今年の春キャンプは愛媛県。「伝統工芸を体験する」をテーマに、内子町へと向かいました。
去年訪れた香川県もそうですが、負けず劣らず、愛媛県にも無料(もしくは格安)のキャンプ場がたくさんあります。ありがたい!
色々検討しましたが、今回は旅のメインエリアである内子町内の「知清(ちせい)キャンプ場」を選びました。
知清(ちせい)キャンプ場
アクセス
国道56号線から知清橋を渡り、すぐのところを左折してキャンプ場へ進みます。
この左折は、かなり鋭角なので注意!軽自動車よりも大きな車の場合、少し膨らみながらじゃないと、一度で曲がるのは難しいです。
さらに続く道も、離合が出来ないほどの狭さ。途中に待機場所は設けられていますが、対向車が来ていないか、よく確認してから進みましょう。まあ対向車と言っても、たいていキャンプ場利用者の車なので、交通量自体は少ないです。
サイトの様子
キャンプ場への進入口は、傾斜角30°の急勾配。下ると、そこはもうキャンプ場。
おそらく自然に生まれたと思われる、車が通れる砂利道が中央に一本。テントは、両側の雑草が生えたエリアに張るのがベターです。
進入口付近に陣取っている方も結構おられましたが、おすすめは奥。理由は、トイレと炊事場が近いから。
トイレと炊事場
トイレと炊事場は、キャンプサイトと道を一本挟んだ側にあります。それ以上は車で進入できない、一番のどん突き。
隣には自然体験学習をする施設があり、
わんぱく相撲で使用する土俵がすぐ近くにあります。
この日は前日が雨だったことで、湿り気が残る川側を避け、比較的水はけの良い土俵横にテントを張っている家族がおられました。張って良いのかどうかは不明です。
きっちり整備が行き届いているわけではありませんが、設備はそこそこ新しく、適度に清潔さが保たれています。僕の中では、いわゆるキャンプ場の施設という感じで全く不満はありません。
地面
雑草エリアは、ほどよい固さの土。大抵のペグで、問題なく設営は可能でしょう。ましてやソリッドステークならオーバースペックです。
ただし、目の前が川ということもあって、湿気が多いのか、夜露の量がものすごいです。夜中に大雨でも降ったのかな?と勘違いするほど、水滴がびっちりついていました。
さらにインナーテントの内側までびっしょり。朝晩が肌寒かったので、完全に密閉した状態で夜を過ごしたのが原因。テント内の空気は家族4人分の体温で暖まり、冷たい外気と触れたことで露点に達してしまったようです。アメニティドームの密閉性能の高さが証明されました。
そんな状況でも、グラウンドシートで守られた底面は全く濡れていませんでした。さすが4000番。足下はしっかりですね。
川
すでに書いた通り、目の前は「川」。手前は子供の膝ほどの深さなので、安心して遊ばせることができます。
水遊びをするには、まだ水温が低かったと思うのですが、多くの子供達が川に入っていました。
うちの子はキャンプ中、隙あれば水切りをしていました。流れが穏やかなので、好記録が狙えます。「最高23回いったよ!」と自慢していました。
道の駅
キャンプ場の奥、歩行者しか通れない道を進んで行くと、大きな吊り橋があります。吊り橋の向こう側は、道の駅「内子フレッシュパークからり」。キャンプ場とは徒歩3分の距離。これが、めちゃくちゃ良い道の駅なんです。
2019年4月にリニューアルされ、地元の食材や工芸品なんかに加え、焼きたてパンやハンバーガー工房、レストランなんかも併設されています。川沿いなんで、ロケーションも抜群!詳しくは、別記事にてご紹介しようと思います。
最寄りのお店
川の向こう側には国道が走っていて、スーパー、コンビニ、コインランドリーなど、生活するには困らないほどのお店が立ち並んでいます。
純粋にキャンプを楽しむには、ちょっと風流を欠きますが、我が家のような、夜にテントで寝るだけの野営民(昼間は観光)にとっては、うってつけの環境。多くのバイクキャンパー達に人気があるのもうなずけます。
夜間の騒音
ただし国道の交通量は夜間でも多く、大型のトラックも走り抜けていくので、走行音は気になるレベルに達します。
特にスピード超過の車はひどいですね。僕は何度か起こされました。やはり純粋にキャンプを楽しむには不向きかもしれません。
無料
それでも「無料」ということを考えると、差し引きゼロかな。
管理人さんは常駐していないので、予約不要でチェックイン(アウト)も自由。連泊可能。車の横付けもサイトレイアウトも思いのまま。こんなにフリーでイージーなキャンプ場は初めてです。
その分、利用者のマナーが前提になるわけなので、気を引き締めなければいけませんけどね。
あとがき
愛媛県には、こうした無料のキャンプ場がたくさんあります。
例えば「えひめ森林公園キャンプ場」や「千本高原キャンプ場」
とかとか。
そのなかでも知清キャンプ場は、最も町に近いキャンプ場。どちらかといえば、地元のみなさんが家族や仲間内で気軽に楽しむような場所のようです。町内会らしきグループもちらほら見受けられました。ほんわか。
かなり地味なので、県外からの訪問者は少なめですね。いてもほとんどがツーリング隊。長居はされません。穴場的で、僕は好きです。
知清公園キャンプ場
住所 | 〒791-3322 愛媛県喜多郡内子町知清 |
営業時間 | 24時間フリー |
連絡先 | 予約無し |