B級グルメには目がない僕ですが、妻は逆に全くの無反応。「これ美味しそう!」なんて言っても、怪訝な顔をしてスルーされるのが日常です。
そんな妻にも響いたのが「えびめしグー」。ネーミングからしてB級オーラ全開。でもめちゃ美味しい!
というわけで、以下レポートです。
えびめしグー
「えびめしグー」は、中国自動車道の勝央サービスエリア(下り)で売られています。どうやら上り線にはないようです。
車を停めて、否が応でも目に飛び込んでくる「えびめしグー」ののぼり旗。この時点で、すでに僕の心はロックオン。
トイレ前の看板には説明が。
岡山めいぶつえびめしを薄焼卵と大葉で巻き、中にとろけるチーズを入れ、ライスコロッケにしました。
他府県の者には、そもそも「えびめし」が分かりません。
ウィキペディアには、
基本的にはピラフの一種で、具に海老を用いたものを、ドミグラスソースとケチャップ、カラメルソースなどをベースにしたえびめしソースを絡めて黒褐色に仕立てたものである。
と解説されています。うーん、分かったような、分からないような。ま、ソース味の炒めたご飯といったところですかね。
で、これが「えびめしグー」。
風貌はライスコロッケそのままで、大きさは小学生の握りこぶしぐらい。ワンハンドでも食べることができるような、配慮ある包装です。
説明通り、中には褐色のえびめしと薄焼き卵、そして大葉が見えます。
えびめしは、見た目の通り濃厚な味付け。コクがあって、どちらかといえば甘め。そこにチーズが加わり、一層ジャンクな味わいに。薄焼き卵の存在感がない。
ソースなライスとチーズ、卵を油で揚げている食べ物。ちょっと胸焼けしそうな組み合わせですが、大葉が入っているおかげで後味は意外にさっぱり。バランスの取れた絶妙な美味しさに仕上がっています。
妻も大葉が入って無ければ食べていなかったようです。大葉最高!
ソフトクリームの要領で包装をめくり、最後まで手を汚すことなく食べることができました。
サイズの割には満腹感があるので、2つは無理かな。
勝央サービスエリア(下り)には、他に「ドーナッツぎょうざ」なる、これまたB級感満載のフードがありました。
けれども、妻の「ドーナツ状にする必要性が感じられない」との冷静な判断のもと、購入を見送った次第です。なるほど、そういう思考なのね。
あとがき
ご当地B級グルメって、地域特有の素材や調理方法で作られていることはもちろんですが、
- 名前や見た目から、どんな味か想像しにくい
- また食べたくなる中毒性がある
ことが重要だと思うんです。「謎だけど美味しくてクセになる」ってやつですね。ネーミングにポンコツ感があれば、なお良しです。
そういう意味で「えびめしグー」は王道を走っていると思いますよ。