前回、モンベルのあったかインナー「ZEO-LINE(ジオライン)」がすごい!ってな記事を書きました。
体の大部分は寒さに対する防御力がアップしたわけですが、逆にジオラインを装備していない部分との差が激しい。特に足首から下は元々冷えやすい部分なだけに対策が急務。若干の冷え性だしね。
というわけで、モンベルの「アルパインソックス」を買いました。
厚手のメリノウール採用で、厳冬期登山にも耐えられるという、街履きではいささかオーバースペックな靴下ですが、感動レベルの暖かさに大満足!
早速レポートしたいと思います。
モンベルの「アルパインソックス」
モンベルのあったか靴下「アルパインソックス」。メリノウール素材の肉厚ソックス。
購入したのは男女兼用のLサイズ。モンベルのあったか靴下には女性用というのはあるけど、男性用というのはありません。兼用で展開。
Sサイズは足先の形状が細く作られていて、MとLサイズは幅広に作られています。サイズ毎に最適なフィット性が設計されてる。履き心地については、後ほど。
アルパインソックスは、まず厚みに驚きます。ヒートテックのパイルソックスと比べると約1.5倍はありそう。ラインナップ的には上から2番目の「極厚手」に当たります。
表側は凹凸が少ない仕上げ。手に取った感触はマフラーのよう。
一方、肌に触れる内側は、足先までモコモコ仕様。足を通すとめちゃくちゃ気持ち良い。
足首からふくらはぎにかけてはテーパード形状になっています。幅広なゴム部と適度な締め付け具合もあって、一日履いていてもズレない。
ちなみにサイズ表記は内側にでっかく編み込まれています。
モンベルの「アルパインソックス」の履き心地
リラックス感があるけどズレない
僕の場合だと、およそふくらはぎの半分ぐらいまで覆われます。いわゆるクルーソックスというやつですね。
足を入れていくと、くるぶし部分までは締め付け力が強く、少し引っ張りながらの装着になります。くるぶし部分を超えると、すぽっと抜けるように足先までゴールイン。
くるぶし辺りが最も締め付ける力を感じますね。決して窮屈ではなく、安定した履き心地。
足の甲からつま先までは、ゆったりしています。指も全開で動かせる。室内でもこもこスリッパを履いたようなリラックス感があります。
履いた瞬間暖かい。毛布にくるまれたかのような履き心地。
そして重要なのは暖かさですね。それは履いた瞬間から、良い意味で思い知らされます。
ジオラインの場合は、着た直後に暖かさを感じることはありませんでしたが、メリノウールは瞬間で別世界に突入した感があります。冷えた外気と足の間に、確実に断熱層が生まれます。
これを履いて気温5℃の早朝、寒風吹きすさぶ中にスリッパで立ち続けても、まったく寒さを感じませんでした。肉厚でふわふわ。まるで足だけ毛布にくるまれているような感覚です。
しかも一日中履いても、脱いだ足はサラサラしている。これだけ暖かくても、まったく蒸れないのも凄いです。
モンベルのメリノウールソックスのラインナップ
モンベルの靴下は種類が豊富。たくさんあり過ぎて、売り場では理解するのにしばし時間が必要になりますが、とりあえず暖かさ目的ならメリノウール素材一択。表にまとめました。
エクスペディション | 超極厚手 | 総パイル | 保温性・耐久性・クッション性 | 3,000m級の冬季登山や極地探検など |
アルパイン | 極厚手 | 総パイル | 保温性・耐久性・クッション性 | 厳冬期登山 |
トレッキング | 厚手 | 総パイル | 保温性・クッション性 | 登山全般 |
ウォーキング | 中厚手 | 足裏パイル | 弾力性 | 長時間の歩行 |
トラベル | 薄手 | パイルなし | − | 旅行や普段履き |
街履きなら、靴との兼ね合いで「トレッキング」もアリかも。実際迷いました。500円ぐらいの差で、色や柄の選択肢も多いですし。
最上級の「エクスペディション」も惹かれます。カラバリが少ないですが、アルパインを超える暖かさは味わってみたい。
あとがき
税込2,420円はジオライン同様、日常履く靴下にしては高価だけど、手袋などの防寒対策アイテムだと考えると妥当な値段ではあります。
耐久性が高く、余裕で数年履き続けられることも合わせると、むしろ安いぐらい。
寒さの中で一瞬自分の肌がマヒしたのかな?と思うほどの無敵感がすごいので、足元の冷えにお困りの方は是非とも一度試して欲しい!