車で遠出をする場合、現れると非常に厄介な敵。そう、”睡魔”です。
- 高速道路のような単調な道路を走行している時
- お昼ごはんを食べて、少し落ち着いた頃合
- 疲れが限界近くまで溜まってきた時
- 車内の会話が途絶えた時
眠気対策として、昔からよく言われてきた方法や、最近になって人から聞いた方法など、いくつか実践して、効果のほどを検証してみました。
運転中の眠気を覚ます5つの方法
[方法1]コーヒーを飲む
眠気に対して非力
大昔から言われている方法で、知らない人はいないぐらい有名な方法ですね。
コーヒーに含まれる「カフェイン」には、中枢神経を刺激して、脳を覚醒させる作用があります。これが眠気覚ましに効果がある、という根拠になっています。
僕も眠気を感じたら、とりあえずコーヒーを飲むようにしてきました。ですが効果を実感したことはありません。
日常的に愛飲している”慣れ”が原因なのか、睡魔を振り払うには”摂取量が不十分”なのか、はたまた別の理由なのか。とにかく「コーヒーのおかげで目が覚めた」という、ダイレクトな手応えは無いままの人生です。
けれども、水や麦茶などノンカフェインな飲み物よりは、気分がスッキリするのは確かです。ただ眠気を打ち負かすほどのパワーはないかな。効き目も緩やかな印象ですし。
欲しい時に無い
また運転中、突然襲ってくる睡魔に対して、コーヒーが手元に用意されているなんて、段取りの良い話です。たいていの場合、眠気を感じ始めてからコーヒーを買う、という流れになるんじゃなかろうかと。
すると、しばらくの間は、やはり睡魔と闘いながらの運転になるわけで。サービスエリアなり、コンビニなりに辿り着くまでがヤバイ状況で、到着した時には、すでに闘いは終わっていることがほとんどです。これって意味ある??
というわけで、眠気対策としての評価は低めです。
5段階評価 | |
効き目 | ☆☆ |
即効性 | ☆ |
手軽さ | ☆ |
コスト | ☆ |
オススメ度 | ★ |
[方法2]ガムやタブレットを噛む
これもよく言われている方法ですね。眠気対策に特化した商品もあります。
確かに、スースー、ヒーヒーして効き目がありそうな気になりますが、眠気の表層部分にしか届かず、根本的なところは残ったままという印象です。
一粒では効果を得られないから、もう一粒、もう一粒と摂取する量が増えてしまいがち。結果、口の中がおかしなことになり、お腹の具合も悪くなってしまう、というのが僕の定型パターンです。
でもまぁ、緊急避難用として車に積んでおけるのはメリットかな。すぐに腐るようなものでもないでしょうし。コーヒーの場合、車内に常備しておくわけにはいきませんもんね。
5段階評価 | |
効き目 | ☆☆ |
即効性 | ☆ |
手軽さ | ☆☆ |
コスト | ☆☆ |
オススメ度 | ★★ |
[方法3]歌をうたう&大声を出す
手軽さ抜群
声を出す系の方法は、お手軽さが抜群です。自分の体一つで完結するので、思い立ったら、いつでも実行可能。お金もかかりません。
進行方向から目を逸らすこと無く、ハンドルは握ったまま行えるので、運転の足を引っ張ることも少ない。
効果についても、そこそこ期待できるものだと感じています。
恥ずかしさの壁
ですが、いくつかデメリットがあります。
ひとつは、かなり大きな声量を出す必要があること。
周りがちょっと引くぐらいに声を張らないと、眠気は吹き飛んではくれません。すると同乗者がいる場合は、実行のハードルが高くなります。他人はもちろん、家族や友人といえど、一定時間、狭い空間の中で大音量を聞かせ続けられるのも、迷惑な話ですしね。
もうひとつは、一般道では周囲の目が気になること。
高速道路なら他の車と距離があって、対向車と目があうこともありませんが、一般道ではそういうわけにはいきません。これまで大声で歌っていて、恥ずかしい思いになったことが何度もあります。
