日生港からフェリーで小豆島。車料金や運航ダイヤ、予約、割引情報など。

瀬戸内観光汽船|第三ひなせ丸

今年の春キャンプは、小豆島に行ってきました。

かねてからの計画では、鳥取砂丘を見に行く予定だったのですが、諸処の事情により、急きょ変更することに。最終的に小豆島に落ち着いたのは、出発の3日前ということで、色々とトラブルの多いキャンプとなりました。

特に、フェリー関係の失敗では肝を冷やす場面があったので、反省を込めて、ここに記しておきたいと思います。

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どこから乗船できるのか?所要時間や料金は?

小豆島と港

本州側から小豆島へ行く場合、主な乗り場は4つ。

淡路島経由で高松港(香川県)から行くパターンや、宇野港(岡山県)から豊島を経由するパターンもあるのですが、上記4パターンがシンプルな経路で分かりやすいです。

所要時間や料金など、ざっくり整理しておきます(2017年5月時点の情報)。

出 発到 着所要時間片道料金備 考
車両(運転手1名分の料金は含)大 人小 人
神戸港坂出港約180分軽:4,990円
普通:5,990円
1,990円990円別途、土日祝料金や深夜料金、燃油サーチャージ代などが必要。
姫路港福田港約100分4m未満:7,390円
5m未満:9,230円
1,520円760円小学生未満の運賃は、 大人1名につき幼児1名無賃。2人目から小人運賃。
日生港大部港約60分4m未満:5,760円
5m未満:7,280円
1,030円520円小学生未満無料。
新岡山港土庄港約70分4m未満:5,800円
5m未満:7,300円
1,050円530円小学生未満の運賃は、 大人1名につき幼児1名無賃、2人目から小人運賃。

各社とも、車両運賃の中には運転手1名分の料金が含まれます

往復割引やクーポンなどの情報は、各社WEBサイトに掲載されているので、詳しくはそちらを参考にしていただきたいのですが、ここでは執筆時点(2017年5月)での情報をざっとまとめておきます。

出 発運航会社名と
割引情報へのリンク
割引内容
神戸港小豆島ジャンボフェリー株式会社旅客・同乗者運賃の往復割引
(復路1割引)
姫路港小豆島フェリー株式会社車輌及び旅客・同乗者運賃の往復割引
(復路1割引)
日生港瀬戸内観光汽船車輌及び旅客・同乗者運賃の往復割引
(復路1割引)
新岡山港両備フェリー復路が日生港着となり、
車輌1割引、同乗者2割引

家族4人(大人2名、小学生1名、幼児1名)+自家用車(日産セレナ)で往復する場合

瀬戸内観光汽船|第三ひなせ丸の乗用車積載スペース

我が家は、大人2名と小学生1名、幼児1名、そして自家用車(5m未満)の組み合わせ。GW期間なので、往路、復路とも日・祝日料金になります。

各社割引プランにて計算したのが、下の表です(2017年5月時点)。

出 発車 両大 人小 人燃油SC
※往復
合 計
往路復路往路復路往路復路
神戸港6,290円5,990円2,290円1,800円1,140円900円600円19,010円
姫路港9,230円8,300円1,520円1,370円760円680円21,860円
日生港7,280円6,560円1,030円930円520円470円16,790円
新岡山港7,300円6,570円1,050円840円530円430円16,720円

最安値は新岡山港を利用パターンですが、各港までのアクセス条件(高速料金、ガソリン代、時間など)も含めて考えると、日生港の利用がベストという結論になりました。

小豆島に到着してからの旅行プランによって、それぞれベストな港はそれぞれ違ってくるでしょうし、ひとつの参考にしてくださればと思います。

5月5日こどもの日は、小学生乗船無料!

幸運にも、このようなキャンペーンが適用されました。

こどもの日 小学生乗船無料キャンペーン

復路が該当日だったので、さらに470円OFF。

このキャンペーンって、ほとんど知られていないんじゃないでしょうか。国土交通省のWEBサイトでは、きちんとアナウンスされていますが、

海事:こどもの日は、小学生乗船料無料! - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

当の日本旅客船協会のサイトには、それらしきページが見当たりません。期日が過ぎたことによって削除されたのでしょうか。

一般社団法人日本旅客船協会
一般社団法人日本旅客船協会は、旅客航路事業の改善発展を図ることにより、我が国の海上の交通及び観光の振興を目的としています。旅客船、フェリー、遊覧船など、日本国内の海、河川、湖沼の交通や観光船の一覧を検索できます。

ううむ。しかもやる気を全く感じないサイトクオリティ。まぁ、現場レベルでは、きちんと値引いてくださったので、問題はないのですけどね。

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運航ダイヤについて

小豆島に向かうフェリー

料金も大事ですが、その後のスケジュールのことを考えると、出発時刻も重要です。電車のように便数が多いわけではないので、1便乗り過ごしてしまうと、1〜2時間待つことになってしまいます。

