早朝、東方面へ高速道路を走るのは、太陽に突っ込むようなもので、目にとってはかなり過酷な状況です。時刻と太陽高度の関係から、いつも伊勢湾岸自動車道あたりでサンバイザーが役に立たなくなります。
メガネが顔の一部である僕はサングラスに憧れながらも、
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- コンタクトにするのは嫌だ
- 年に数回使うためだけに、度付きサングラスを作るはいかがなものか
- ド近眼なので、視力を測るのがおっくう
- 度数が合わなくなったらどうしよう
などの理由で、これまでずっと持たずににいました。
けれども長距離運転の疲労は年々増える一方。何とかしないとなぁ、と思いはじめた時に、たまたたまWILD-1でこのサングラスを見つけました。メガネの上から掛けられる、「跳ね上げ式偏光オーバーグラス」です。
跳ね上げ式偏光オーバーグラス(コールマン)
見た目は少々マッチョな印象。メガネをすっぽり包み込む構造なので、フレームはひと回り大きく、幅が広く作られているのが原因です。あえて良く言えば、目がしっかりと保護されている感はあります。
一応、コールマンブランドですが、メーカーは全く別の会社。ハート光学株式会社というサングラスやシニアグラスを専門にしている会社です。福井県に本社があって、コールマンの他に、OUTDOORともライセンス契約をしているようです。製造は台湾でしたが。
オーバーグラスには、レンズ部分が固定式と跳ね上げ式の2タイプがラインナップされています。僕が購入したのは、跳ね上げ式。中央にヒンジがあり、ここを軸にレンズが上下します。
軽いタッチでレンズの上げ下げが可能。適度なクリック感があって、途中でもしっかり止まります。まぁ、途中で止めて使うことはないでしょうけど。
跳ね上げ式を選んだ理由は、トンネルに入ったときに、サングラスを外さなくても良いから。安全運転のためにも、あまり余計な動作をしたくはありません。これならスマートに切替ができそうです。
ツルの内側には滑り止め加工がしてあります。ラバーやシリコンがコーティングしてあるわけではないので、無いよりかはマシ程度のものですが。
先端にはストラップホールが設けてあるので、相応のものを使えば、首からぶら下げておくことが可能です。専用品も用意されています。
両サイドに付けられた小窓レンズの名前は「危険防止レンズ」。これっぽっちの大きさですが、あるのとないのとでは視界の広さが大違いです。暗くなりすぎず、圧迫感も軽減されるので、これはナイスな仕様ですね。
レンズは偏光レンズ&UVカット仕様。可視光線透過率は15%で、紫外線透過率は1.0%以下だそうです。
オーバーグラスの内寸は、約13.4cm(下端)-14cm(上端)なので、当然それに収まる寸法のメガネにしか対応しません。ちなみに僕のメガネの外寸は、約11.4cm-13.8cmです。すっぽり収まります。
横方向に、若干広げることができるので、ある程度の超過分は吸収できるかも。でも形状にもよるかな。
重さは33gで、とっても軽い。サングラス単体に比べると快適ではないでしょうけど、フィット感とバランスは悪くないので、見た目ほど重苦しくはありません。あとは長時間運転で疲れないかを検証する必要があります。
[追記]実践で効果を実感。曇りや雨、夜間でも活躍!
夏キャンプで、静岡県富士宮市にあるACN西富士オートキャンプ場に行ってきました。
片道350km、4時間半の運転です。
往路時の天候は”曇り”でしたが、オーバーグラスを着けて運転すると、明らかに目や体の負担が軽減されているのが分かります。
いつもなら、2時間ほど運転した時点で、疲れが溜まっているのを感じるところですが、今回はほとんど感じませんでした。まだまだ余裕で運転できそうでしたよ。太陽が顔を出していなくても、目は刺激を受け、それに伴って体は疲れてくるもんなんですね。
また、オーバーグラスは夜間の雨の日にも、効果があります。フロントガラスに付いた水滴で、対向車や街灯の光が拡散されて見にくくなるのを防いでくれるのです。ハイビームに対しても、威力を発揮します。
これは買って良かった!
あとがき
くり返しになりますが、見た目はターミネーターのようなので、あくまでも使用範囲は限定的です。機能優先。
車の運転以外なら、釣りなんかでも活躍しそうです。
JINSあたりで日常にも使えそうなカジュアルなものを作ろうかとも考えましたが、そうなると度付きサングラスしか選択肢が無いわけで、僕の場合、やっぱりハードルが高い。
まずは長距離運転+サングラスの効果を試してみようと思います。