屋外でレーザー距離計を使う場合、まぶしくて液晶モニターが見えにくい!なんて場面が少なからずあります。そんな時に役立つのが「液晶モニタールーペ」。
「屋外用レーザー距離計と一緒に使うと作業効率アップなアイテム紹介」でも書きましたが、も少し詳しくご紹介します。
液晶モニタールーペ 3×(ハクバ)
ハクバの「液晶モニタールーペ 3×」は、オールシリコンラバーのコロンとしたフォルム。片手に収まる大きさ。約65gと軽い軽い。
シリコン製なんで、グニャリと形が変化します。樹脂製と違って、割れたり欠けたりはありません。丈夫。あっ、ちゃんと元の形に戻りますよ。
一方、レンズはガラス製。透明度が高くて、とても見やすいレンズです。
留め具付きの吊り下げ紐は、首にぶら下げて使う以外に、カメラに巻きつけルーペを固定することができます。
と言っても、ただの紐ですが、レーザー距離計で測量する際には、両手がフリーになるので、めちゃくちゃ快適ですぞ。
ボッシュの屋外用レーザー距離計「GLM150C Professional(以下GLM150C)」と組み合わせると、こんな感じ。なかなかのジャストサイズ。
液晶モニタールーペの対応サイズは3.5インチ。
GLM150Cのディスプレイサイズは2.8インチ(表示部分:約4.4cm×5.8cm)なんで、一回り小さい。大は小を兼ねる。見え方は全く問題なしです。
またGLM150Cの本体幅とぴったり重なるので、光漏れで見にくくなるようなこともありません。
実際に覗いてみると、こんな風な見え方をします。
ドットが認識できるぐらいに、くっきりはっきりターゲットポイントが確認できます。
隅々まで、割と鮮明。
簡易的なレンズなんで、さすがに周辺部分は画質の劣化が見られますが、表示内容を確認する程度なら十分です。
晴天下の屋外で使ってみました。
GLM150Cのディスプレイは、視認性がそこそこ高く、こうした状況でもターゲットポイントは確認できます。
液晶モニタールーペを被せると、より鮮明に見えるようになります。
↑写真は接眼部分から離して撮影しました。3倍に拡大されるおかげで、離れた位置から覗いてもターゲットポイントはしっかり確認できます。
接眼した時は、言わずもがな。周囲の明るさなんて関係なしに、はっきりくっきり。
眩しさで目をしかめることなくラクに作業ができるので、疲労軽減にも繋がります。
あとがき
ちなみにルーペの倍率は非可変式で視度補正機能もありません。シンプルな機構ですが、逆にそのおかげでややこしい動作が発生しないのは望むところ。
レーザー距離計(ディスプレイ)の上にパッと置いて、サッと確認する。測定作業が軽快に捗るようになりました。