ぐらいを狙うのが良いかもしれません。
うどん巡りをした後は「さぬきうどんバーガー」で締め!なんて、いかがでしょうか。
津田の松原サービスエリア
住所 | 〒769-2402 香川県さぬき市津田町鶴羽935−5 |
営業時間 | 7:00〜10:00 |