キャンプで使う包丁を専用のものにするかどうかというのは、これまでずっと迷ってきたことのひとつです。
専用の包丁を購入すれば、キャンプ用品のセットの中に組み込んでおけるので、準備の手間が省けるし、なにより忘れる心配がありません。けれども年に数回しか行かないキャンプのために一本購入するのも、もったいないと思うわけです。
そんなジレンマを抱えながらのアウトドアな日々。去年辺りから状況が少し変わりました。遊びの中に「釣り」が加わったのです。
釣った魚をさばくためには、やっぱり出刃包丁でしょ!ということで、あっさり購入。その勢いで持ち運び用の専用ケースも揃えました。大義名分に背中を押されるのも、時には重要ですね。
というわけで、軽めのレビューをお届けします。
安全包丁サヤ|キャプテンスタッグ
購入したのは、キャプテンスタッグの「安全包丁用サヤ」という商品。定価650円(税別)と、かなりお手頃価格です。
かなり硬いプラスチック(ABS樹脂)でできていて、無骨なデザインと相まって、がっちり感が半端ない。キッチンツールというよりは、工具寄りなニオイがします。
包丁の抜け防止のためのロック機構が付いていますが、このパーツもかなりハードな造りになっています。
開けるときはパカっと、閉めるときはチョボを本体の穴にパチンとはめ込むのですが、どちらの動作もそこそこの力を必要とします。小さな子どもには、開け閉めはおそらく無理かと。
安全という点では合格ですが、硬すぎることが原因で、そのうち壊れてしまうような気がしないでもないような。
先端部にはフックや紐などが付けられるよう、穴が空いています。
全体的に水や風が抜ける構造になっているので、包丁をケースに収納したまま吊るして、安全に乾かすことができます。鋼製の包丁はサビとの闘いなので、この仕様はポイント高いです。
実際に出刃包丁を収納すると、こんな感じです。
購入した出刃包丁は、刃渡り120mm。アジ切り包丁(小出刃包丁)という小振りの出刃包丁です。
ケースに収まる包丁のサイズは以下の通り。
- 刃の長さ:185mmまで
- 刃の幅:40~55mmまで
- 刃先の幅:52mmまで
- 柄側の刃の厚み:4mmまで
- 刃先の刃の厚み:2.5mmまで
刃の長さや幅的には余裕で収まるサイズですが、
小出刃包丁といっても普通の三徳包丁に比べて厚みがあるので(3mm強)、ぎっちぎちな手応えを感じながらの収納になります。
開口部分よりも、奥(中央)の方が狭く造られているためですね。抜けにくい、と考えれば長所と言えますか。
牛乳パックでDIYする、簡易包丁ケース
ちなみに、このケースを購入するまでは、牛乳パックで作った簡易ケースで包丁を持って行っていました。
作り方は、といっても畳むだけ。めちゃくちゃ簡単!お弁当箱をくくる太めのゴムなんかでロックしておけば、そこそこ安全に持ち運べます。
どうせ捨てるものなのでコストも掛からないし、使い勝手が悪いわけでもなかったので、別にこのままでも良かったんですけどね。見た目の問題です。
あとがき
モノはしっかりしているし、安全度は増したので、買って良かったとは思います。けれども慌てて購入するものでもないかな。
アマゾンプライムに入っていない方で、送料無料までちょっと金額が足りない場合なんかのついでに買うのがピッタリなんじゃないかと思います(僕がそうでした)。