下の息子も小学生になり一人で留守番することが多くなりました。そこで問題になるのが、自宅の鍵の管理の問題。
うちの子って、寒風吹きすさぶ真冬、買ったばかりの上着をどこかに置いてきて、それに気づかず笑顔満開の半袖で帰ってくるようなタイプなんです。もう少しの間、鍵を持たせるのは不安かな。
ということで、キーボックスを導入することにしました。
南京錠式キーボックス(暗証番号)
Amazonなんかで「キーボックス」を検索すると、山のように表示されます。我が家に必要な要件は以下の通り。
- 子供が使えるよう機能がシンプルなもの
- 子供が使えるよう操作が簡単なもの
- 子供が持ちやすいよう小型&軽量なもの
- 自宅の鍵を1本入れるだけなので小型&軽量なもの
- 造りが頑丈なもの
- セキュリティ関連アイテムなので日本製(あるいは国産メーカー)
と、こんな感じかな。
で購入したのが、吉野金物(YKC)の「ロックポケット LP-600」。南京錠型のキーボックスで、ロック方式は4桁の暗証番号を用います。
吉野金物は建築関係の金物や資材を扱う会社。自社製品だけでなく、他メーカーの製品も幅広く取り扱う総合商社です。
創業が昭和22年で、いかにも質実剛健な印象。良い意味で昭和初期の泥臭い感じが、南京錠というアナログセキュリティの安心感を担保している感じが素敵。この辺のことは、公式WEBサイトを見てもらえばお分かりいただけるかと思います。
本体はダイカスト製ということで、おそらくアルミニウム合金だと思うのですが、詳しいことは分かりません。厚みは1mmほどあり、そこそこ頑丈ではないかと。少なくても、素手でどうこできるほどヤワくはありません。
吊り金部分は直径6mmのスチール製。ぐるり2mm厚のナイロン樹脂で覆われています。ドアノブなど相手側を傷付けない配慮でしょうね。手に持つとズシリと金属の塊感が伝わってきます。
重さは276gで、吊り金部分を含めない寸法は、高さ90mm、幅60mm、奥行20mm。
ですが鍵を入れる部分、つまり内部の有効寸法は、最大でも高さ87mm、幅35mm、奥行17mmほど。素のままの鍵なら1、2本入れることができるけれど、キーホルダーなどが付いている場合、1本までと考えておくのが無難。クレジットカードの類は間違いなく入りません。
このキーボックスで最も気に入った点は、暗証番号のダイヤル操作がスムーズに行えること。
ダイヤル自体が大きく、立て付け良好。しっかりとしたクリック感があるので、容易に狙った番号で止めることができます。子供の力でも無理なく回すことができ、手袋を付けたままでも問題なく操作ができました。
ステンレス製ではないことや、パッキンなど防水対策が備わっているわけではないので、雨ざらしの場所に設置するのは避けた方がよさそうです。
総じて、造りはしっかりしているので、希望通りのアイテムでした。
あとがき
暗証番号が4桁なので、1万通りの中から任意の数字を設定することができます。これぐらいの組み合わせなら、万一、番号を忘れても解錠することはできるかな。
逆に言えば、他人が開けることも可能ということですが、時間稼ぎにはなります。空き巣は5分以上手間取る行動を嫌う傾向があるので、防犯対策にも効果が期待できます。