「ウユニ塩湖のような絶景写真が撮影できる!」と話題の父母ヶ浜(ちちぶがはま)。CGかと間違うような美しい写真を初めて見たときに、絶対に行ってみたい!と一撃ダウンされてしまいました。
今年のGWのスケジュールとにらめっこすると、見頃のタイミングがギリギリ重なることが判明。こりゃあ、行くしかないですよね。
父母ヶ浜(ちちぶがはま)
Google日本語入力で変換されない読み方
まず「父母ヶ浜」の読み方ですが、”ちちぶがはま”が正解です。”ふぼがはま”ではありません。
僕のMacには「Google日本語入力」をインストールしているのですが、”ちちぶがはま”と入力しても正しく変換されません。なので単語登録しておきました。全くの余談ですね。
干潮時に出現する「潮だまり」ポイント
父母ヶ浜は香川県の西側、三豊市(みとよし)にある海水浴場で、大潮の干潮時には、堤防から数百メートルのところまで歩いていけるほど、壮大なほど遠浅な海岸です。
西側の海岸ということで、日の入り時刻限界まで太陽が沈まず、グラデーション豊かに変化していく空と海を、いつまでも眺めることができます。もうこれだけで感動!
潮が引くとともに現れるのが「潮だまり」。波のある海と切り離されることで、動きのない穏やかな水面が作り出されます。その潮だまりに夕日が反射することで、鏡のような非日常な景色が目の前に広がるというわけです。
強風だって絶景には違いない!
この日は非常に風の強い日でした。最大風速が約10m/sの大荒れな天候。ディズニーランドならパレードが中止になるかもしれないレベルですね。当然、潮だまりは乱れまくりです。
とんだ悪天候の日に来てしまいましたが、それでもやっぱり父母ヶ浜の光景に心は奪われます。
マジックアワーに近づくにつれ、圧倒的なグラデーションが海岸全体を覆います。
この時、5月初旬。海の水はまだまだ冷たく、平常時なら足先を浸けることすら、ためらうところ。けれども、そうすることが当たり前かのように、体と心は海へと向かってしまう。
どうせ風が強いんだからと、お手本のような写真はあきらめ、子供たちの動きに合わせてシャッターを切ることにしました。
少し湿ったぐらいの砂浜でも、太陽の光を反射します。こうした部分は風の影響を受けにくいようで、強風時でも鏡のような映り込みを体験することができますよ。
駐車場やトイレ、準備物など
駐車場
父母ヶ浜の目の前を走る県道21号線に沿って、数カ所、常設と臨時(繁忙期限定)の駐車場があります。いずれも約100台分の車が収容可能で、2018年のGWは約500台分(大型バス分除く)が確保されていました。ありがたいことに料金は無料。
僕たちは三豊市役所の仁尾支所に停めさせてもらいました。
地元のボランティアスタッフの方が旗を持って誘導してくれているおかげで、見落とすことはありません。
ちなみに父母ヶ浜がこれほどまでに美しい海岸になったのも、20年以上、地元の方々が清掃活動を続けてきた賜物らしいです。本当に感謝ですね。
トイレと足洗い場。タオルとサンダル、そして防寒対策。
駐車場内には、トイレと足洗い場が用意されています。仮設なので、いつ行ってもあるのかは分かりません。なのでトイレについては事前に済ませておくのがベストです。最悪の場合、徒歩圏内にローソンやスーパーがあるので、そちらを利用させてもらいましょう。
足洗い場があるということは、足元は汚れるということです。履き替え用のサンダルをは持って行った方が良いでしょうね。
タオルも必須アイテムですが、大きめの速乾タオルを用意しておけば、ブランケット代わりとして防寒対策にもなります。
ミニ三脚
映り込みを綺麗に撮影しようとすると、ローアングルで狙う必要があります。靴の上に置いて、くつ下で微調整されている方を多数見かけましたが、アイデアですね。感心しました。
でも、やっぱり三脚がある方がラクちんですよ。
このミニ三脚はワンタッチで角度が変えられ、アルミ製なので錆びる心配も少ない。カラーバリエーションが4種類あって、どれもが格好良い!
あとがき
今回は強風のせいもあって思うような撮影はできませんでした。機会があればまたチャレンジしたいですね。めちゃんこ綺麗なシチュエーションなので、何度行っても感動するはず。
撮影方法のお手本なんかは、三豊市の観光交流局のWEBサイトにまとめられています。
大事なことは、”干潮”と”日の入”のタイミング合わせること。潮が満ちていれば潮だまりはありませんし、太陽が沈んだ後では何も見えません。
風があっても、最低限、こんな感じの光景は目にすることができます。興味ある方は、ぜひともレッツゴーです。