「こっちは眠気と闘っているんだ」なんてことは、他車が知る由もなく。ただただ”ノリノリなおじさん”、もしくは奇声を発する”おかしなおじさん”にしか見えないわけです。もういい歳なんですよね。
最後は、疲れが先行して、眠気が飛ぶまで続かないこと。
普段、大声を出す(歌う)ことなんてほとんどないせいで、急に声を張り上げると、のどは痛くなるし、疲れてくるしで、眠気を克服する前に挫折してしまいます。
そもそもおおかたの歌詞を忘れてしまっているのも致命的で、「ふんふふん」なんて鼻歌なんかで勝てるほど、睡魔は甘くないのです。
5段階評価 | |
効き目 | ☆☆☆ |
即効性 | ☆☆ |
手軽さ | ☆☆☆☆ |
コスト | ☆☆☆☆☆ |
オススメ度 | ★★★ |
[方法4]ツボを押す
眠気に効くツボは、手や耳など、色んなところにあるようです。
けれども運転中に押せるツボは限られています。ハンドルを握る手のツボを押すのは危険ですし、メガネをかけていれば、顔のツボを押すのも難しい。
おすすめは耳のツボ。耳なら片手でできるし、運転の邪魔にもなりにくい。神経的にも血管的にも、脳と密接につながっているので、効果を感じやすいんです。
ツボといっても細かい部位とか方法は一切無視で、とにかくイジり倒します。
引っ張ったり、つまんだり、ぐるぐる回したり、ありとあらゆる刺激を両耳に与え続けます。「痛いけど気持ち良い」よりかは、はっきり「痛い!」と感じる強さで。そこまでしなければ、睡魔には勝てません。
1分ほど行うと、血流が活発になり、耳全体がポカポカしてきます。すると徐々に眠気が引いていくのが実感できると思います。
5段階評価 | |
効き目 | ☆☆☆☆ |
即効性 | ☆☆☆ |
手軽さ | ☆☆☆☆ |
コスト | ☆☆☆☆☆ |
総合 | ★★★★ |
[方法5]セルライトを刺激する
僕が最もオススメするのが、この方法。
セルライトとは、主に皮下脂肪が凝り固まった、ボコボコした部分のことです。二の腕やお腹周り、太ももなんかにみられます。いや、僕はね。
このセルライト、ちょっとつまんだだけでもかなり痛い!それはリンパ管や血管を圧迫していて、少しの刺激でも敏感に反応してしまうからです。
ですが、このことは眠気覚ましにとって、非常に都合が良いんです。
耳ツボだと結構な力が必要ですが、これなら少しの力で十分です。しかも耳ツボより、刺激の度合いがはるかに強い。体の中心が「ハッ!」とする痛みというか、悶絶級の刺激が脳へ伝わり、たちまち意識が現世に戻ってきます。
可能なら、同乗者につまんでもらう方が、効き目があります。痛みを感じないので、容赦ありませんから。不意打ちされると、びっくり刺激も加わり、より効果アリです。「痛ぇっ!」と、思わず叫んでしまえば、たちまちスッキリしますよ。
別段用意するものもなく、気軽に実行、即効性あり。安全運転を担保した上で、ぜひともお試しください。
5段階評価 | |
効き目 | ☆☆☆☆☆ |
即効性 | ☆☆☆☆☆ |
手軽さ | ☆☆☆☆ |
コスト | ☆☆☆☆☆ |
総合 | ★★★★★ |
あとがき
こうしてみると、飲食系はあまり効果が期待できないことが分かります。刺激が少ないんですね。軽い眠気だったら効くのかも。
眠気に対して「痛み」は最適な刺激ではありますが、やりすぎるともちろん痛いんで、あくまでも緊急時の対策です。
やっぱり眠気を感じたら、早いとこ車を停めて、休憩を取るのが一番です。15分の仮眠でも効果は抜群!
潜在的な眠気の察知には、「JINS MEME DRIVE(ジンズミームドライブ)」のような、テクノロジーの力を借りるのも良いかも。メガネに埋め込まれたセンサーとスマホアプリとの連携で、いち早く眠気を通知してくれます。ハイテクですねー。JIN’s オンラインショップ で購入可能です。
安全で確実な対策を心がけましょう!