現況図面を作成するために、屋外にて敷地の測量を行う時に役立つ『探検バッグ』。
小学生の学習用教材ながら、いえ学習用教材だからこそ、隅々までよく考えられた商品だなーって、感心しながら使っています。
「屋外用レーザー距離計と一緒に使うと作業効率アップなアイテム紹介」でも書きましたが、も少し詳しくご紹介したいと思います。
レイメイ藤井の『探検バッグ』=『たんけんボード』
探検バッグと呼んでいますが通称で、レイメイ藤井の商品は『たんけんボード』が正式名称です。いわゆるクリップボードというやつです。
写真を見ても分かる通り、一般的なクリップボードと違って色々なものが付いています。順番に見ていきましょう。
1.吊り下げ紐
1人で測量作業をする場合、標尺(スタッフ)を立てたりレーザー距離計を操作したりと、何かと慌ただしく動くことになります。
それと同時に結果を紙に記録するわけですが、クリップボードを手に持ったままだと不便に感じる場面がチラホラあります。
かと言って、地面に置いてしまうと、汚れる、風で飛ばされる等のリスクを伴うので困ったもの。
最悪の場合、現場に忘れてくるなんてことも起こるわけで。クリップボードは常に手元にあるのがベストなんです。
「吊り下げ紐」があると、両手が空くので作業を妨げません。
紐の長さも約120cm。大人が首掛けして画板スケッチのように使うには少し短いですが、肩掛けは問題なし。どこかに置くことなく、いつでも記録が取れる状態は効率的です。
「留め具」は本体穴に通すだけのシンプル構造。それでいて簡単に外れるようなことはありません。
強い力がかかると外れる「安全パーツ(黒色の部品)」が備わっているけど、えいっ!と思いっきり引っ張るぐらいじゃないと、これまた簡単には外れない仕組み。外れても、またパチっと戻せます。
2.縦向き、横向き、両方OK
で、本体の穴が4隅にあることで、縦向き、横向き、両方で使うことができます。敷地の形状や、資料によって書き込む方向が変えられるのは便利です。
3.手提げ紐
おまけに「手提げ紐」も付いているので、万一、手元から離す時でも、三脚などに引っ掛けておくことができます。
吊り下げ紐と2WAYなのは、取り回しが格段に良くなります。
4.クリップ金具とゴムバンド
紙を留めるのは強力な「クリップ金具」。両端ゴム付きで、紙ズレを防ぎます。
もう一端には「ゴムバンド」が付いています。
記録中に厄介な紙のバタつきを防いでくれるのは、この探検バッグを購入する決め手となった機能の1つ。紙がバタつくと、ぐちゃぐちゃになりますしね。めちゃくちゃ助かってます。
5.ペンホルダー
「ペンホルダー」もゴムバンド製で、筆記具をしっかりホールドしてくれます。樹脂製やビニール製と違って伸縮するからですね。不意にペンが落っことすことが無くなりました。様々な軸径にも対応します。
6.特大ポケット
裏側の「特大ポケット」はマチ付きで、なかなかの大容量。資料はもちろん、スマホなんかも入れておけます。
A4サイズに対応しているので、作図用の方眼紙が丸ごと入ります。
7.ペンケース
おまけに特大ポケットの蓋は「ペンケース」になっているのですから、どんだけアイデア満載なんだよ!っと。
ちなみに開閉はマジックテープ式。過不足のない固定力で安心。ペランペランなることも、ポケットから中身がこぼれ落ちることもありません。
マジックテープなんで劣化は覚悟してますが、当面の間は大丈夫でしょう。
あとがき
数ある探検バッグの中で、レイメイ藤井の『たんけんボード』は機能と使いやすさでベストな選択だと思います。
強いて要望を挙げるなら、1つは筆記面にカバーがあったらな、とは思います。突然の雨でも、パタッと閉じて資料を守れます。
もう1つは、カラーリングを含めたデザインにシックor無骨な大人用をラインナップして欲しい。分かっていたことだけど、子供向けなんで、やっぱりちょっと恥ずかしさは感じるので。