各港の運航ダイヤをまとめました(2017年5月時点)。

神戸港(赤字は土日祝)姫路港日生港新岡山港
6時台6:00(9:20)6:20(7:30)
7時台7:15(8:55)7:30(8:30)7:20(8:30)
8時台8:00(11:20)8:30(9:40)
9時台9;45(11:25)9:30(10:40)
10時台10:05(11:10)10:30(11:40)
11時台11:20(14:40)11:15(12:55)11:20(12:30)
12時台12:35(13:45)
13時台13:30(16:50)13:35(15:15)13:00(14:10)

13:55(15:05)

14時台
15時台15:10(16:50)15:40(16:50)15:00(16:10)
16時台16:00(17:10)

16:50(18:00)

17時台17:25(19:05)
18時台18:30(19;30)18:05(19:15)
19時台19:20(22:40)19:30(21:10)19:30(20:40)
深夜1:00(7:30)

1:00(7:15)

例えば、日生港から新岡山港までは、車で約1時間弱の距離です。万一、日生港で乗り過ごした場合、新岡山港までひとっ走りする方が、結果として小豆島には早く到着できる可能性があります。

とにもかくにも、海を渡らなければ旅がはじまりません。七並べでいえば、6や8が押さえられているようなものです。道路の渋滞状況によっては手前の港に変更するなど、臨機応変な対応が必要だと思います。

繁忙期は、臨時便があるよ。要TEL確認!

瀬戸内観光汽船|第三ひなせ丸の船内

今回利用した瀬戸内観光汽船は、GW期間中、臨時便が運行されていました。13時20分(だっったかな)に出発。他にも増便されていたのかもしれませんが、WEBサイトには載っていませんでした。

当日、高速道路の渋滞が予想以上で、予約していた12時35分発の便に乗れなくなってしまったのです。11時過ぎには見切りをつけ、キャンセルと再予約の電話を入れたところ、この臨時便の存在を知ったのでした。

平常の運行ダイヤなら次発は15時40分。その日の観光はあきらめていたところだったので、救われた思いでしたが、できればWEBサイトには掲載しておいて欲しいですね。かなり焦って運転していたので。

他の運航会社も臨時便はあるようなので、焦って運転するよりも、直ちに電話で問い合わせることを強くオススメします。

ちなみに、臨時便は先着順です。予約はできない、とのことでした。

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往復切符と予約について

予約について

小豆島からの復路

自家用車の場合、スペース&重量の関係だと思いますが、台数制限が設けられています。(今回、僕たちを運んでくれたのは「第三ひなせ丸」という船。乗用車だけなら、約60台まで積載可能。他の運行会社の船も、どうやら似たような規模のようです。)

なので、繁忙期は予約が必須。当日枠は10台分ほど残されているようですが、一緒に積み込まれる大型バスの台数が多ければ無くなることもあるようなので、やはり予約はしておいたほうが賢明です。

予約は、電話とインターネット、どちらでも行えます。

ただし、インターネットでの申込受付は、電話での申込受付よりも、早く締め切られます。理由は分かりません。瀬戸内観光汽船だけのことなのかもしれません。

先述のとおりGW直前に決定した旅行だったので、インターネットでは予約を取ることができませんでした。相談のつもりで、あわてて電話をしたところ、あっさりと予約完了。

こういうケースは意外にも多いようなので、WEB上で予約不可となっていても、あきらめずに電話で問い合わせをしてみてください。

往復切符について

瀬戸内観光汽船|往復切符

往復切符は割引の特典が受けられるので、帰りのルートが決まっているのなら、ぜひとも購入しておくほうがいい。ただし往復切符を購入しただけで、安心してはいけません。これはただの乗船証であって、予約券ではないのです。◯日◯時の便に乗船できることを保証されたわけではないのです。

人間だけなら、どこぞと乗れるので、定員オーバーに引っかかることは、まずないでしょう。けれども自家用車の場合は、そういうわけにはいきません。人間よりも、ずっと少ない台数しか乗せることができませんし、その枠は、結構早い段階で埋まってしまいます。

そんなルールも知らずに、復路の予約をしないまま港へ到着したところ、

定数いっぱいで乗船できません

との宣告。乗船できるかどうか、ドキドキしながらキャンセル待ちの列に並ぶはめに。

結局、キャンセル待ちの車1台があきらめてくれたおかげで、奇跡的にも乗船することができたのですが、そうでなければ帰宅が深夜近くになっていたので、気力体力とも危ういところでした。

みなさん、復路の予約は忘れずに!

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あとがき

日生港

往路での遅刻、復路での予約忘れなど、フェリー周りで派手に失敗をやらかしましたが、何とか無事に小豆島に(自宅にも)たどり着くことができました。

行き当たりばったりの旅も楽しいものですが、要所は押さえておかなければ、楽しみは損なわれてしまいますね。「準備には力を入れ、本番はリラックス」が目標です。

小豆島に到着してからの話は、以下の記事で!

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