コスパ抜群で美味しい『北欧ミルク食パン』を販売する北欧倶楽部で、『パンドミー食パン』なるものを見つけたので購入しました。
パンドミーと意味不明な名前の食パンですが、ミルク食パンよりも100円高かったので、きっと美味しいだろうと期待。
さっそくレポートしたいと思います。
北欧倶楽部(バロー)の『バンドミー食パン』
「パンドミー」とはフランス語で「中身のパン」の意味。
フランスパンのような固いクラスト(皮)を楽しむパンとは真逆の、クラム(中身、生地)を美味しく食べようとするパン。
日本文化で育った僕としては、正直、普通の食パンとの違いが分かりません。食パンって、どちらかと言えば中身を食べるものだと思っているので、あえて「中身のパン」と呼ぶ必要がないわけです。
原材料にも特別な何かが入っているわけではありません。
調べてみると、このシンプルな配合こそ「パンドミー」だそうで。油脂や砂糖を多く含む日本の食パンよりも、小麦本来の風味や発酵の具合を楽しむことができそうです。
見た目は山型食パン。全く成形の手が加わっていない、自由奔放に膨らんだ姿に迫力を感じます。
焼き色は標準より濃い目。表面のシワや凹みも豪快。パゲット的なオーラをまとっています。
ジャンボリーなサイズから拍子抜けな重さ約600g。2斤サイズだと800gを超えるのが相場なだけに、かなり軽い部類に入ります。
断面的にも密な感じはなく、空気を多く含んで膨らんだような仕上がりです。これはフワフワな予感。
意外にも、皮の厚みは普通でした。
まずは焼かずにそのまま食べてみます。
食感は予想以上にフワフワ、もちもち。手で割くのが難しいぐらい、生地に粘りがあります。特に皮は、ちぎろうとしてもちぎれないぐらい丈夫。
味については、評価が難しいです。非常にニュートラルというか、良くも悪くも普通。
砂糖や油脂といった甘み成分が少ないため、分かりやすい美味しさはありません。かと言って、小麦など素材本来の風味を強く感じるわけでもなく。
でも決して不味くはないんです。
お次はトーストしたものを。
外はさっくり仕上がりました。中は変わらずフワモチ。でも生地自体の水分量が少ないせいか、食感は少し痩せたような感じがします。
また焼いても風味はアップせず。やっぱりニュートラルな味。
ホテル食パン的な美味しさというか、バターやマーガリンが恋しくなります。
あとがき
これでミルク食パンと同額なら方向性の違いという理解で収まるんですが、100円高いんで「?」とならざるを得ないわけです。
日本の食パンに慣れた、もしくはそれを期待して購入したのがいけないのかもしれません。
我が家の定番食パンは、引き続き『北欧ミルク食パン』の時代が続きます。