「和三盆の干菓子は、作りたてが絶品!」という噂を聞きつけまして、金刀比羅宮をお参りした後、「にしきや」さんにて手作り体験をしてきました。
子供たちは「和三盆?干菓子?」ってな感じでしたが、終わってみれば、すっかり和三盆ファンに!
というわけで、以下レポートしたいと思います。
「にしきや」で和三盆の干菓子作り体験
「こんぴらさん」って呼ばれているから、てっきり金刀比羅宮のことを「こんぴらぐう」って読むのかと思っていたら、正しくは「ことひらぐう」でした。
奥社までの石段の数は1,368段。予約の時間があったので、あわてて途中で引き返し、やってきたのがしょうゆ豆で有名な「にしきや」。表参道口から歩いて5分のところにあります。
到着したのは予約時間の10分前。
前のお客さんが作業した分の後片付け中ということで、その作業を眺めたり、お土産を物色したりしながら、ゆったり待ちました。
はじめに、和三盆や干菓子を作る木型などについての説明を受けます。
- 和三盆の原料は、サトウキビからできる黒糖
- 木型は、桜や樫で作られる
- 木型職人は全国で数人しかいない
などなど。子供たちが退屈しないようクイズ形式で出題するなど、楽しく学ばせていただきました。
こんなに大きな木型もあります。
あれ?こういうのどっかで見たことあるなぁと思ったら、以前行った「ラコリーナ近江八幡」の壁一面にディスプレイされていましたね。
同じ職人さん(市原吉博 氏)のものかどうか、聞くの忘れた!
たくさんの木型の中から、好きなものを4つ選びます。これだけでも楽しい!
初心者は、ざっくりとしたデザインのものを選ぶほうが良いようです。装飾が細かなものや、尖ったパーツがあるものは、最後の型抜き作業の難易度が上がるみたい。
それでは、作業開始!
まずは木型に片栗粉を薄くまぶします。ポンポンポン。こうすることで干菓子が型から抜けやすくなります。
ボウルの上で、和三盆を木型に詰める作業。ギュッギュッギュッ。そこそこの力と素早さが必要です。なので小さな子供だと手間取るかも。
詰め込む力が弱かったり、ゆっくり作業をしてしまうと、割れや欠けなど、崩れる原因になりってしまいます。特に、湿度が低い日は要注意だそうです。
和三盆の色は、ピンク、黃色、緑色、水色、白色の5種類。どの木型に、どの色の和三盆を使ってもオッケーです。
しっかり詰め込んだら、木べらを使って、余分な和三盆をサクッとこそげ落とします。気持ちいい!
固さのチェック。
指で押して凹むようなら、まだまだ詰め方が甘い証拠。固くなるまで、しっかりと詰め込みます。十分な固さに仕上ったら、型抜き作業に入ります。
木型を作業台に2、3回軽く打ち付けます。トントントン。
枠を取って木型を傾けると、コロリン!と干菓子が外れます。
一度通して作業を行うと、小学4年生ぐらいなら、テンポよく進むようになります。大量生産まっしぐら!
完成!
12個のうち、2個はその場で抹茶とともにいただき、
残りの10個は箱に詰めてお土産に。
”はまぐり”など、全体的に大きめの木型を選んだため、箱詰め作業が難航しました。あれをこっちに、これをあっちにと、まるでパズルのよう。そういや職人さんが忠告してくれてたのにね。
作りたての和三盆の干菓子は、いわば半生状態。口の中に入れると、スゥーと溶けてなくなります。砂糖自体に風味を感じるなんて初めての体験。上品な甘さで、優しい気持ちになります。作りたて最高!
和三盆ソフトクリーム
作りたての和三盆がめちゃくちゃ美味しかったので、家族全員に和三盆ブームが到来。
その勢いで、店内の喫茶スペースで販売されている「和三盆ソフトクリーム」もいただきました。これがまた美味しい!
甘すぎないけど、深い味わいの、とっても上品なソフトクリーム。
「混ざりモン無しの和三盆ソフトクリームは、うちだけ!」とは、お店のおばちゃんの言葉。本当かどうかはわかりませんが。
あとがき
はじめから最後まで、約1時間。簡単な作業ですが、ちょっとした達成感があって、子供たちは大満足でした。噂に違わず、作りたての和三盆は絶品です!
お店の前の道路は一方通行で、セブンイレブンの裏に無料の駐車場があります。予約は電話で2日前までに、小さい子供は親の付き添い(補助)オッケー、とのことでした。
にしきや
住所 | 〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町696 |
電話 | 0877-75-3264(予約) |
営業時間 | 9:00 ~ 17:00 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 1,000円/人 |