車の中がこまごまとしたモノで溢れてきました。
ティッシュやゴミ袋、消臭スプレーやDVDといった家族の共用品。さらにコンベックスやボールペン、懐中電灯や軍手など仕事で使う道具も積んでいるからです。
共用品はともかく、仕事道具については適宜積むようにすれば良いわけですが、ふとした時に必要になる場面はあるもので。最低限のアイテムを積んでおくと、何かと安心です。
というわけで、車内を整理・収納するためにBRIDの『アーモツールボックス』を購入しました。
モールディング アーモツールボックス|BRID
正式名称(?)は『モールディング アーモツールボックス』と言います。
モールディングとは「成型」のこと。型を使って製品を作る方法のことで、大量生産の現代では、当たり前のように用いられている技法です。なので特別な意味はなさそう。
一方、アーモとは「弾薬」を意味します。「弾薬箱」を再現したことから、この名前が付けられたそうで。ミリタリーな見た目はそのためです。
弾薬箱がモチーフとはイカついですが、素材がプラスチックで、各部分は丸っこくなっているため、本物(鉄製)よりかは、ずいぶんと優しい雰囲気に仕上がっています。
ちなみに、外側はうっすら梨地のサラリとした手触り、中はツルッとしています。
と言いながらも、持ち手はかなりワイルドな造り。がっつり太く、持ちがいがあります。
バックルもごつい。スチールとの組み合わせで、バチン!としっかりロック。にもかかわらず、開け閉めはしやすい。造りの良さを感じます。
お隣の丸い穴はペン立て、ではありません。南京錠とか、本格的な施錠をするための穴です。
上蓋はパカッと開いて、収納スペースが出現。深さは約3cm。ペンやケーブルなど、ちょっとしたモノを入れるのに適しています。バックルを開けずにサッとアクセスできるのは、なかなか便利です。
ただし蓋は薄くペラっとしていて、おまけにヒンジも少々華奢な感じなので、本体よりかは大事に使った方が良さそうです。
アーモツールボックスは短辺にヒンジがあり、長手方向に開閉する珍しい構造になっています。後述しますが、これが車内で使うのにとっても便利。
上蓋はゴムパッキン付き。どれほど防水性能があるかは不明ですが、閉めた時の感触から、多少の雨なら問題無さそうな感じです。水に弱いものは、上蓋収納ではなく、中に入れましょう。
中蓋仕切りの深さは約5cm。ですがハンドルの高さは8cmほどあるので、そこまではモノが入ります。我が家の場合、普段よく使う小物はここに収まってしまいました。
中蓋仕切りを外すと、深さ約19cmの大容量空間。消臭スプレーなどを縦置きするには、この使い方になります。
底面は少し湾曲していて、強度を増すためのリブが設けられています。
キャンプ用品を収納しているリングスターの『ドカット』なんかと比べると、素材の厚みは控えめ。けれども厚み以上にガッチリしていると感じるのは、こうした部分からなんでしょうね。
説明書によると、収納物の耐荷重は約20kg。踏み台や腰掛けとしての使用は禁止されています。
セレナ(C25)のセンターコンソールボックスの代わりに
購入したのは、一番大きなXLサイズ。外寸サイズが約39cm×20cm、高さは約26cmです。
写真のように、セレナ(C25)の運転席と助手席の間にすっぽり収まります。センターコンソールボックスの代わりのように。運転中にアクセスしやすいベストポジション!
これだけぴったりサイズでも、短辺にヒンジがあるおかげでスムーズに開閉できます。
ヒンジが長辺にあるツールボックスだと蓋が座席と干渉してしまい、開けにくかっただろうと想像します。これが、このツールボックスを選んだ最大の理由です。
とは言え、両方のアームレストを下ろしている場合は干渉してしまいます。
それでも目一杯前に寄せれば、中のモノを取り出せる程度には開くので、実使用上は問題ありません。
あとがき
長手方向に開け閉めするツールボックスって初めての出会いで、見つけた瞬間、すぐにポチってしまいました。見た目も好み。
購入したのはサンドカラーで、他にブラック、オリーブ(カーキ)、オレンジ、ホワイトがあります。いずれも素敵なカラーリング。無目的にオリーブを揃えたい。
サイズはXL以外にS、Lサイズがあって、いろんな隙間に対応できそう。ただし上蓋収納と中蓋仕切りがあるのはXLサイズのみなので注意が必要です。その代わり、Lサイズ以下はスタッキングができるようになっています。
でも公式サイトを含め、どこにもMサイズが見当たらないのは不思議です。