車中泊の旅。場所は岬町淡輪。大阪最南端の町です。
もう少し行けば、陸の孤島と呼ばれる和歌山県。思えば遠くまで来たものだ、という印象が意外に薄いのは、第二阪和国道が快適なおかげでしょう。
今回は、道の駅「みさき夢灯台」を利用させてもらいました。
道の駅「みさき夢灯台」
道の駅「みさき夢灯台」は、2017年4月にオープンしたピッカピカの道の駅です。
施設が綺麗なのはもちろん、電気自動車の充電スタンドや無線LAN(一部範囲)など、設備面も時代にマッチしています。
普通車75台、大型車3台が停められる駐車場。規模こそ小さめですが、走行ルートやエリアがきっちり線引きされていて、パーソナルスペースが取りやすいように感じました。
建物は2棟。左の棟には「産直市場よってって」と「岬 丘の上の食堂」が、右の棟には観光案内所とトイレが入っています。
「産直市場よってって」は、和歌山県を中心に、大阪府南部、奈良県の一部で多店舗展開をするお店。ほんのりビジネス臭が漂うけれど、扱う商品は地産の良いもののようで安心。
「岬 丘の上の食堂」も、母体は和歌山県内で多店舗展開をしています。主力メニューは信州そば。和歌山で信州そば?という疑問はさておき、「岬 丘の上の食堂」では「生しらす丼」が人気のようです。
いずれも午前9時からオープン。仕事の都合で、寄ることができなくて残念。
カフェテラスのような外観の建物。中身はトイレと観光案内所です。
屋内もカフェテラスレベル。白を基調とした空間に、木とタイルの素材感が映えます。用を足しながら眺める景色も美しい!
さほど大きくない道の駅ですが、備え付けられた便器の数は多め。きちんとした設計がなされているようです。
観光案内所は休憩スペースを兼ねています。
こちらも開館は午前9時からだったので、中に入ることはできませんでした。どうやら畳スペースがあるようで、長めの休憩を取るには良さそうです。
道の駅「みさき夢灯台」は、小高い丘の上に建てられているので、見下ろす眺望は魅力の1つです。海もすぐ近くにあり、吹き抜ける潮風は爽快。
朝日が街と海を照らし出す光景は、とっても美しいものだったのですが、撮影できていませんでした。しょぼん。
とまぁ、車中泊には申し分のない環境ですが、憂慮すべき点が1つだけあります。それは市街地からのアクセスが良すぎるという点。
先ほど、海までの距離が近いと書きましたが、生活区域からも近く、車であれば5分もかからず到着できます。
これは道の駅「みさき夢灯台」が住民の生活圏内にあるということであり、誰もが気軽に利用する環境にあるということを意味します。
それのどこが問題なのか。
集まるんです、たむろするんです。ヤンチャな感じのお兄さんたちが。
この日もそうでした。21時を過ぎたぐらいから、黒い軽自動車や背の低い外国車が、わらわらと出現。スケボーの練習をしたり、談笑したり。
こちらに対して何か攻撃を仕掛けてくるような様子もなかったのですが、それでも警戒心を解くことはできません。
一時、世間を賑わせた「オヤジ狩り」という単語が頭によぎります。エアマックスは履いていませんが、MacBook(マックブック)は持っています。Air(エア)ではなかったので、まだセーフ?
まぁ、他にも何台か車中泊の車は停まっていましたし、もののけよりはマシと考え、23時ごろには無事意識をシャットダウンすることに成功しました。深夜3時に目を覚ました時には、すでに姿はありませんでした。
あとがき
幸いにも、これまでこうしたお兄さんたちには遭わずにきました。たまたまなのか、市街地から適度な距離が保たれているからなのか。いずれにしても、人の気配がゼロよりかは安眠できます。

道の駅「みさき夢灯台」
住所 | 〒599-0301 大阪府泉南郡岬町淡輪5654−3 |
定休日 | 年中無休 |