ダッチオーブンでパンを焼く|キャンプの朝食に最適!もっちりパンの黄金レシピ

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キャンプの朝食は、”焼きたてのパン”というのが我が家の定番メニューになっています。もちろん使う道具は、ダッチオーブンです。 けれどもここ数回、慣れのせいもあってか、美味しさに対する感動が薄くなってきているよう気がしていました。おまけに、

  • 材料の分量を間違える
  • 冷凍する時間が短かい

などの凡ミスも多発するようになってしまっていて、完全に惰性モードに突入した感があったんです。 それじゃあいかん!ということで、初めて食べた時の感動を思い出すべく、レシピの改革に着手しました。

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キャンプの朝食に最適なパンとは?

キャンプの朝食に最適なパンとは、どんなパンなのか? まずはとりまく状況を整理してみます。

  • キャンプの夕食は、肉やアルコールなど過食気味になりがち
  • 夏キャンプだと、朝から暑い
  • 夜更かしや遊びが原因で、少々疲れている
  • 夕食の残りものがある

など、キャンプの朝って、”食欲全開”というわけではないことが多いです。どちらかといえば胃もたれ気味の傾向にある。かといって朝食を抜いてしまうと、その日の活動に支障がでるので、食べないわけにはいきません。

このように考えていくと、「キャンプの朝食に最適なパン」がどんなものか見えてきます。

  • 少量でも十分、満足感が得られるパン
  • 軽いけど、味わい深いパン

つまり目指すべき理想のパンは、

「あっさり風味のもちもちパン」

ということになります。 これなら丸パン1個とスープ1杯で十分、満足感が得られるように思います。野菜サラダがあれば最高ですね。

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【黄金レシピ】”あっさり風味のもちもちパン”

これまで焼いてきたパンの材料表です。


【[旧]材料表(1斤分)】

  • 強力粉        :280g
  • バター(orマーガリン):50g
  • 牛乳         :150ml
  • 卵          :25g(1個の半分量程度)
  • 砂糖         :25.5g
  • 塩          :5g
  • ドライイースト    :3g

卵を入れると、どうしてもずっしりとしたおかずパンっぽくなってしまいます。ここは思い切って無しにします。

牛乳を少し減らし、その分を豆乳に変えます。豆乳を入れるともっちり感がアップし、牛乳とは違ったやさしい風味が楽しめます。

バターは美味しいパンを焼くには必要不可欠なものですが、多いとしつこくなってしまいます。少し減らして、代わりにハチミツを入れましょう。生地をしっとりとまとめてくれます。

けれども、ハチミツの入れ過ぎは発酵を阻害してしまうのでご注意! 対応策として、ほんの少しだけイースト菌を多めに入れておきましょう。

まとめるとこのようになります。


[新]材料表(1斤分)】

  • 強力粉        :280g
  • バター(orマーガリン):40g
  • ハチミツ       :10g
  • 牛乳         :100ml
  • 豆乳         :50ml
  • 砂糖         :25.5g
  • 塩          :5g
  • ドライイースト    :4g

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解凍するのを忘れていたけど、2次発酵が上手くいった

準備と焼くまでの手順は、以前の記事をご覧ください。

【初心者キャンプ】ダッチオーブンでパンを焼く|1次発酵までは出発までに済ませよう!

今回は、2次発酵のタイミングが、かなり遅くなってしまいました。うっかり、翌朝の5時までクーラーボックスに入れたままにしてしまったのです。

1時間ほど放置して様子をみましたが、ほとんど変化は見られませんでした。 しかたがないので、ほぼ凍ったままの生地をダッチオーブンに並べ、超弱火で解凍〜2次発酵を促すことにしました。

  • メインの熱源は上火(フタの上に乗せた炭)とし、フタ全域に熱が伝わるよう、1〜2個程度の炭を崩して広げる。
  • 下火(オーブン底の炭)からの熱はほぼゼロになるよう、炭を置く位置をダッチオーブン直下は避け、端っこに寄せる。

時々フタを開け、中を確認しながら30分ほど温めました。すると、

ダッチオーブンで2次発酵させたパン

結構しっかりと膨らんでくれました。いやいや、膨らみ過ぎなぐらい。

イースト菌を増やしたからなのか、それとも8月という季節が影響したからなのか、今まで焼いてきたパンの中で、一番膨んでくれました。

ダッチオーブンで焼いたパン

そこから上火、下火ともに炭を追加し、15分ほど焼き上げました。中は、ふんわりしているのがお分かりいただけるかと思います。

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自己評価90点!ほぼ、狙い通りの味が出せました

ご覧のとおり、焼き上げの火力が強過ぎて、外側が固くなってしまいました。けれども味は合格点!狙ったとおりの味に着地できました。

いつものパンにくらべて、”しっとり&もっちり”しています。それでいて”重さ”はなく、(耳以外は)食べやすい。

噛むほどに、生地の甘みが口の中に広がるので、何もつけなくても美味しく食べることができます。

”重くない”ことが、かなりの高ポイント

ダッチオーブンで作るローストビーフ

前日に作ったローストビーフとトマトでサンドイッチにしたのですが、具材の味をしっかりと受け止めながらも軽やかさはキープしてくれています。

キャンプの朝といえば少食気味な子どもたちも、ペロッと食べたぐらい”爽やか”なパンに仕上がりました。

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あとがき

今回、カスタマイズした部分と結果をまとめると、以下のとおり。

  • 卵は入れない     →軽くなった
  • 豆乳を入れた     →風味が変わった&もっちりした
  • ハチミツを入れた   →しっとりした
  • イースト菌を増やした →発酵力を高めた

他にも塩や砂糖、それこそ小麦粉そのものなどカスタマイズする要素は残っているので、まだまだ改良の余地がありますね。研究を重ねていきたいと思います。 ダッチオーブンでのパン作りがマンネリ気味になってきたと感じたら、一度お試しください!