クリスマスに子供たちが「ローストビーフ食べたい!」ってなって、スーパーに行ったら結構な値段でびっくり。いっちょ自分たちで作ってみるか、ということでチャレンジすることになりました。
ローストビーフを作る時に難しいのは温度管理ですが、ヨーグルトメーカーを使えば簡単にクリアできてしまいます。オーストラリア産の安い肉でもめちゃくちゃ美味い!
というわけで、以下その模様をお伝えします。
ヨーグルトメーカーで簡単ローストビーフ作り
購入したのはオーストラリア産の牛モモ肉ブロック。いわゆるオージー・ビーフ。グラム178円は国産牛肉と比べると4割ほど安い。
家族4人でお腹いっぱい食べたいからと600gオーバーの塊を買いました。普通は1人100g計算で400gぐらいが最適ボリュームだそうです。
塊肉だけを見ても、そんなにボリューミーには感じません。むしろこれで足りるの?と思ってしまいます。お腹が空いている時のセンサーは、どこかおかしくなっているので注意が必要です。
大まかな調理工程は以下の通り。
- フォーク等を使ってブロック肉全体に穴を空ける。
- クレイジーソルト、塩、こしょう、ニンニクのすりおろしをブロック肉にすり込む。
- 30分ほど寝かす。
- ブロック肉の全面を焼いて、焼き目を付ける。
- アルミホイルとサランラップで包む。
- ヨーグルトメーカーに肉を入れ、お湯で満たす。
- 65℃で1時間、じっくり熱を通して完成。
それでは早速、調理開始。ちなみに今回のシェフは4年生の息子です。
まずはフォークを使って、ブロック肉の全体に穴を空けていきます。次の工程で付ける味をよく染み込ませる狙いがあります。
ぶすぶす、ぶすぶす。僕には面倒に感じる作業も、子供は楽しんでやってくれる。やりすぎるぐらいに。
ふんだんに穴を開けたら、下味としてクレイジーソルト、塩、こしょう、おろしニンニクをすり込みます。
クレイジーソルトや塩コショウは、多すぎるぐらいの分量をすり込むのが好み。あたりに飛び散らせる必要はありませんが、これぐらいたっぷり使うと味が引き締まります。
今回はストックしていたクレイジーソルトを使いました。
マジックソルトよりもハーブが強く効いていますが、塩分が少なめなので追い塩をしています。
逆にマジックソルトを使う場合は、追加の塩は必要ないかもしれません。
下味を付けた後は、冷蔵庫で30分ほど寝かせます。そして焼く。
中火で表面をさっと焼き目が付く程度に。
全面に焼き目を付けることで、肉の表面を殺菌し、旨味を中に閉じ込めることができます。
ちなみに使用したフライパンは、ロッジの10インチのスキレットです。鋳鉄製のフライパンは、特に肉が美味くなる気がする。
粗熱が取れたら、アルミホイルで包んでいきます。旨味を逃さないよう、包む方向を変えて2重に。
続いてラップ。これも2重に。
ヨーグルトメーカーにはお湯を張るため、水分が染み込まないようにしっかりと密封しましょう。
出来ました。
これをヨーグルトメーカーの内容器にセットするわけですが、
600gは欲張り過ぎたみたいで、はみ出してしまいました。やってもうた。
こんな時は力技。蓋をねじり込んで、なんとか押し込みました。やむを得ません。
お湯の温度は65℃です。
使用するヨーグルトメーカーはタニタのヨーグルティア。温度は65℃まで設定できます。
ネットを見ると、設定する温度と時間については様々。温度は55〜70℃、時間も1〜4時間と幅があります。肉のサイズと仕上げによって最適解があるみたい(↓BONIQのサイトを参照)。
https://boniq.jp/pdf/ttguide.pdf
今回は時間の都合もあって、
- 温度:60℃
- 時間:1時間
でトライしてみました。
出来上がり。表面は変化が無いので、このままでは仕上がり具合がよく分かりません。
断面はこんな感じ。ちょっと熱の通りが甘いかな。でも美味しそうなんで、このままいただきました。
調理温度60℃、調理時間1時間の設定だと、ちと柔らかすぎますね。噛み切りにくい部分が少しあります。
でも味については抜群!しっかりと肉の旨味が閉じ込められている。噛むほどにジュワ~ってやつ。塩コショウをたっぷり使うのは絶対です。
600gは多いかと思ったけど心配無用でした。あっという間に無くなりました!
あとがき
これぐらいのブロック肉だと、3時間以上は調理すべきですね。仕上がりのこともありますが、何より衛生的な観点で。年末に家族全員がお腹痛い!なんてシャレになりません。今回はラッキーでした。
しっかしこれだけ簡単にローストビーフが作れるとは。しかも安い肉でめちゃくちゃ美味しい!これなら月イチでも良いぐらい気軽に食卓に出せます。