キャンプとは言いつつも、昼間は観光に出かけているので、お昼ごはんは全て外食です。
ネットで検索して出てくるようなお店は、当然のごとく混雑しています。「こまめ食堂」や「井上誠耕園」など、話題のお店は、1時間以上、待たなければなりませんでした。
並んででも食べたいものなら並ぶのですが、子供を連れていると、そうはいかないことの方が多いもの。そんなときは、「地元に愛され系」かつ「少しB級寄り」の匂いのするお店を探すことにしています。
今回は、両日とも「ラーメン」でした。
[道の駅]小豆島ふるさと村の「オリーブラーメン」
小豆島には3つある道の駅のひとつ、「小豆島ふるさと村」。食事スペース以外にも、お土産物コーナーや手延そうめんの製造工程を学習できる「手延べそうめん館」が併設されています。
GWのお昼時、混んでいないはずはありません。それでも待ち時間は20分程度で済みました。その間、お土産物を物色したり、
すぐ横の浜辺で行われているカヤック教室を見学したりと、順番が来るまで退屈せずに過ごすことができました。
席に座り、注文すること10分弱。「オリーブラーメン」の登場です。
想像していたよりも、普通のラーメンです。
とんこつラーメンや醤油ラーメンのように、◯◯ラーメンと聞けば、◯◯はスープの味(出汁)のことだと思いませんか?
てっきり僕は、スープはオリーブオイルで満たされ、具にオリーブの実が浮かんでいるような、ギトギト系を想像していました。意外や意外。実物は、予想外にスタイリッシュです。
味の方も、見た目同様、スッキリとしています。塩ベースのスープに、そうめんのような喉越しの麺が、とてもよくマッチしています。天下一品とは真逆の美味しさ。
肝心のオリーブはというと、麺に練り込んであるようです。
手延べの技を用いて、小豆島特産のオリーブオイルを練りこんだ、かんすい不使用のオリーブラーメンです。(製造元「小豆島 庄八」公式サイトより)
確かに、ほんのりですがオリーブオイルの味がします。ですが、味そのものよりも、かんすいの代わりに使うことによって得られる食感の方が、効果が高く出ているように思います。良い意味でラーメンっぽくない。
磯の香りが際立つワカメの風味と相まって、その日のうちに、また食べたくなる絶妙の味に仕上がっています。
[道の駅]小豆島ふるさと村
住 所 | 〒761-4301 香川県小豆郡小豆島町室生2084−1 |
営業時間 | 8時30分〜17時30分(季節により17時まで) |
定休日 | 売店・喫茶:年中無休 |
電 話 | 0879-75-2266 |
ちりめん家の「らあめん」
お次は、ラーメン専門店の「ちりめん家」。スーパーマルナカ新土庄店の目の前にあります。
広さは5坪程度でしょうか。7〜10人程度座れるカウンター席と、6人掛けのお座敷が1つあるだけの、とても小さなお店です。
12時前に到着しましたが、すでに満席。それでも並んでいるのは2組だったので、メニューを見ながら待つことに。こちらも20分ほどで順番となりました。
しょうゆ、しお、みそ、とんこつと、基本の味は一式そろっています。
小豆島は醤油が特産品なので、「しょうゆらあめん」を選択。「特製焼豚丼」と「ジューシーパリパリぎょうざ」も合わせて注文しました。
あちゃー、肝心のラーメンの写真がありません。空腹で我を忘れてしまっていました。撮れたのは、完食後のお椀のみ。失敗です。
めげずに言葉のみでレポートします。
「らあめん」はあっさり系のお味。あっさりしながらも、とても豊かな風味で、コクもあり、満足感はかなり高い。仕込みが丁寧なんでしょうね。余計な飾りがなく、純粋な美味しさのラーメン、といった感じです。
「特製焼豚丼」は、トロトロのチャーシューが絶品。お箸で持ち上げると、崩れそうなほど柔らかく仕上がっています。どうせ食べたくなってしまうので、必ず大サイズを頼みましょう。
「ぎょうざ」は名前の通り、”ジューシー”かつ”パリパリ”です。普通に美味しいぎょうざなのですが、1人前350円という値段はちょっと高いかな。
らあめん(並500円)や焼豚丼(大550円)が良心的過ぎる価格設定なので、そう感じてしまうのでしょうか。サイズからして、280円ぐらいが適正価格のように思います。
ちりめん家
住 所 | 香川県小豆郡土庄町甲1360-78 |
営業時間 | 10時30分〜22時00分(早く閉めることある) |
定休日 | 不定休 |
電 話 | 0879-62-1633 |
あとがき
調べてみると、「オリーブラーメン」って通販で買うことができますね。
ふるさと村のお土産物屋さんに置いてあったのと同じものです。イートインで食べたものとは同じかどうか確証はありませんが、おそらく同一製品でしょう。ということは、1食300円ほどのインスタントラーメンを食べたことになるのですね。ふぅむ。
ただしあの風味豊かなワカメのトッピングは付いていないので、現地で食べた価値はある、ということにしておきます。