10月ど真ん中の15、16日、滋賀県・大津市の京阪浜大津駅〜JR大津駅界隈で、『大津ジャズフェスティバル』という催しが開かれました。
「JAZZと一緒に街歩き」というコンセプトのとおり、街のいろいろな場所で、JAZZを中心とした演奏が行われ、美味しい系屋台もたくさん出店されるということで、ぶらり散策してきました。
京阪浜大津駅〜おまつり広場(大津港&なぎさ公園)
まずは京阪浜大津駅に到着。
JR大津駅から琵琶湖に向かうコースも考えたのですが、のんびりモードで楽しもう!ということで京阪電車をチョイス。今では少なくなってきた路面電車に揺られての到着です。
浜大津駅でも路上ライブが行われていて、いきなり音楽が聞こえてきます。
メインの会場である「おまつり広場」へは、浜大津駅に接続されているデッキを歩いていきます。大津港に停泊している船は、琵琶湖最大の客船「ビアンカ」です。僕たちは立ち寄りませんでしたが、このビアンカでも船上ライブが行われていた模様。
デッキは続くよどこまでも。途中、右手に見える大きな建物は「琵琶湖ホテル」です。シーザー・ペリという有名な建築家のデザインのようで、「あべのハルカス」なども手掛けているそうです。
琵琶湖ホテルの1階にあるバーでも演奏されていました。こういった場所で聴くJAZZも、雰囲気がマッチしていて良さそうですね。
のんびり歩くこと約10分。おまつり広場(in なぎさ公園)に到着しました。立派なステージ前は、たくさんのお客さんで賑わっています。
メイン会場だけあって、Tシャツなどのグッズ売場がありました。
ずらりと屋台が並びます。
さすがJAZZのイベントですね。お昼でもアルコールが提供されています。
本当はワインでもグビっといきたいところでしたが、子供連れということで自粛。代わりにおさんじとしてブリュレ&クレープをいただきました。
クレープ生地の中に、たっぷりのとろ〜りプリンが!表面のカラメルが適度に焦げて、芳ばしく仕上がっています。おいしかったー。
そうこうしているうちに、ステージでは演奏がはじまりました。音楽に集中するも良し、美味しいものを食べながら、その場の空気に身を委ねるも良し。自由でリラックスした空間です。
子どもたちがトイレに行きたいというので、道路を渡ったところにある「大津市民会館」へ。言うまでもなく、ここも会場です。公衆電話ボックスに貼られたポスターが、にぎわいに一役かっていて良い雰囲気です。
琵琶湖に突き出た桟橋から撮影。落ちていく太陽の光が湖面できらめき、”世界一美しいジャズフェスティバル”と謳うのもうなずけます。釣りをしながら聴く?のもアリですね。
ランニングをしている人もいれば、
人力車こと「じゃず力車」に乗る人もいます。ゆるーい風が吹きまくっています。ちなみにこのじゃず力車、順番待ちでした。
本格的にグルメモード突入!
次の演奏までと言いながら、屋台をひと回りすることに。
石窯ピッツァなんて手の込んだものもあります。
炭火で焼くタンドリーチキンも。写真は、一度に多くのチキンが焼けるよう作られた”タンドリーチキン専用マシン”です。自動でくるくる回っていて、注目を集めていました。
トルコ料理の屋台では、ケバブとトルコアイス、そしてロングポテトが人気でした。トルコアイスを頼むとコーンを手渡され、店員さんがさまざまなちょっかいを出しながらアイスをのっけてくれます。
そのやり取りが、見ていてとてもおもしろいのですが、いかんせん時間がかかってしまうので、ロングポテトを目当てに長い行列ができてしまっていましたが。。
子どもたちはタンドリーチキンとロングポテトを注文。僕はメキシコ料理の屋台でタコスを購入しました。
店員さんおすすめの緑のハバネロソースをかけていただくことに。
味わいある辛さで、とっても美味しゅうございました。
他に、地元滋賀県の食材でつくる料理を提供する屋台があったり、
普段あまり馴染みのないスリランカ料理の屋台があったり、
世界のビール11種類が楽しめるブースが出店されていたりと、盛りだくさんの内容ラインナップで圧倒されました。
フードコート中央には飲食スペースがあり、そのまた中央にはモンゴルっぽいテントが建てられていて、その中でも休憩することができます。
リニューアルしたJR大津駅へ。超プチレポート。
16時をまわり、少々肌寒くなってきたので帰路へとつきます。目指すはJR大津駅。おまつり広場からズドンと1本でつながる中央大通を歩いていきます。
お寺や教会、酒蔵でもJAZZ
途中にある「大津別院」でもライブが行われていたので、ちょっと立ち寄ることに。
こういった場所でJAZZを聴くのって、ライブハウスや大広場とは違った趣きがあって良いものですね。他にも、教会や酒蔵なんかが会場になっていたりするので、来年はそちら側を中心に聴いてまわれたらなぁと思います。
歩くこと約10分。JR大津駅に着きました。
リニューアルしたJR大津駅|VIERRA(ビエラ)大津
JR大津駅といえば、最近に大規模リニューアルをしたばかりで、ちょっとした話題のスポット。ほんの少しだけですがのぞいてきました。
施設の名前は『VIERRA(ビエラ)大津』。10月1日にオープンしたばかりの、できたてホヤホヤです。ところでビエラってどういう意味でしょう?某メーカーのテレビのブランドしか思いつきません。
『スターバックスコーヒー』が新しく出店されました。他の飲食店は、『岡喜(近江牛ダイニング)』や『ちゃんぽん亭総本家(近江ちゃんぽん)』など、地元滋賀のお店が中心の構成となっています。
JR大津駅は県庁最寄りの駅なので、滋賀県の窓口として頑張ってもらいたいところです。
けれども目玉となっているお店は、この『THE CALENDER』かな。
- レストラン
- BBQテラス
- カフェ
- バー
- ブックストア
- カプセルホテル
なんだかてんこ盛り感が満載で、ちょっと心配になりますが。ラウンジでは卓球が楽しめるそうです。なぜ卓球??
大津駅観光案内所と共催でイベントを開催。10月(11月も)だけでも、
- そば打ち体験
- 酒蔵見学ツアー
- 将棋大会
- 陶芸体験教室
- 和の料理教室
- ラジオ体操(毎日)
が企画されています。こいった施設がラジオ体操を企画するなんて、ホントに珍しいことじゃないですか。
近隣住民の方はもちろん、カプセルホテル利用者も参加できるようなので、ちょっとした交流の場に発展していくとおもしろいですね。
あとがき
ジャズフェスティバルは例年、2日間にわたって開催されます。両日とも演奏が行われている会場もあれば、片方だけの会場もあります。教会やお寺など、小さなスペースの会場は1日だけというところが多いです。
時期がくれば、公式HPからパンフレットがダウンロードできるようになるので、前もって計画を立てておくことをおすすめします。
遠方から来られる方は、ビエラ大津のカプセルホテル&レンタサイクルの利用を検討してみてはどうでしょうか。全会場をぐるりと回るには、思いのほか時間と距離がかかるので。