X-Pro2、X30と立て続けにダスト混入事案が発生。やはりサブカメラにはレンズ固定式のX70が最適か。

X30を分解清掃

前回、X-Pro2のサブカメラには、X30よりもX70の方がふさわしいんじゃないか、という主旨の記事を書きました。

サブカメラの本質とは何か。X30の失われる活動領域から考える、X70の可能性。
僕は現在、メインカメラとしてX-Pro2、サブカメラとしてX30を使っています。どちらも富士フイルムのカメラです。メインとサブの使用...

画質やスペックの面で、メインカメラとのバランスが取れなくなったことが大きな理由ですが、実を言うと、構造上の問題を痛感したことが、リプレイスを考えるきっかけでした。

X30が抱える構造上の問題、それは「カメラ内部へのダスト混入問題」です。

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ダスト混入は沈胴式ズームレンズの宿命

X30は沈胴式ズームレンズ

X30に付いているレンズは、35mm判換算28mm〜112mmのズームレンズです。しかも鏡筒が伸び縮みする、”沈胴式”レンズです。コンパクトデジカメの多くが採用している方式であり、GRのような単焦点レンズが搭載されているカメラでも、この方式が選ばれています。

沈胴式レンズは、径の異なる鏡筒が入れ子状に組まれていて、使用時は伸び、収納時はカメラ本体に収まるよう設計されています。問題は、ここに潜んでいます。

伸びて外部にむき出しになった鏡筒には、どうしてもホコリやチリなどの異物が付着してしまいます。そのまま電源を切ってしまうと、鏡筒がカメラ本体に収まるのと一緒に、異物もカメラ内部に侵入してしまうのです。

鏡筒同士の隙間は、おおよそ薄い紙切れ一枚が入る程度なので、大きな異物が侵入することはまれです。逆に、そのレベルの隙間をかいくぐって侵入するような小さな異物は、目視で発見するのは難しく、レンズの間やイメージセンサーにまで到達する可能性を持っているのですから、かなり厄介な存在だと言えます。

沈胴式レンズは携行性に優れて便利な反面、ダスト混入という宿命を背負った機構なのです。

X30に入ったホコリ

X30に写り込むホコリ

僕のX30に入ったホコリは、イメージセンサーにまで到達していました。写真(↑)の中の、赤丸で囲ったところ、ちょうどTwitterとFacebookのアイコンの間です。

この写真はF値9.0で撮影したものですが、たまたま被写体が白色で分かりやすかったこともあって、発見につながりました。

サービスセンターで詳しく点検してもらったところ、混入が確定。X30はレンズとイメージセンサーが一つのユニットで組まれているため、ほとんどの場合、ユニット毎交換しなければいけないそうです。その場合の修理費は、驚きの25,000円。一瞬、頭が真っ白になりましたが、そのまま放ってもおけないので、とりあえず見積を依頼しました。

3日後、サービスセンターから連絡があり、ホコリの位置的に分解清掃が可能とのこと。作業費のみで10,000円(別途消費税と送料)。それならば、と作業を進めてもらい、約1週間ほどで手元に返ってきました。3年間分のメンテ代と考えれば、妥当な金額かな。

X30は、高級コンパクトの部類に入ります。確かに、質感、剛性感ともに高級と言っても良いレベルの仕上がりです。鏡筒の造りも精度が高く、1万円クラスのコンデジに見られるようなカタツキは皆無です。

けれども、ダスト混入については、工作精度の高さが裏目に出ます。高精度で作られているほど、鏡筒内部の負圧がかかりやすく、異物を吸込みやすくなってしまうからです。

かといって、カタツキのある鏡筒では、写り自体が期待できるレベルではないでしょうし、画質優先で考えると仕方がありませんね。

X-Pro2でもダストが付着

X-Pro2に入り込んだホコリ

実は、X30の少し前に、X-Pro2にもダスト混入問題は発生していました。こちらはイメージセンサーに複数のホコリが付着していたのです。

発見は、同じく撮影画像からでした。X-Pro2はレンズ交換式なので、異なるレンズで撮影した画像を見くらべれば一目瞭然。黒点が同じ位置に写っていることで、ダストの付着箇所はセンサーだと、素人目にも判断できました。

そういうわけで、こちらはネットから、センサークリーニングの依頼をかけました。翌日には配送業者さんが取りに来てくれ、1週間後には綺麗になって戻ってきました。なぜだか作業代は請求されず。送料のみの負担で済みました。

ダストの確認方法

X30|絞り優先

ダストの確認方法を書いておきます。

  1. 撮影モードを「絞り優先」にする。
  2. レンズの絞り値を最大にする。
  3. 真っ白な壁や紙、快晴の空などを撮影する。
  4. 背面液晶やPCに取り込んだ画像を確認する。

絞り値が最大であることがポイント。開放に近ければ、ダストの大きさや位置によっては、画像に現れないことがあります。X30の場合も、開放付近では目立つようなレベルで現れず、F4辺りから判別できるようになったので。

やはりX70はサブカメラに最適

話をぐるっと戻します。X70がX-Pro2のサブカメラに最適だ、という話。

立て続けに発生したダスト混入事案によって、少々気持ちが滅入ってしまいました。それほど乱暴な扱いをしていたわけではないのに、このありさま。修理に数万円の出費がかかることも分かったので、X-Pro2はともかく、X30を屋外で使用するには抵抗を感じずにはいられません

そこでX70です。

X70のレンズは固定式。しかも単焦点なので、伸び縮みをすることはない。フォーカス時に多少前玉が前後するようなので、完全固定というわけではありませんが、沈胴式ズームレンズにくらべ、ダスト混入率は圧倒的に低くなるだろうと予想します。

屋外(ダストが舞う環境)では、レンズ交換はおろか、レンズの伸び縮みに関係する全ての操作がおっくうに感じる今、X-Pro2のサブカメラとして、X70の存在がまぶしく感じています。

あとがき

X70は既に廃盤になっています。今年の初めに、後継機の噂がちらりと出ましたが、その後はなしのつぶてです。

けれども、ここにきてX-E3の噂が流れ出しました。ひょっとすると、X70がX-Pro2と同時発売されたように、X80も発売も可能性が高まり出しているのかもれません。あるいは、小型化が噂されているX-E3が、かなり魅力的な機種に仕上がっていたりも考えられます。

いやぁ、リプレイスのタイミングは非常に悩みますね。

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