最近のキャンプの朝ごはんといえば、スーパーに売られている、おそらくご当地ものと思われるパン。発見するとテンションが上がります。
今回も魅力的なパンに出会えました。いのや商店さんが製造する「牛乳パン」。
バタークリームを挟んでいるだけのシンプルなパンなのに、何度も食べたくなる不思議な美味しさがあります。
というわけで、以下レポートです。
牛乳パン(いのや商店)
パッケージデザインが秀逸!
もうね、パッケージのデザインからして色気ムンムンです。
B’zの稲葉さんばりのショートパンツから、曲線美の見本のようなスラリと細く長い脚が伸びている。しかもモデル立ち。襟足を攻撃的なまでに短く刈り込む一方で、トップから前髪にかけては遊びと流麗さを同居させた無造作なヘアスタイル。剃った眉毛は足すことなくそのままに。
一見、パンキッシュな風貌ですが、黒目の大きな瞳とわずかに口角をあげる微笑みに優しさを感じずにはいられません。
そんな彼に、傍らから憧憬込もった視線を送る少女。まだ通らない鼻筋と赤く染まった頬から、少年よりも年齢はかなり下だと想像します。年上のお兄さんへ寄せる、ごく自然な親しみ。恋心へと変化する一歩手前の情景が描かれているのかもしれません。
本来、主役であるはずの牛が、この2人の物語を見守る役に徹している点も、このデザインの素晴らしいところです。
リピ買い必死!の美味しさ
冒頭でも書いた通り、味は極めてシンプル。ですが、とっても味わい深い。
まず驚くのは、パン自体のクオリティが高いこと。
表面は均一な焼き目で、中はスポンジのようにふんわりしています。持つと崩れるほど柔らかい仕上がりで、牛乳の風味が優しく、豊かな口当たりを楽しめます。
パンの間に挟まれているバタークリームは、すっきりとした甘さ。薄めに塗られていることもあり、後味はかなり爽やかです。
15cm×10cmぐらいの四角いパンで、厚みは5cmほど。デニッシュならお腹いっぱいになるポリュームですが、牛乳パンなら、少なくても3つは食べられます。リピ買い必死!
夏の朝には、冷やして食べるのがオススメです。
頭脳パン(いのや商店)
牛乳パンの横に「頭脳パン」なるものが売られていました。同じく、いのや商店さん製造です。
キャッチフレーズは「頭のよくなる おいしい頭脳パン」。買うっしょ!
牛乳パンと違って、ズシリと重く、生地は少しパサッとしていて、水分が持っていかれるタイプ。含まれるレーズンの数も少なく、味は良くも悪くもプレーンです。
咀嚼回数を多くし、かすかな風味を感じようと神経を研ぎ澄ませるところに、頭がよくなる秘訣があるのでしょうか。
と思ったら、ビタミンB1を配合した小麦粉、いわゆる「頭脳粉」を使っていることに由来するそうです。脳の活動源であるブドウ糖を分解するのに、ビタミンB1が必要ということですね。知らなかったぁ。
あとがき
家族一同気に入って、今回のキャンプの朝ごはんは、全てこの「牛乳パン」。まとめ買いして、お土産に持って帰ろうと思ったほど。けれども消費期限がかなり短く断念しました。
購入したのは「マルニハピー横町店」と「ナルス糸魚川店」にて。本家はJR糸魚川駅近くの「リーベル・イノヤ」だそうです。寄れば良かったと後悔。また食べたいなぁ。
リーベル・イノヤ
住所 | 〒941-0068 新潟県糸魚川市本町6−8 |
連絡先 | 025-552-0260 |