冷凍餃子の食べ比べ。今回は株式会社マルマツが販売する冷凍生餃子「浜松餃子(30個入)」を食べました。
浜松餃子は静岡県浜松市のご当地餃子。毎年、宇都宮餃子の栃木県と餃子消費量ランキング1位の座を争っていることで有名です。
残念ながら2021年はダークホース宮崎市に抜かれてしまいましたが、それもニュースになるぐらい、両市とも餃子にかける熱量はものすごいものがあります。どんなに美味しいか楽しみ!
というわけで、早速レポートしたいと思います。
マルマツの冷凍生餃子「浜松餃子(30個入)」
株式会社マルマツは1966年から餃子のみで勝負してきた老舗メーカー。家庭向けから業務用までと守備範囲は広いですが、商品構成はシンプル。冷凍タイプは、この浜松餃子(生餃子)しかありません。
中身は30個入。化学調味料と保存料は不使用、というのが特徴のひとつ。
添加物を使っていない冷凍餃子は、生餃子製造直売所GYOZAの「MYP餃子」以来ということで、なかなか希少です。
メインの野菜にキャベツと玉ねぎが入っているところを見ると、味はマイルド系でしょうか。砂糖も使われていますしね。ニラとニンニクのパンチ力がどれほどのものか気になります。
添加物が不使用ながら、作りたてを急速冷凍しているおかげか、賞味期限は3ヶ月近くと長めなのはありがたいです。
推奨の焼き方は、先に焼き目をつけるパターンです。
- フライパンをよく熱する。
- 油を大さじ1杯まんべんなく敷く。
- ぎょうざを冷凍のまま重ならいように並べ、なべに接している部分に焦げ目がついたらぎょうざの1/3の高さまで水を加えてふたをします。
- 強火で約5分ほど焼くと水がなくなります。
- ふたをとり、弱火にして蒸気を飛ばします。
- 底がカリッときつね色になったらできあがり。
蒸し焼きよりも、こっちの焼き方の方が美味しく仕上がる気がするのは勝手な感想。上手な人は、どっちにしろ上手く焼けるでしょうし。
僕の場合、蒸し焼きパターンはついついお湯を多く入れてしまって、べちゃっとなりがちなもんで。
30個の餃子は、2段式トレーに並べられています。
見た感じ、中身は詰まってそうなフォルム。
と思いきや、計ってみると約22gなので、雪松餃子やバロー餃子と変わりませんでした。
ではでは焼いていきましょう。
家族4人分。一気に30個全部焼きました。直径30.5cmある12インチのスキレットでも、さすがにぎゅうぎゅうです。
完成!
皮がパリッと焼けて良い感じ。
やっぱり肉餡は詰まってますね。野菜と肉のバランス良好。やや野菜が多めかな。
適度な肉汁と、それを上回る野菜の甘みと旨味がジュワ~と混ざり合っています。原材料には記されていませんが、野菜ブイヨンがイイ仕事をしているのかも(公式WEBサイト参照)。
ニラやニンニクなどのパンチ力は微弱で、どこまでいってもマイルドな味付け。厚みはさほどながら、もちっと食感の皮との組み合わせは、何個でもいけちゃうぐらいに美味しい!
もちろん子どもたちも大満足。30個じゃ足りないので要注意です。
あとがき
とにかく健康的な味で、食べた後の罪悪感は一切ありません。むしろもっと食べたい欲がこみ上げてきます。ビール片手にプハァっといきたい方には、少々刺激が足りないかもしれませんが。
調べてみると、キャベツ、玉ねぎ、豚肉という組み合わせは浜松餃子の定義の1つだそうで。一方、宇都宮餃子には白菜とニラが使われています。
これまでの傾向から、我が家的にはどうやら浜松餃子の甘い味付けが好みのようです。