身の回りの色々な自然に興味を持ち出した小学生4年生の息子。小さい頃から昆虫や魚など生き物は好きな方でしたが、最近はめっきり「鉱物」にロックオンしています。
ツルツル、ザラザラ、軽かったり、重かったり。白や黒色、青みがかっているものや、模様が入っているものなど。どこで拾ってくるのか、毎日色々な石を持って帰ってきます。
そんな息子に顕微鏡をプレゼントしました。レイメイ藤井の『ハンディ顕微鏡DX』。
どこにでも気軽に持ち運べて、観察結果はスマホで撮影可能。LEDライトやUVライト付で倍率250倍と、子供用としてはなかなかのハイスペック。大人が使ってもおもしろい!
というわけで、以下レビューしたいと思います。
レイメイ藤井の『ハンディ顕微鏡DX』
小学生でも扱いやすい
こちらがレイメイ藤井の『ハンディ顕微鏡DX』。イエローの他、グリーンとグレーの3色展開。
ハンディというだけあって、すっぽり手の平サイズ。重さも70g(電池含まず)と軽く、小学生でも取り回しがラクチンです。
本体は落下に強いABS樹脂製で、レンズはアクリル製。ガラスの方が綺麗に見えるんでしょうけど、なにせ子供が屋外で使う目的なんで、丈夫な方がありがたいです。
2種類のライト
電池は単3電池を1本使用。スライドカバーを外して入れます。エネループも問題無く使えました。
電池を入れることで、2種類のライトが使えます。
1つはLEDライト。ボタンを押せば連続点灯し、もう一度押せば消灯します。透過/落射型モード切替え時には自動で切り替わります。
もう1つはUVライト。こちらはボタンを押している間だけ点灯する仕様。説明書には「身近に光るものを探そう」とありますが、今のところお札とハガキを照らしただけで、新たな発見ができていません。
最大倍率250倍。操作性高し。
ズームは100倍、150倍、200倍、250倍の4段階。ズームレバーの動きはヌルり滑らかで、各倍率で一瞬カチッと止まる絶妙なクリック感が気持ち良いです。
焦点調整ダイヤルもヌルヌル。大型でリブも設けられているので、ピント調整はラクに行えます。
観察結果はスマホで撮影可能
対物レンズの周りは透明なガイドで覆われていて、誤ってレンズが観察物に触れるのを防止してくれます。一定の距離が保たれるため、ピントが合わせやすくなるというメリットもあります。
さらに付属のスマホアダプタを使って、観察結果をスマホで撮影できちゃいます。
重量バランスがめちゃくちゃ悪いんで、安定した撮影には慣れが必要ですが、これはおもしろい!
実際に観察した画像は後ほど。
『ハンディ顕微鏡DX』で実際に観察
透過型顕微鏡モードで観察
透過型顕微鏡とは、観察物の下から光を当て、透過した光で観察する顕微鏡のこと。小学校の時にプレパラートとかカバーガラスとか使ったやつ。顕微鏡と言えばこのイメージが強いです。
透過型顕微鏡モードの時は、透過ライトパネルが底になるように回転させて使います。LEDライトの光は樹脂の溝や断面を進み、上手いこと観察物を照射するように設計されています。感心!
では実際に使ってみます。サンプルとして玉ねぎの表皮が用意されているので、ひとまずそれを。
めちゃくちゃ綺麗にみえました。感動!倍率は250倍です。
スマホ側の倍率を上げて観察することもできます。
こちらは絶賛育てている観葉植物のモンステラの葉の表面。薄くスライスせずに観察してみましたが、光は透過したこともあって、案外いけました。
落射型顕微鏡モードで観察
次は落射型顕微鏡。
観察物に上から光を当て、表面をそのまま観察することができます。観察物を薄く切る必要が無いので手軽。購入の目的の1つだった石の観察も、このモードを使います。
これはなんだか分かりますか?
答えは息子のテスト。印刷物ってこんな風に見えるんですね。ただの青色に思えて、マゼンタの点々が混じっている。しかも規則的に。
これは机の表面。シナベニアという木材です。
ではこれは?
正解は息子がせっせと集めている石の表面でした。正直、なんのこっちゃか分かりませんが、どんどん興味の翼を広げてくれると嬉しいです。
ちなみに掲載の写真は、全てiPhone12で撮影したものです。スマホアダプター便利!
あとがき
子供向けのおもちゃと思いきや、なかなか使える『ハンディ顕微鏡DX』。2,000円程度で、これだけ機能がてんこ盛りなら十分です。
も少し興味のレベルが高まれば、実体顕微鏡なんか良いんですが。どうなることやら。